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JBL CLIP4 & GO3Bluetoothスピーカーを比較レビュー! 音質・利便性などを解説

JBLはコスパが良いスピーカーを多数販売していることから、人気を博しているメーカーです。

PCスピーカーPabblesなど、度々話題になる製品がたくさんあります。

今回紹介するのは、JBL CLIP4とGO3です。両方とも、JBL製の小型Bluetoothスピーカーとなっています。ケーブル接続なしで気軽に音楽を楽しめるため、部屋の中でもアウトドアでも活躍するスピーカーです。

ただ、それぞれ似ている部分がたくさんあります。どこが違うのかよくわからない、という方も多いでしょう。

価格帯もCLIP4が8,250円、Go3が5,940円と2,300円の差ですからどちらを購入すべきか迷いますよね。

そこで今回は、JBL CLIP4とJBL GO3を比較レビューしていきます。

目次

JBL CLIP4の基本仕様とデザイン

まずは、JBL CLIP4の基本仕様・スペックとデザインについてレビューします。仕様は共通点も多いですが、GO3と微妙に異なる部分も多いです。GO3の仕様とデザインも後ほど紹介するので、あわせてご参考ください。

JBL CLIP4の仕様・スペック

  • 接続:Bluetooth5.1
  • 出力:5W
  • ドライバーサイズ:40mm
  • 再生周波数帯域:100Hz~20kHz
  • 連続再生時間:10時間
  • 充電時間:3時間
  • 充電端子:USB-C
  • 防水防塵性能:IP67
  • サイズ:8.6×13.5×4.6cm
  • 重量:239g
  • 定価:¥8,250

最新規格のBluetooth機能を搭載し、安定した接続が可能です。

特徴的なのは、小型でありながら連続再生時間が10時間ということ。特別長いわけではありませんが、決して短くもありません。十分使える程度のバッテリー持ちです。利便性は高いと言えます。

防水防塵性能も、IP67と高いです。

IP67は、簡単に言えば粉塵が内部に入らず、30分程度水の中に浸しても動作に問題が出ないレベルになります。お風呂でも浜辺などでも使えるということです。部屋の中だけでなく、お風呂場やアウトドアなどさまざまな場面で活躍できます。

JBL CLIP4の外観・デザイン

JBL CLIP4のデザインは、丸々としています。若干卵型になっており、かわいらしいデザインです。

JBLはかわいいデザインのスピーカーが多いですが、CLIP4も例に漏れません。デザイン的に特徴的なのは、カラビナ。

前モデルとは、カラビナの形状が異なります。CLIP4では本体一体型のカラビナになり、薄型になりました。見栄えがよくて、携帯性が高いのが魅力です。

また、一見金属製ですが、実際は樹脂製になっています。

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JBL GO3の基本仕様とデザイン

CLIP4の仕様とデザインについて紹介しました。丸々としたデザインが特徴的で、バッテリー持ちも必要十分。出力も高くはありませんが、決して低すぎることはなくバランスの取れたスペックでした。

今度は、JBL GO3の基本仕様とデザインを紹介していきます。

JBL GO3の仕様・スペック

  • 接続:Bluetooth5.1
  • 出力:4.2W
  • ドライバーサイズ:47mm
  • 再生周波数帯域:110Hz~20kHz
  • 連続再生時間:5時間
  • 充電時間:2.5時間
  • 充電端子:USB-C
  • 防水防塵性能:IP67
  • サイズ:8.6×6.9×4.0cm
  • 重量:209g
  • 定価:¥5,940

ドライバーサイズが、47mmと小型ながらに十分な大きさになっています。ドライバーの大きさは音の迫力に繋がる部分なので、適したサイズ感であることが望ましいです。

さらに、IP67の防水防塵性能を誇ります。重量も非常に軽く、サイズも小さいのでアウトドアに使いやすいです。

通信規格もBluetooth5.1なので、低遅延を期待できます。

JBL GO3の外観・デザイン

JBL GO3のデザインは、角が丸い箱型です。横長の見た目をしており、モバイルバッテリーのようなデザインになっています。

JBLのロゴの主張は激しいですが、若干ミニマルなデザインです。人によってはロゴの主張が激しすぎて苦手意識があるかもしれませんが、JBLの小型スピーカーはロゴの主張が激しい製品が多い傾向があります。

メーカーのカラーだと考えるしかないでしょう。

JBL CLIP4とGO3を比較レビュー

ここまで、JBL CLIP4とGO3のスペック・デザインについて紹介してきました。ここで、音質などの特徴も含めて両者を比較しながらレビューしていきます。どちらのどこがより優れているのか、どのような違いがあるのか気になる方はぜひご参考ください。

