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マウスコンピューターDAIV購入レビュー|動画/画像編集が快適!NVIDIA Studio認定クリエイター向けPC

マウスコンピューター DAIV NVIDIA Studio認定PC(FX-I7G7T)は、ハイスペックなCPUとGPUを組み合わせた高性能クリエイター向けPCです。

性能が高いだけでなく、標準保証が3年つくなどサポートも充実しており、安心して使えます。

さらに、細かなところにも気を配って設計されており、使い勝手も良好です。

もちろん値段も初期構成で484,800円(税込)~と高価になりますが、購入して満足度は非常に高く、今後PCを買い替えるときもDAIVを前提にしたいレベルで気に入ってます。

本記事では、そんなマウスコンピューター DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCについてレビューしていきます。

目次

マウスコンピューター DAIV FX-I7G7Tの基本仕様をレビュー

まずは、DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCの基本的な仕様について簡単に解説していきます。スペックとデザインについて知りたい方は、ぜひご参考ください。

スペック

  • CPU:Intel Core Ultra 7 265K
  • GPU:GeForce RTX 5070 Ti
  • メモリ:32GB
  • ストレージ:2TB NVMe Gen4×4 M.2 SSD
  • CPUクーラー:水冷(240mmラジエーター)
  • スロット数/最大容量/メモリ形状:4(空き2)/最大128GB(32GB×4)/DIMM
  • メモリ動作:DDR5-5600
  • チップセット:インテルZ890チップセット
  • 無線:Wi-Fi 6E(最大2.4Gbps)対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠+Bluetooth 5内臓
  • 拡張スロット:PCI Express×16:3(空き2)
  • 拡張ストレージベイ3.5型:シャドウ(2.5インチ共用)×2(空き2)
  • 電源:850W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS GOLD】

以上が、DAIV FX-I7G7Tのスペックです。

CPUとGPUは、どちらも非常に高性能なモデルが使われています。

Core Ultraシリーズは、従来のCore iシリーズと比べて、処理性能が強化されているのが特徴です。動画編集や画像編集、ゲーム配信などマルチタスクに最適な処理性能をしています。

そのうえ処理速度も向上しており、クリエイター向けのPCには最適なCPUです。

さらに、最新世代のRTX 5070 Tiを採用しています。グラフィック処理を担当するGPUというパーツで、ここが非常に高性能になっていることにより、高画質の動画編集やゲーム制作などにも使いやすくなっているのが特徴です。

ほかにも、拡張スロットがあったりスロットに十分な空きがあったりするのも、本機の魅力のひとつだと言えます。

NVIDIA Studio認定PCについて

マウスコンピューター公式サイトより

DAIV FX-I7G7Tは、NVIDIA Studio認定PCという位置づけのPCです。

NVIDIA Studio認定PCとは、クリエイター向けの制作環境を想定して構成されたPCやGPUに与えられる認証で、動画編集・写真現像・3DCG制作など、プロフェッショナルな作業に必要な安定性・互換性・高速処理を重視した設計が特徴。

Studio認定を受けたPCには、一般的なGeForceドライバとは別に「Studioドライバ」が提供されており、Adobe Premiere ProやAfter Effects、Photoshop、Lightroomといった主要なAdobe製品やDaVinci Resolveなどの定番アプリとの動作検証が入念に行われています。

これにより、プレビューのカクつきや予期せぬクラッシュといったトラブルを最小限に抑え、制作に集中できる安定した環境が得られます。

実際、今回のレビューにあたり、LightroomやPremiere Proでの書き出し検証なども行いましたが、動作は快適で、RTX 5070 Tiのエンコード性能と合わせて、高速かつ安定した書き出し処理が可能でした。

単にスペックが高いだけでなく、「落ちない・止まらない」といった安定性を重視する人にとって、NVIDIA Studio認定PCであることは大きな安心につながります。

デザイン

DAIV FX-I7G7Tのデザインは、非常にシンプルです。

ブラック・グレーの落ち着いたトーンのケースを採用しており、どのような部屋でも馴染む色になっています。

上部が丸みを帯びていて、スタイリッシュでありつつ可愛らしいフォルムなのも魅力的です。

サイドには、DAIVのロゴがあります。ロゴは大きいですが、色としては目立ちにくいです。

背面は各種ポート類が、わかりやすくまとめられています。

USBポートが上のほうにあるのも、PCワゴンに載せた際にデスクの天板との距離が近くなるので、ありがたい点です。

キーボードなど有線デバイスを使う際、ケーブルが短いモデルでも問題なく使えます。

トップには取っ手、ボトムにはキャスターがあり、移動も快適です。

全体的に実用性重視になっており、クリエイターPCらしいデザインだと言えます。

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCのパフォーマンスをレビュー

続いてDAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCを実際に使用してどれくらいのパフォーマンスが出るのかをレビューしていきます。

