SOUNDPEATS GoFree2は、オープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです。
完全ワイヤレスイヤホンは、カナル型が多くなっています。耳にしっかりを入れるタイプです。
インイヤー型もありますが、オープンイヤーは希少。また、骨伝導イヤホンにも似ていますが、骨伝導とは違う仕組みで音を鳴らすイヤホンです。
開放感がインイヤー型よりも高く、骨伝導と比べて自然な音を鳴らせるのが特徴で、現在トレンドのイヤホンです。
家事や散歩をしながら気軽にクラシック音楽を聴くのにも最適です。
そこで本記事では、SOUNDPEATS GoFree2の良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
本レビューはメーカー様から商品提供をいただきレビューしています。
SOUNDPEATS GoFree2の基本仕様
まずは、SOUNDPEATS GoFree2の基本仕様について紹介していきます。簡単なスペック、外観、付属品について解説するので、本機の基本的な部分が知りたい方はぜひご参考ください。
スペック
- Bluetooth:5.3
- 対応プロファイル:A2DP 1.3、AVRCP 1.6、HFP 1.7、SPP 1.2、GATT
- 対応コーデック:AAC、SBC、LDAC
- 通信範囲:10M
- 技適マーク取得済み
- バッテリー容量:450mAh(ケース)/60mAh×2(イヤホン)
- 最大再生時間:約9時間/約35時間(ケース使用時)
- イヤホン本体 充電時間:1.5時間
- 充電ポート:Type-C
- 通話用マイク搭載
- 片耳のみの使用可能
- 本体寸法(L×W×H9:84.4×65.3×28.9mm(ケース込み)
- 本体重量(イヤホン片側):約9g
- 本体重量(ケース+イヤホン両側):71g
- 防水規格:IPX5
以上が、SOUNDPEATS GoFree2の基本的なスペックです。
LDACに対応しており、ハイレゾ音源が聴けます。ハイレゾ認証も取得済みです。音質に関して、期待が持てるスペックだと言えます。
さらに、技適も取得済みなので安心です。
海外メーカー製品の場合、たまに日本の技適がない場合があるので注意しましょう。
また、IPX5としっかりとした防水性能があります。
水の噴射を直接浴びても、特に問題がない程度の防水性能です。雨の日でも、問題なく使えます。
外観
SOUNDPEATS GoFree2は、比較的シンプルなデザインでカラーバリエーションはパールブラック、マッドホワイト、パールイエローなどの複数色があります。
オープンイヤー型のため、少し大きくなっています。耳に掛ける部分の先端が金属製になっていますが、それ以外は特に派手なところがありません。
外出先でも、仕事場でも使いやすいようなデザインです。
全体的に、高級感があるというほどではないものの、少なくともチープさは感じられません。価格帯を考えると、良好なデザインだと言えます。
付属品
- SOUNDPEATS GoFree2本体
- 充電ケース
- Type-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- アプリガイド
以上が、SOUNDPEATS GoFree2の内容物です。
本機を使ううえで、必要なものが一通り揃っています。オープンイヤーなので、イヤーピースが必要なく、シンプルな内容構成です。
さらに、説明書だけでなくアプリガイドがついているのがいいところ。本機はアプリでイコライザーの調整などができます。
その使い方がネットを見なくてもわかるようになっているのは、便利です。
SOUNDPEATS GoFree2の良いところをレビュー
ここまで、SOUNDPEATS GoFree2のスペックや外観などについて、紹介してきました。ここからは、実際にSOUNDPEATS GoFreeの良いところについてレビューしていいきます。
開放感があり疲れにくい
SOUNDPEATS GoFree2は、オープンイヤー型のイヤホンです。
カナル型のように耳に入れず、インイヤーのように耳を覆うことがないのがオープンイヤー型の特徴です。骨伝導の次に、耳が開放されるイヤホンだと言えます。
