MENU

Edifier NeoBuds Planarレビュー! 透明感ある高音質と便利機能満載のワイヤレスイヤホン

Edifierの新作イヤホンNeoBuds Planar。

同社のシリーズのなかでも、ハイエンドモデルとして位置づけられている製品です。従来のダイナミックドライバーなどとは違い、平面磁界型ドライバーを採用しているのが特徴。

音質がよいだけではなく、機能面も充実しており普段使いもしやすいイヤホンです。

本記事では、そんなEdifier NeoBuds Planarについてレビューしていきます。

目次

Edifier NeoBuds Planarの基本仕様

Edifier NeoBuds Planarの基本仕様について、まずは簡単に紹介していきます。スペックと外観、付属品について解説していくのでぜひご参考ください。

スペック

  • ドライバー:平面磁界型
  • Bluetoothバージョン:V5.4
  • オーディオコーデック;aptX、aptX adaptive、aptX Lossless、Snapdragon Sound、LHDC 5.0、LDAC、AAC、SBC
  • Bluetooth通信範囲:約10m
  • 音圧レベル:92±3dB
  • 再生周波数特性:20Hz~40kHz
  • バッテリー寿命:約7.5時間(イヤホン単体)、約30時間(ケース込み)
  • 入力:5V=200mA(イヤホン)、5V=1A(ケース)
  • アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載
  • 通話時ノイズキャンセリング搭載
  • 装着検出機能搭載
  • マルチポイント接続可能
  • ワイヤレス充電対応
  • 低遅延ゲームモード搭載
  • アプリカスタマイズ対応

以上が、NeoBuds Planarの簡単なスペックです。

ドライバーは、平面磁界型。大きな平面振動板を電磁石と磁石で挟み込み、振動板を動かす仕組みのドライバーです。

この仕組みにより、振動板全体が均等に振動します。振動が均等になることで、歪みが低くなるのが特徴です。低音から高音まで、広い周波数特性を持っているのも特徴のひとつとなっています。

さらに、本機は対応コーデックの幅が非常に広いです。ハイレゾコーデックは特に対応数が多く、さまざまな環境でハイレゾ音源を楽しめるようになっています。

そして、機能も充実。検出機能やノイズキャンセリング、マルチポイントなど現代のイヤホンに欲しい機能が一通り揃っています。

外観

NeoBuds Planarの外観は、比較的シンプルです。

ケースにはロゴがありますが、それ以外には変わった点がありません。とはいえ、ケースの質感やイヤホンが収まっている様子などからは、高級感が感じられます。

シンプルですが、チープではありません。

手に取ったサイズ感としてはこれくらい。

ケースの開け口にしっかりしたくぼみがあるので、頑張れば片手でも開くことが出来ます。(両手の方が安心)

イヤホン本体は、スティックがやや太いのが特徴です。

全体的にシンプルかつ、質感が高いと言えます。

付属品

  • イヤホン本体
  • イヤホンケース
  • 充電用Type-Cケーブル
  • イヤーピース(XS・S・M・L・XL)
  • キャリングポーチ
  • 説明書などテキスト類

以上が、NeoBuds Planarの付属品です。

付属品は、同価格帯の製品と比べても充実しています。キャリングポーチがあるのは高価格帯のモデルでは定番ですが、イヤーピースを5サイズ付属しているのは珍しいです。

XSからXLまで用意されており、これだけのサイズがあれば耳に合わないということは起こりません。

そもそものステム形状も一般的な形なので、ほかのワイヤレスイヤホンが合う人なら問題なく装着できます。そこに5サイズのイヤーピースをつけることで、人による耳穴の形や大きさの差異に対応しているのが特徴です。

合わせて収納用のキャリングポーチも付属しているのが有難いところ。

有線イヤホンではキャリングポーチが付いていることは多いですが、ワイヤレスイヤホンで付属しているケースは少ないです。

カバンの中でガジェットを複数収納しているさいについてしまう干渉傷を防げるのでありがたいところ。

Edifier NeoBuds Planarの良いところをレビュー

Edifier NeoBuds Planarのスペックについて、簡単に解説してきました。今度は、NeoBuds Planarの良いところについてレビューしていきます。