今回パフォーマンスをベンチマークするのはFHD動画と4K動画の書き出し時間をAdobe Premiere ProとCapCutで、RAW画像の現像時間をAdobe LightroomとCANON Digital Photo Professionalにて、別のPCとも比較しながら確認していきます。

比較対象として使用したPCのスペック

  • DAIV:Core Ultra 7 265K + GeForce RTX5070Ti + 64GBメモリ(本機)
  • HP ENVY:Core i9 12900 + GeForce RTX 3080 Ti + 128GBメモリ
  • MacBook Pro(2021年モデル):Apple M1 Pro + 16GBメモリ

【動画書き出し時間】1080p 30fps 30分動画の書き出し時間

MacBook Pro
Apple M1 Pro/16GB
HP ENVY
RTX 3080 Ti/128GB
DAIV
RTX5070Ti/64GB
Adobe Premiere Pro4分48秒2分39秒1分47秒
CapCut4分53秒2分18秒1分3秒

【動画書き出し時間】4K 60fps 30分動画の書き出し時間

MacBook Pro
Apple M1 Pro/16GB
HP ENVY
RTX 3080 Ti/128GB
DAIV
RTX5070Ti/64GB
Adobe Premiere Pro35分55秒21分43秒18分57秒
CapCut36分10秒16分40秒9分40秒

【写真書き出し時間】24.2M RAW画像100枚のJPEG現像時間

MacBook Pro
Apple M1 Pro/16GB
HP ENVY
RTX 3080 Ti/128GB
DAIV
RTX5070Ti/64GB
CANON Digital Photo Professional44分57秒21分13秒19分50秒
Lightroom50秒45秒23秒

結果

動画編集・写真現像の実作業において、DAIV FX-I7G7Tは非常に優れたパフォーマンスを発揮しました。

まず動画書き出しの速さ。1080p 30fpsの30分動画では、Premiere Proで1分47秒、CapCutで1分3秒と圧巻のスピード。RTX 3080 Ti/128GBのENVYと比較しても約2倍、MacBookPro M1とは3~4倍の差をつけており、短い納期の作業でも安心して任せられます。

わたくしの場合は書き出し後にミスに気付いてやり直しをすることが多いため、この書き出しの速さは本当にありがたいです。

4K 60fpsの30分動画でも、Premiere Proでは18分57秒、CapCutではわずか9分40秒で書き出し完了しました。

MacBook Proの36分10秒と比べると、およそ半分の処理時間です。

カメラ等撮影環境が4Kにしっかり対応してきたので4K動画を撮りたいと思いつつも、編集書き出しがボトルネックになっていましたが、この程度の快適さであればいろいろとチャレンジしたくなりますね。

RAW写真100枚のJPEG書き出しも、Lightroomでの処理時間はわずか23秒。HP ENVYの45秒、MacBook Proの50秒と比べても倍の差が出ており、大量の写真を扱うフォトグラファーには明確な時短効果があります。

DPPでも19分50秒と健闘しており、Canon純正ソフトで色味を正確にしっかり編集を行いたいシーンでも重宝します。

総じて、DAIVはAdobe系ソフトやCapCutとの相性が良く、動画も写真もガチりたい方には重宝されるはずです。

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCの良いところをレビュー

DAIV FX-I7G7Tのスペックとデザインについて、解説してきました。今度は、DAIV FX-I7G7T NVIDIA Stduio認定PCの良いところについて、レビューしていきます。

本機の性能や使い勝手などについて詳しく知りたい方は、ぜひご参考ください。

Core Ultra 7 265K搭載で処理性能と速度が高い

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCには、Intel Core Ultra 7 265Kが搭載されています。

2024年10月25日に発売されたモデルで、Core i7-14700Kの後継にあたる最新のCPUです。

データ処理を行う領域であるコアとスレッドの数が、20コア20スレッドと多いのが特徴。これらはデータ処理の単位でもあるため、多いほどより多くのデータを同時に処理できるということになります。

データ処理が多くなりがちな動画編集や配信など、クリエイティブな作業の性能が高いです。

さらに、Core Ultra 7 265Kは処理速度が高速なのもよいところ。処理速度を示すクロック数は、定格で3.9GHzです。オーバークロックすれば、4.6GHzにまで伸びます。これは非常に高い数値です。

