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Marshall Embertonレビュー! ギター音が映えるBluetoothスピーカーの音質は?偽物の見分け方も

スピーカーメーカーの名門と言えば、各々が思い浮かべる会社があるでしょう。

Marshallも、名門スピーカーメーカーのひとつです。Marshallはギターアンプなどでもお馴染みの会社であり、アンプ作りのノウハウなどを活かしてスピーカーを作っています。

Marshallから発売された小型Bluetoothスピーカーが、Marshall Embertonです。

今回は、そんなMarshall Embertonの製品仕様・特徴、評判・レビューなどについて紹介していきます。

目次

Marshall Embertonの仕様

  • 感度:87dB/mW
  • 再生周波数帯域:60~20,000Hz
  • インターフェイス:USB Type-C
  • 通信方式:Bluetooth5.0
  • コーデック:SBC
  • 連続再生時間:約20時間
  • 充電時間:約3時間
  • サイズ:幅160×奥行き68×高さ76mm
  • 重量:約700g

Bluetooth5.0を使っているため、Bluetoothスピーカーのなかでは比較的通信が安定します。最新のスマホとの相性も非常に良いです。

スペックで目を引くのは、約700gという重量。スピーカーとしては、軽量な部類です。サイズも幅が160mm、奥行きが68mmと場所を取りません。手のひらにも収まるくらいのサイズ感です。

Marshall Embertonの特徴

Marshall Embertonの仕様を紹介しました。小型軽量な点などスペックを見るだけでも、いくつかの特徴が見えてきます。ただ、それだけではありません。そこで今度は、Marshall Embertonの特徴について簡単に紹介していきます。

連続再生時間が20時間と長い

Marshall Embertonは、小型軽量でありながらバッテリー持続時間が長いです。最大約20時間のバッテリー持ちがあります。外出先で使うとしても、十分なバッテリー容量です。友達との宅飲みに持って行ったり、パーティに使ったりさまざまな用途で活躍できます。

さらに、満充電までの充電時間が約3時間と比較的短めです。3時間の充電で20時間使えれば、小型Bluetoothスピーカーとしては十分なレベル。

しかも、本機はクイックチャージにも対応しています。20分間充電するだけで、最大約5時間再生可能です。少し使いたいけど充電が無いというときに、20分充電するだけで十分な時間使えます。

そのため、充電に悩まされることもほとんどありません。

IPX7の高い防水性能

Marshall Embertonは、IPX7の非常に高い防水性能を誇ります。

IPX7とは、常温の水道水の水深1mのところに機器を沈めて、約30分後に取り出したときに機器が正常に動作することを示す基準です。濡れた手で触ったり、こぼした飲み物がかかったりしても壊れることはありません。

そればかりか、水の中に落としても30分以内に拾い上げれば問題ないレベルです。一般的なBluetoothスピーカーと比較すると、高い防水性能だと言えます。

マルチディレクショナルサウンド採用

Marshall Embertonは、マルチディレクショナルサウンドを採用しています。

簡単に言えば、全方位に音を出す技術のことです。360度全ての方向に、均一に音を鳴らしてくれます。

スピーカーは通常、前に向けて音を鳴らすものです。音の広がりによって横から聞いても問題がないこともありますが、正面を向けるのが良いとされています。スピーカーが2つある場合は、左右から中心に向けて配置する人が多いです。

一方マルチディレクショナルサウンドを採用していると、正面でも横でも裏面でも問題なく音楽を楽しめるようになります。

置き場所をあまり気にする必要がなくなるうえに、複数人で音楽を楽しむときに便利です。

コントロールノブで直感的に操作可能

Marshall Embertonには、本体上部にコントロールノブが搭載されています。スピーカーに関するあらゆる操作を、このコントロールノブで行う形です。最初は説明書を見ながら操作を覚えることになりますが、覚えれば直感的に操作ができるようになります。

コントロールノブを2秒間長押しすると、電源のオンオフ。一度タップすれば再生と一時停止になります。

前のトラックに戻るときは左を押し、次のトラックに進むときは右をオスという操作です。音量のアップダウンも上または下を押すという操作なので、直感的に理解できます。

Marshall Embertonの評判・レビュー

Marshall Embertonの特徴について、紹介しました。特徴を見るだけでもMarshall Embertonがどのようなスピーカーかわかりますが、実際の評判が気になる方もいるはず。そこで今度は、Marshall Embertonの評判・レビューについて紹介していきます。

どこに置いても音が良くて便利

Marshall Embertonは、どこに置いても音が良くて便利だと評判です。

先ほどマルチディレクショナルサウンドについて解説しましたが、これはその恩恵だと言えます。全方向のサウンドシステムを採用したことによって、どこに置いても、どこから聴いても良い音を楽しめるのが本機の魅力です。

Bluetoothスピーカーは手軽さが売りなので、置き場所を決めるのに苦心しなくて良いのは非常に魅力的だと言えます。

エージングで化ける音の良さ

Marshall Embertonの音に関しては、悪い評判をなかなか見ません。

ただ、エージング前後のギャップが大きいという評判があります。

エージングというのは、スピーカーの慣らしのことです。音を長時間鳴らし続けることにより、スピーカー本来の性能が発揮されるようになります。これは初期段階だとまだ部品同士が馴染んでいないためです。

エージング不要なほど最初から設計者の意図通りの音が出る製品もありますが、多くのスピーカーやイヤホンでは必要だとされています。

本機はエージング前と比べて、エージング後の音が格段に良くなるということです。最初に聴いたときは期待を超えてこないなと感じたとしても、使い続けることで期待以上の音を出すようになります。