耳をふさがないので、圧迫感がありません。
そのうえ、重量が軽いです。
長時間使っていても、疲れにくいのが本機の魅力のひとつだと言えます。
散歩中や作業中に最適な使い心地
SOUNDPEATS GoFree2には、オープンイヤー型ならではの快適な使い心地があります。
耳を完全にふさがないので、周囲の音が自然と聞こえてくるのがいいところです。環境音を耳に入れながら、音楽などを楽しめます。
日常にBGMを付け足すような、快適な感覚です。
この使い勝手のため、散歩中や作業中に使いやすくなっています。
作業中は特に、音楽を聴きながらでも宅急便に気づけるなど利点が多いです。音楽を聴きながら仕事ができるような職場環境の方には、特におすすめ。
また、ほかにも家事などさまざまな場面で使えます。
バッテリー持続時間が長くて便利
SOUNDPEATS GoFree2は、バッテリー持続時間が長いです。
イヤホン単体でも、最大9時間使えます。充電ケースと併用すると、最大35時間。仕事中に作業用BGMをずっと聞いていても、仕事を終えるまで使い続けられます。
ケースと併用すれば、充電は数日に一度で問題ありません。
長旅、電話会議、作業用BGMの視聴などに最適です。
そして、イヤホンは約1.5時間で充電できます。ケースは約2時間で充電可能です。充電時間も決して長くはありません。
耳掛けタイプだから落ちる心配がない
SOUNDPEATS GoFree2は、耳掛けタイプです。耳に掛ける部品がイヤホンについており、ここを耳に掛けることで安定して装着できます。
フィット感が非常に高く、落ちる心配がありません。多少の運動では落ちないので、日常用途では困ることがないのがいいところです。
私自身、マラソンが趣味です。普段のジョグでは全く揺れやズレを感じずに使用できますが、インターバル走などキロ3分台で走る際には若干の揺れを感じました。
聴き疲れしにくい音質
SOUNDPEATS GoFree2の音質は良好です。
1万円アンダーの安いワイヤレスイヤホンには軽すぎる、低音に偏りすぎているということがあります。
一方本機には、それがありません。
低音がしっかり鳴り、中高音もなりを潜めることがなく、全体的にバランスがいい音です。どれかに偏っているということが、特にありません。
聞き流すのに便利なオープンイヤーの特性と、相性がいいです。
SOUNDPEATS GoFree2の気になる点をレビュー
ここまで、SOUNDPEATS GoFree2の良いところについてレビューしてきました。今度は、GoFree2の気になる点をレビューしていきます。本機が自分に合うか確かめたい方は、ぜひご参考ください。
音漏れはどうしてもしてしまう
これは、オープンイヤー型イヤホンの宿命ですが、音漏れはどうしてもあります。それなりの音量にすると、音漏れするので音量を絞らないといけません。
家では問題なく音量を上げられますが、静かなカフェなどでは使いにくいです。
一方、電車などの音が結構ある場所でも環境音が邪魔をしてしまうので、不向きだと言えます。
本当にBGM程度の音量でしか聴けないので、注意しましょう。
ただ、これは本機だけの問題ではありません。オープンイヤーでは避けられないことです。
場面に応じて、カナル型と使い分けるのがおすすめですよ。
ケースが大きい
SOUNDPEATS GoFree2は、ケースが大きいです。
ケースが大きくなる理由は、耳掛けタイプであるため。耳にただ入れるだけのカナル型とは違って、耳に掛けるフック部分が本体に搭載されています。
この分、ケースが大きいので注意しましょう。
ポケットに入れていると少し目立つ可能性があります。カバンの取り出しやすい位置にあるポケットに入れておくのが、おすすめです。
タッチ操作に慣れが必要
SOUNDPEATS GoFree2はアプリもしくは本体のSの字が書かれているパネル部分でタッチ操作を行いますが、タッチ操作の慣れに少し時間を要しました。
慣れてしまえば問題ありませんが、一度は説明書を読んで理解しておかないと苦戦するどころかスムーズな操作が出来ないはずです。
下記に操作方法を記載しておきますので、どんな作業が必要になるかはチェックしておきましょう。
- 電源オン:タッチボタンを約1.5sほど長押しする