これだけの処理性能と処理速度であれば、重い動画編集ソフトも快適に動作します。

実際、Adobe Premiumで動画編集をしてもカクつくことがなく非常に快適です。

グラフィック性能が高くクリエイティブな作業が快適

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCには、GPUにGeForce RTX 5070 Tiが採用されています。

CPUと同じく、最新世代のパーツを使用しているのが特徴です。グラフィックメモリが強化されているのが特徴で、グラフィック処理が高速になっています。画像編集や動画編集、ゲーム制作などが快適になるのが魅力的です。もちろんゲームもしっかり遊べます。

クリエイティブな作業には、重いグラフィック処理がつきまといます。4Kの動画編集などを行う場合は、特に重くなりがちです。それを高速に処理できるため、クリエイティブな作業がスムーズに行えるようになります。

大容量なDDR5-5600メモリで作業がサクサク

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCのメモリ容量は、標準で32GBです。

拡張すれば、128GBまで搭載できます。

さらに、メモリの規格がDDR5-5600なのも本機の良いところです。データ転送速度がDDR4-3200と比べて、約1.8倍向上しています。データ転送速度が速いので、処理がより高速になるのが特徴です。

そのうえ、容量も大きいので、動画編集などの重い作業を行っても動作が安定しやすくなっています。

2TBの高速ストレージで読み書き速度が速い

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCには、2TBの高速ストレージが搭載されています。

ストレージにはHDDとSSDの大きく分けて二種類があり、本機に搭載されているSSDはデータの読書速度が速いのが特徴です。読み書きが高速になることで、動画編集や画像編集などで素材を読み込んだりエンコードしたりする際の速度が、より速くなります。

そのうえ、本機に搭載されているのは高速SSDです。一般的なSSDよりもデータの読み書きが速くなるので、非常に快適。

購入時のカスタマイズにて2TBのSSDを2本挿してもらった

クリエイティブな作業をしていると素材をソフトウェアで読み込む場面が何度もあるので、読書速度は作業用PCには非常に重要なポイントです。

さらに、本機には標準で2TBのSSDが搭載されています。

クリエイティブな作業をすると素材などでストレージを圧迫しがちですが、2TBあれば当面は安心です。もちろん、長く使っていると足りなくなることがありますが、その際にはストレージの拡張や外部ストレージで解決できます。

Wi-Fi 6Eでオンライン環境が快適

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCの無線規格は、Wi-Fi 6Eに対応しています。

Wi-Fi 6Eは、従来のWi-Fi 6を拡張した規格です。電波干渉の少ない6GHz帯の周波数帯域を使う規格なので、オンライン通信がより安定します。家庭内でさまざまな無線機器を使っている場合でも、安心です。

オンライン環境が安定することで、クラウドを利用した作業がより快適になります。

10GbEを搭載しており高速NAS環境を構築できる

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCは、10GbEを搭載しています。

これは、イーサネットの規格のひとつです。

イーサネットは、パソコンなどの機器を有線で接続してデータ通信をする通信規格のこと。Wi-Fi 6Eは無線通信の規格、10GbEは有線通信の規格です。

10GbEは、伝送速度が10Gbpsと非常に高速。大量のデータを短時間で処理できるため、インストールやアップデートが速くなります。

さらに、10GbEによって高速NAS環境を構築できるのが魅力的です。

NASというのは、ネットワークに接続して利用するストレージデバイスのこと。SSD NASを使うことで、作業に使う素材の保存や共有などが簡単に行えるようになります。

これはネットワークを利用するので、読書速度にはネットの通信速度が関わっており、10GbEの高速有線通信によってSSD NASの利用もスムーズになるということです。

SSD NAS環境を構築するには、別途それなりの予算が必要で私のような個人ユーザーが手軽に手を出すことはできませんが、本機が10GbEに対応していることで夢を広げられるのが嬉しいところです。

複数名でクリエイティブ業務をされている企業であれば、DAIVとSSD NAS環境を組み合わせることで非常に快適で高速な連係プレイができると思いますよ!