ギターの音のクオリティが高い

Marshall Embertonは、ギターの音のクオリティが高いです。

ギターアンプを作っているメーカーだけあって、ギターの音に全振りしているかのような製品になっています。まるでギターアンプに繋げて生演奏をしているような臨場感あふれる音になっており、エレキギターの音が好きな方には非常にぴったりです。

さらに、ベースに関しても非常に良い音になっています。

ジャズとロック向けの音質

Marshall Embertonはギターとベースの音が飛び抜けて良いという評判が多く、音質的にはジャズとロック向きです。

ジャズだとベースの音がよりハッキリと綺麗に聞こえるようになり、ジャズの魅惑的なベースラインの低音を楽しむことができます。ジャズはリズム隊の音が強くなりがちなジャンルなので、ベースの音が良い本機との相性は非常に良いです。

もちろん、ギターとベースがより良く聞こえるという性質上、ロックとの相性は抜群。特にギターとベースの技術に定評があるようなバンドの曲を聴くには、うってつけです。

ただ、逆に言えば全ジャンルに強いスピーカーではないということになります。

たとえばポップスやテクノのようなジャンルとの相性は、それほど良くありません。もちろん音質も音程も非常に良いので、高クオリティに聞こえますがロックやジャズほどではないということです。

デザインと軽量感が良い

Marshall Embertonは、デザインと軽量感が良いです。

Bluetoothスピーカーのなかには、インテリアから少し浮いてしまうような製品もたくさんあります。たとえば無骨だったり、奇抜だったりすることが多いです。

一方本機は、シンプルかつオシャレなデザインになっています。よくある長方形タイプの箱型ではあるものの、非常にスタイリッシュです。無骨さはありますが、無骨すぎずインテリアによく馴染みます。どのような環境に置いても、違和感がありません。

そのうえ軽いので、自由にレイアウトを組む楽しみもあります。

起動音は少し気になる人もいるかも

Marshall Embertonは良い評判が非常に多く、悪い評判はなかなか目にしません。

ただし、起動音に関しては賛否両論あります。

本機は起動時に、ギターのリフが鳴る仕様です。これが起動音なのですが、すこしうるさく感じられてしまいます。これはMarshallの製品に共通する仕様で、メーカーの色のようなものです。

ギターの音に自信があるということを伝えたいのかもしれませんが、人によっては鬱陶しく感じる可能性があるので留意しておきましょう。

Marshall Embertonに関するよくある質問

ここまで、Marshall Embertonの仕様や特徴・評判などについてレビューしてきました。最後に、Marshall Embertonに関するよくある質問の答えを紹介します。偽物の見分け方や、問題の起動音を消す方法などについて解説しているのでぜひご参考ください。

Marshall Embertonの偽物の見分け方は?

左が本物のMarshall Emberton、右が偽物のEmberton。実際に偽物も購入して比較した

本物のMarshall Embertonと偽物では、見た目で違いを判別することはかなり難しいです。

ただ音質が全く違います。

本物はベースの音が良いこともあって、重低音が体に響くようなどっしりした音になっているのが特徴です。偽物の方は、軽い音になっていることが多い傾向があります。

しかし実際に本物のMarshall Embertonの音を聞いておらず、Bluetoothスピーカーの音での良い音・悪い音に対しての判別がつかない方だと、偽物の音を聞いてそのまま本物のMarshall Embertonだと信じ込んでしまう方もいるはずです。

まず前提として、フリマやオークションで販売されている安いものはほぼ偽物だと疑ってください。

購入してしまった後の見分け方ですが、まず充電ランプの光り方も違うので注意してください。本物はゲージランプが均一に赤く光ります。ムラもありません。偽物は光り方にムラがあります。

そして、Bluetoothボタンの渦巻きの方向も真ん中と偽物とで異なるともよく言われます。とは言いつつ、偽物もロットによっては異なるように見受けられるので一概には言えません。

さらに電源を立ち上げた時の効果音が妙に大きいのも偽物の特徴です。

オークションサイトやフリマサイトで妙に安く売られているMarshall Embertonは基本的に偽物と疑いましょう。

Marshall Embertonの起動音を消す方法は?

Marshall Embertonの起動音が気になる、という口コミは多いです。

ただ、起動音を消す方法はありません。

しかし、音量の調整はできます。前回電源を落とした際のスピーカーの音量設定に依存するので、電源を落とすときに音量を最小にすることで起動音に関する不満を緩和することは可能です。

また、本物はそこまで大きな効果音ではありません。

妙に効果音が大きくて気になるという方は、量販店などに設置されているEmbertonと比較してみるのも良いでしょう。

Marshall Embertonのリセット方法は?

リセットするには、まずBluetoothボタンを押し続けます。スピーカーの赤いライトが点滅し始めるので、ライトが消えるまで押し続けてください。

ライトが消灯したら、スピーカーの設定などがリセットされます。全てのペアリング情報なども消えるので、リセット後は最ペアリングを行いましょう。

まとめ

今回は、Marshall Embertonについてレビューしてきました。

本機は小型Bluetoothスピーカーとしては、非常によく出来ている製品です。音質・音程が良いのはもちろん、全方位に音をしっかりと届けてくれるのが魅力的。ベースとギターのサウンドのクオリティが特に高く、個性的な部分もしっかりとあります。

パワフルで音質が良い小型Bluetoothスピーカーを探している方には、非常におすすめです。

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