- 電源オフ::タッチボタンを約10sほど長押しする
- 再生/一時停止:任意側イヤホンのボタンをダブルタップ
- 音量ー:左側イヤホンのボタンを1回タップする
- 音量+:右側イヤホンのボタンを1回タップする
- 曲送り:右側イヤホンのボタンを約1.5sほど長押しする
- 曲戻し:左側イヤホンのボタンを約1.5sほど長押しする
- 電話を受ける/切る:任意側イヤホンのボタンをダブルタップ
- 受信拒否:任意側イヤホンのボタンを約1.5sほど長押しする
- 受信拒否:(通話中)任意側イヤホンのボタンを約1.5sほど長押しする
- 手動でペアリング:任意側イヤホンのボタンを約6sほど長押しする
- 音声アシスタント機能を起動:右側イヤホンのボタンを3回連続にタップする
- ゲームモードオン/オフ:左側イヤホンのボタンを3回連続にタップする
SOUNDPEATS GoFree2とRunFreeを比較
ここまで、SOUNDPEATS GoFree2についてレビューしてきました。ここでは、GoFree2とRunFreeを比較していきます。
どちらも同じメーカーSOUNDPEATSのオープンイヤー型です。
以下は、GoFree2と異なるRunFreeの仕様です。()内には、GoFree2の仕様を記載しています。
- 本体操作:物理ボタン式
- 装着方式:ネックバンド型
- 再生周波数:20Hz~20kHz(20Hz~40kHz)
- 対応コーデック:AAC/SBC(AAC/SBC/LDAC)
- 最大持続時間(本体):14時間(35時間)
- 重量(本体):31g(71g)
- 充電時間(本体):1.6時間(2時間)
- 防水性能:IPX4(IPX5)
- 通常価格:6880円(7880円)
RunFree2は、ネックバンド型です。左右のイヤホン本体をバッテリーが内蔵されたネックバンドで繋げた形になっています。
首で支えるので、安定感が高いです。
スペックに関しては、基本的にはGoFree2のほうが高くなっています。充電時間、再生周波数帯域、持続時間などがGoFree2のほうが上です。
重量に関しては、ケース込みだとGoFree2のほうが重いですが、イヤホンのみだと当然GoFree2のほうが軽くなっています。
違いをまとめると、以下の通りです。
- RunFreeの方が低音が強い
- GoFree2の方が音が繊細
- GoFree2の方が装着感がいい
- RunFreeは後頭部に出っ張ってしまう
- GoFree2のほうが雨でも安心して使いやすい
- RunFreeのほうが紛失リスクが少ない
音質は、低音重視ならRunFreeのほうがおすすめです。全体的なバランスと音の細かさを重視するなら、GoFree2のほうがおすすめ。
これらを考慮しながら、どちらが自分に合うかを考えましょう。
SOUNDPEATS GoFree2はこんな方におすすめ
- 散歩中や作業中に使いたい方
- カナル型イヤホンが苦手な方
- 長時間使えるイヤホンが欲しい方
- コスパが高いイヤホンが欲しい方
SOUNDPEATS GoFree2は、以上のような方々におすすめです。
まず、本機は外で使う場合、散歩中や移動中に向いています。静かすぎる場所では音漏れが気になり、賑やかすぎる場所ではイヤホンからの音が聞こえにくいのがネック。
その分、散歩中にイヤホンをしていても危なくないというのが利点です。
さらに、作業用BGMを流すのにも最適。テレワークをしながらでも、来客や家族の呼びかけなどにしっかりと対応できます。
そして、長時間使っていて苦にならないところも魅力的です。長時間使えるバッテリーと、オープンイヤーの開放感との相性が秀逸。
バッテリーが気になる方にも、おすすめのイヤホンです。
まとめ|散歩や作業用に最適な高コスパイヤホン
本記事では、SOUNDPEATS GoFree2の良いところと気になる点についてレビューしてきました。
本機は、長時間使えるイヤホンとして非常に優秀です。聴き疲れしない音に、長時間使えるバッテリー。そして、オープンイヤー型の開放感と、長時間使うのに適した性能になっています。
さらに、作業用BGMを流したり散歩中に音楽を聴いたりするのにも最適です。
これらの用途で使えるイヤホンで、高コスパなモデルを探している方には特におすすめのイヤホンですよ。