音質や操作感、全体的な使用感などが気になる方はぜひご参考ください。

平面磁界型ドライバーの透明感ある高音質

NeoBuds Planarは、音がクリアです。

非ハイレゾで聴いてみると、高解像度かつ透明感のある音が聴けます。平面磁界型ドライバーの強みである歪みのなさからくる透明感で、自然な音です。

聴き疲れしない音なので、長時間音楽を聴きながら作業するなどの用途でも使いやすいと言えます。

さらに、分解能も高いです。音をひとつひとつしっかりと聴き分けることができるので、音楽を聴くのがより楽しくなります。音数の多いキラキラ系サウンドとの相性はもちろん、ゲーム音楽やロックなどとの相性も良好です。

音域に関しても、低音から高音まで埋もれている音域がありません。しっかりと鳴ります。

ハイレゾでは高解像度のキラキラ音質

NeoBuds Planarは、LDACだけでなくさまざまなハイレゾコーデックに対応しています。

ハイレゾコーデックで接続して聴くと、クリアかつキラキラとした音になるのが特徴です。もともとの解像度の高さが遺憾なく発揮されており、ハイレゾ音源の原音再現性も相まって音の粒がよりきめ細かく感じられます。

androidにてaptX adaptiveでの接続が確認できる

中高音が特に楽しいですが、低音もしっかり鳴るのがよいところです。

非ハイレゾでもハイレゾでも、高級モニターヘッドホンのような高音質を楽しめます。音楽ジャンルを選ばない音なので、どのような方でも満足できる可能性が高いです。

感度を変えられるタッチコントロール

くぼみのある部分がタッチコントロールになります

NeoBuds Planarの操作は、完全ワイヤレスイヤホンでは最も主流なタッチコントロールを採用しています。イヤホン本体をタッチして、押した回数や長さなどでさまざまな操作ができるものです。

一般的なタッチコントロールは、誤動作しやすいのがネック。

少し触れただけで反応したり、逆に触れているつもりなのに反応しなかったり、なかなか思うように操作できない製品が多いです。

一方、NeoBuds Planarはタッチの押下感度を変えられます。強くタッチしないと認識しないようにも、軽くタッチするだけで認識するようにもできるのがよいところです。

この感度調整機能は、10段階で行えます。人により、適切な力加減が異なるので、これが調整できるのは非常に魅力的です。

感度調整機能は、他社製品でもなかなか見られません。NeoBuds Planarの独自の強みだと言えます。

ノイキャンの機能充実度とクオリティが高い

NeoBuds Planarは、ノイズキャンセリングに対応しています。

通常のノイズキャンセリングだけでなく、環境に応じて自動的に調整する適応型ノイズキャンセリング、風切り音の低減機能など幅が広いです。

さらに、外音取り込み機能も充実しています。

適応型透明性モード、ボーカル強化モード、バランスモード、背景音強調モードなど多種多様なモードがあるのがよいところです。これらの設定はすべて、アプリから行えます。

そして、ノイズキャンセリングおよび外音取り込みのクオリティも高いです。

空調の音などの雑音を適切にカットしてくれます。地下鉄の車内でも音楽がしっかりと聴けるほどのクオリティです。

外音取り込みに関しても、自然な印象。ホワイトノイズも少なく、人の声が自然に聴こえるのでアナウンスを聞き逃さずに済みます。

フィット感が高い

NeoBuds Planarは、フィット感が高いです。

本体サイズはやや大きめですが、感じる重さは一般的な範囲内。違和感なく装着できます。スティックタイプなので重量が分散され、装着している間イヤホンが重いなと違和感を抱くことがないのがよいところです。

そのうえ、密閉感も良好。歩いているうちにズレたり落ちたりする心配はありません。

さらに、先述の通りイヤーピースを5サイズ付属しているのも大きいです。S・M・Lの3種類では耳に合うイヤーピースがないという方でも、安心して使えます。

マルチポイント対応で便利

NeoBuds Planarは、マルチポイント接続に対応しています。

マルチポイントというのは、複数の機器に同時接続して瞬時に接続先を切り替えられる機能です。たとえばスマホとPCの両方とペアリングしておき、どちらのBluetooth受信機能もオンになっている状態で、スマホとPCで瞬時に接続を切り替えられます。