静音性が非常に高い

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCは、静音性が非常に高いです。

静音性が高い理由は、さまざま。

まず、本機には水冷CPUクーラーが搭載されています。水冷クーラーは冷却液を循環させて、冷却液に熱を吸わせる仕組みです。冷却液はラジエーターという金属部品に集まり、ファンがラジエーターを冷やすことで冷却され、再循環します。

この仕組みのため、空冷クーラーよりも静かなのが特徴です。

さらに、本機はケースの密閉性が比較的高めになっています。フロントパネルの一部が空気を取り込めるようになっているものの、開放されている面積が狭く、音が外部に漏れにくいです。

ほかにも、電源容量やスペックに余裕があるのも静音性が高い理由になっています。

動画の書き出しやゲームプレイ時など負荷が高い作業をするとファン音が聞こえてくるものの、それ以外の場面では無音に近いです。イヤホンをしていれば、音が全く気にならない程度で、部屋の外に漏れることもありません。

夜中の作業でも安心して使えます。

850Wの80PLUS GOLD電源搭載で動作が安定しやすい

電源はパーツ内部に配置されている

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCには、850Wの80PLUS GOLD認証の電源ユニットが搭載されています。

850PLUS認証というのは、電源変換効率を表す認証規格のことです。80%以上の効率を持つ製品に、与えられます。

この認証規格にはグレードがあり、GOLDは比較的高めのグレードです。20%負荷時に87%以上、50%負荷時には90%以上、100%負荷時には87%以上の変換効率という基準を満たした製品に対して、与えられます。

変換効率が高いため、省電力性が高いです。

そのうえ、各パーツに効率よく電力を供給できるため、PCの動作が安定しやすくなります。十分な電源容量があるのも、動作の安定性が高い理由です。

拡張性が高く多種多様な作業に合わせられる

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCは、拡張性が高いです。

メモリスロットには、2つの空きがあり、最大4枚メモリを搭載可能。既に搭載されている16GBメモリ2つを32GBメモリに交換すれば、最大128GBのメモリ容量にできます。

さらに、ストレージにも空きが2つあり、ストレージの拡張もしやすいです。2.5インチ共用で互換性が高いのも、よいところ。

購入時のオプションで4TBのHDDを増設してもらっている

そして、ほかのパーツに関してもより大型な部品に交換しやすくなっています。ケースのサイズが大きいので、大型パーツも搭載させやすいです。

カスタマイズ時にメモリやストレージを拡張するのはもちろん、購入後により高負荷な作業をする場面が出てきた際に拡張して対応できます。

多種多様な作業に合わせられるので、クリエイターには最適です。

VGAサポートバーで重量級GPUを固定&最大2台搭載可能

DAIVにはGPUをサポートするためのVGAサポートバーが標準装備されています。

高性能PCに搭載されるGPUは必然的にサイズが大きく、経年によってたわみが生じるリスクが発生しますが、そのリスクを排除するのがVGAサポートバーです。

DAIVのVGAサポートバーは、ケースに完全固定された縦型の頑丈なVGAサポートバーで、最大2枚のGPUを物理的に支えられる設計。

ちなみにGPU2枚挿しは、高速な映像レンダリングやDeep Learningや科学技術計算でマルチGPUを活用するといった用途で活用されるものです。

動画・画像編集など一般的なクリエイティブ用途では不要ですが、将来の拡張性として夢を見られるのもDAIVのよいところ。

改めてDAIVは実用面で優秀であるとともに、より高負荷な作業や拡張にも耐えうるプロユースを想定した設計のデザインだと感じます。

USBポートが豊富で周辺機器の接続に便利

DAIV FX-I7G7T(NVIDIA Studio認定)は、USBポートの種類と数が非常に充実しています。

  • USB3.0 (5Gbps):6 (背面 Type-A×4 / 上面 Type-A×2)
  • USB3.1 (10Gbps):2 (背面 Type-A×2)
  • USB3.2 (20Gbps):1 (上面 Type-C×1)

USB 3.0(5Gbps)は、背面に4つ、上面に2つの計6ポートを搭載。

さらに、USB 3.1(10Gbps)を背面に2つ、USB 3.2 Gen2x2(20Gbps、Type-C)を上面に1つ備えており、有線のキーボード・マウス・左手デバイス・外付けストレージなどを複数接続してもハブなしで十分対応できます。

ただし、Type-Cポートは1つのみなので、Type-C機器を複数同時に使いたい場合はハブの使用を検討するとよいでしょう。

また、背面にはThunderbolt 4ポートが2基搭載されており、画面出力にも対応。USB4機器との互換性もあり、高速データ転送や映像出力にも柔軟に対応できます。

キャスターが付いていて便利

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCには、底面にキャスターが付いています。

作業場所内の移動が、非常に便利です。

PCを頻繁に移動させる方には、特に便利。たとえばケーブルの抜き差しで移動させたり、掃除の際に移動させたりすることが多い場合、いちいち持ち上げる必要がないので便利です。

また、持ち上げて動かす際にも上部に取っ手があるので持ちやすくなっています。

わたくしのケースでは、ブログレビューにてモニターやキーボードなど様々なデバイスを日常的に付けたり外したりするため、このキャスターはなくてはならない存在になっています。

メンテナンス性能に優れている(ペットを飼っている方は特に感謝すべき構造)

DAIV 下面

DAIV FX-I7G7Tは、メンテナンス性に優れた設計が特徴です。

フロントカバー内とケース底面にはホコリ防止用のフィルターが備えられており、どちらもマグネット式で簡単に着脱可能。

DAIVフロント面

さらに、これらのフィルターは水洗いが可能で、乾燥後に再利用できるため、定期的な清掃が容易です。ペットを飼っている方や、室内のホコリが気になる環境でも、内部の清潔さを保ちやすい構造となっています。

下面及びフロント面のファン部分にはフィルター配置されており、通気によるホコリの内部侵入が防げて、かつこのフィルターは簡単に取り外して洗うことができます。

使用開始2か月でのケース底面フィルターの状態

私自身、猫を飼っていますが、使用開始から約2か月で底面フィルターには想像以上に毛やホコリが溜まっていました。このフィルターがなければ、内部にかなり入り込んでいたと思います。

特にペットを飼っているクリエイターにとって、この仕様は間違いなくありがたい設計だと実感しました。

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCの気になる点をレビュー

ここまで、DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCの良いところについて、レビューしてきました。今度は、本機の気になる点についてレビューしていきます。

良いところだけでなく気になる点も知りたい方は、ぜひご参考ください。

上部にSDカードスロットがない

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCには、上部にSDカードスロットがありません。

カメラで撮影した素材を取り込む際、SDカードスロットが上部にあれば便利です。椅子に座ったまま、PCに直接SDカードを差し込むだけで取り込めます。

ただ、本機にはSDカードスロットがないため、少し不便です。

とはいえ、カメラを直接USBで接続すれば事足りますので、運用でカバーすることは可能です。

上部オーディオ端子が出力のみ

DAIV FX-I7G7Tには、背面だけでなく上部にもオーディオ端子があります。

ただ、これは出力のみです。マイクを搭載した有線イヤホンやヘッドセットで、オーディオ端子で接続するモデルを使う場合、上部端子に接続するとマイクが認識されません。

作業中に音声チャットなどを利用する場合は、少し不便です。

なお、背面にはマイク端子があります。

頻繁に取り外しするのでなければ背面の端子で接続しておけば問題になることはありません。

サイズが大きい

ウクレレとDAIV

DAIV FX-I7G7Tは、サイズが大きいです。

本体のサイズは、幅約220×奥行き約510×高さ約510mm。突起物を含めると、奥行きが530mm、高さが525mmになっており、フルタワーとしてもやや大きい部類です。

高さが特に大きいので、PCワゴン内に設置するのであれば天板までの高さが重要になります。メタルラックなど天板の高さを調整できるものであれば問題ありませんが、使っているワゴンがそうでない場合は気をつけましょう。

写真は高さ68.4cmのデスクの下に設置した際のスペースイメージです。

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCはこんな方におすすめ

  • 画像編集や動画編集などをする機会が多い方
  • グラフィック系の作業をするクリエイターの方
  • とにかく高性能なPCが欲しい方

DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCは、高性能なだけあって万能に使いやすいPCです。

CPUの処理性能とグラフィック性能が両方高いため、作業やゲームなど幅広く使えます。

ただ、その分値段も高いため、慎重に選ばなければなりません。

画像編集や動画編集、イラストレーターやグラフィックデザイナー、ゲームクリエイターなど高いグラフィック処理性能を必要とするクリエイターの方には非常におすすめのPCです。

もちろん作業内容によっては標準構成ではメモリが足りない可能性がありますが、メモリは購入時に増設可能。拡張性が高いため、購入後もカスタマイズしやすく、さまざまな作業に合わせられます。

まとめ

本記事では、DAIV FX-I7G7T NVIDIA Studio認定PCについてレビューしてきました。

本機の良いところは、作業向けの性能の高さです。クリエイターの方など、重い作業をする機会が多い方には適したPCだと言えます。

性能が高いだけでなく、移動を楽にするキャスターや豊富なポート、そして作業中に邪魔になることのない静音性など、細かい部分の気配りもあり、使いやすいPCです。

DAIV FX-I7G7T (NVIDIA Studio 認定PC) 公式サイト詳細ページ

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