PCで作業中に音楽を聴いていたときにスマホに電話がかかってきた場合、瞬時にスマホに切り替えて電話に出られるのがよいところです。

さらに、本機のマルチポイントは音が鳴っている機器を判別し、そちらに自動的に接続する機能も搭載しています。

そのうえ切り替えがシームレスに行われるので、非常に快適です。

EDIFIER ConneXでのアプリ操作が可能

NeoBuds PlanarはEDIFIER ConneXアプリと連携させてスマホからの操作が可能です。

操作できる内容としては、ノイズキャンセリングコントロール、イコライザー、ゲームモード、ライト効果など。

ノイズキャンセリングについては、本体操作ではオンオフと外音取り込みの3つの操作のみでしたが、アプリ上では適応型ノイズキャンセリングや風切り音の低減も設定できて便利です。

また、面白いギミックとしてケースの照明カラーを変えられるライト効果という機能もありました。

好きなカラーに設定してモチベ上げるのも楽しいですね。

ゲームモードやワイヤレス充電など機能豊富

NeoBuds Planarは、ほかにも豊富な機能を搭載しています。

まず、ゲームモード。

ゲームモードは、接続の遅延を低減する機能です。これを使うと、0.08秒の低遅延になります。リズムゲームなどをプレイしても、遅延を体感しにくい程度です。

無線イヤホンは、接続とアンプの関係上、どうしても遅延が発生します。本機のゲームモードは、アンプによる処理を簡略化することで遅延を減らす仕組みです。

そのため、音は若干変化しますが、それでも良い音であることには変わりがありません。スマホやPCでのゲーム中でも本機を使いたい場合でも、安心して使えます。

Edifier NeoBuds Planarの気になる点をレビュー

ここまで、NeoBuds Planarの良いところについてレビューしてきました。音質がよく、対応コーデックの幅が広く、機能も豊富。

良いところが多いですが、一部には気になる点もあります。今度はそんなNeoBuds Planarの気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

iPhoneだと対応コーデックの強みを活かせない

NeoBuds Planarは、対応コーデックの幅が広いのが特徴のひとつです。

コーデックというのは、音声データを圧縮し送信する方式のことです。この方式が変われば、遅延の度合いや接続安定性・音質などが変わります。

多種多様なコーデックに対応しているということは、それだけ音質変化などを楽しめるということです。

ただし、iPhoneで使う際にはこの対応コーデックの幅の広さという強みは活かしきれません。

その理由は、iPhoneはAACとSBCにしか対応していないことです。本機の場合は、AACで接続されることになります。

昨今は一般的になったLDACもないので、多種多様なハイレゾコーデックが一切使えないということです。iPhoneユーザーでハイレゾ・ロスレスで聴きたい方は、注意しましょう。

ガイダンス音量が小さめ

NeoBuds Planarは、タッチコントロールにてノイズキャンセリングのオンオフやゲームモードの切り替えを行うことが可能です。

  • 左イヤホンを2回タップ:ノイズキャンセリング・外音取り込み・ノイズキャンセリングオフ
  • 右イヤホンを2回タップ:ゲームモードのオンオフ

実際使用してみると、切り替えるタイミングでガイダンス音が流れますが、音が小さく聞き取りづらい印象です。

とはいえ、例えばノイズキャンセリングであれば実際は周囲から聞き取れる音が変わるので使用には問題ありませんが、気になったところとして加えさせていただきます。

Edifier NeoBuds Planarはこんな方におすすめ!

  • 音質を重視してイヤホンを選ぶ方
  • 音質重視だけど機能も妥協したくない方
  • さまざまな機器でマルチに使いたい方
  • 幅広いジャンルの音を楽しみたい方

Edifier NeoBuds Planarは、以上のような方々におすすめです。

本機の最大の魅力は、やはり音質の高さと機能の豊富さ。

約2.3万円という価格帯で、高級モニターヘッドホン並の音が楽しめます。無線はよく有線と比べて音質が劣ると言われがちですが、同価格帯の有線イヤホンと比べても決して劣らない音質です。

そのうえ、ワイヤレスイヤホンならではのマルチポイントやANC、外音取り込みなどの機能の充実度・完成度も高くなっています。

音質を重視している方、音質だけでなく機能も妥協したくない方には特におすすめです。

まとめ

本記事では、Edifier NeoBuds Planarについてレビューしてきました。

音質がよいだけでなく、モニター寄りの高解像度・分解能のイヤホンです。ポップス、ロック、ゲームミュージック、アニソン、ジャズ、クラシックなどさまざまなジャンルの音楽をより正確に美しく表現できます。

音質にこだわる方であれば、どのようなジャンルの音楽を好むとしても本機は非常におすすめのイヤホンです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次