デザイン・カラビナの違い

JBL CLIP4とGO3とは、デザインに違いがあります。

CLIP4は丸い卵型で、GO3は角の取れた箱型です。

さらに、CLIP4は全体的に見た目を金属チックにしています。実際は樹脂製の部品も金属のような光沢加工をしており、どこかメカメカしいのが特徴です。丸いデザインですが、こちらのほうが無機質な印象を受けます。

一方GO3は、全体的に編み込んだ布のようなデザインです。スピーカー部分もそうですが、カラビナ部分も紐のようなデザインになっています。箱型ではあるものの、こちらのほうがあたたかみのあるデザインです。

また、カラビナも違いが大きいです。

CLIP4は、大きいものの薄型のカラビナが付いています。太いポールに付けるには、少し遊びが少ない印象です。それでも、空洞部分は若干大きめ。

GO3のほうは、カラビナというよりもフック系といったところです。自由度が低いものの、ポールを通したときに少し広がる感じがあります。

バッテリー持続時間・充電時間の違い

バッテリー関係は、JBL CLIP4のほうが優れています。

CLIP4のバッテリー持続時間は、10時間です。

一方GO3のバッテリー持続時間は、5時間となっています。CLIP4の半分の時間しか使えません。

充電時間はCLIP4が3時間で、GO3が2.5時間です。30分ほどGO3のほうが早く充電できますが、バッテリー持続時間がCLIP4の半分なので総合的にはCLIP4のほうがバッテリー面は有利になります。

出力・ドライバーの違い

出力はJBL CLIP4が5W、GO3が4.2Wとなっています。バッテリー持続時間が長いので勘違いしそうになりますが、CLIP4のほうが若干出力が大きいです。

そのため、音量に関してはCLIP4のほうが大きくしやすくなります。

一方ドライバーは、CLIP4が40mmでGO3が47mmです。GO3のほうが7mm大きくなっています。

出力はCLIP4のほうが大きいですが、ドライバーはGO3のほうが大きいのがポイントです。出力を大きくすることで迫力を出しているのが、CLIP4。ドライバーを大きくすることで迫力を出しているのが、GO3ということになります。

音質の違い

音質は、どちらも方向性が似ています。

スペックで言えば、CLIP4のほうが再生周波数帯域の低域部分が100Hz、GO3が110HzとCLIP4のほうが低音が出る仕様です。

実際、CLIP4の音を聴くと小型でありながらもハッキリとした低音が聴こえてきます。流石に体に響くほどではないものの、意外と迫力のある十分な音です。中高音域もクリアでこもりがありません。

ではGO3は低音がダメかというと、それも違います。

GO3は低音域がハッキリしており、音圧がCLIP4より強いです。再生周波数ではCLIP4のほうが低音に有利ですが、実際の低音域の音質の良さはGO3に軍配が上がります。

ただし、中高音域はCLIP4のほうが伸びが良くて綺麗です。低音をしっかり出すことで下支えをして、中高音域を際立たせるような音作りになっています。

つまり、低音と迫力を重視したいならGO3、全体的なまとまりの良さと中高音域の綺麗さを重視したいならCLIP4がおすすめです。

JBL CLIP4のメリット・デメリット

ここまで、JBL CLIP4の仕様や特徴についてGO3と比べながらレビューしてきました。これまでの内容をまとめるという意味でも、ここで改めてJBL CLIP4のメリットとデメリットをそれぞれ簡単に紹介していきます。

JBL CLIP4のメリット

  • 低音が意外と出る
  • 中高音域がGO3より綺麗
  • バッテリー持ちがGO3より良い
  • 風呂場やアウトドアなどさまざまなシーンで使える
  • 握りやすく滑り止めもきいている
  • かわいくもスタイリッシュなデザイン

CLIP4とGO3とを比べたときの最大のメリットは、やはりバッテリー持ちが長いところです。バッテリー残量を細かく見るインジケータなどは搭載していませんが、バッテリーが減ってくるとランプが点滅します。

点滅したときに充電するようにすれば、全く気になりません。

さらに、音が意外と良いです。低音も十分で、中高音域がくっきりとして気持ちいい音を鳴らしてくれます。値段とサイズを考えると、非常に良い音です。

JBL CLIP4のデメリット

  • 低音はGO3より少しだけ不利
  • 薄型の一体型カラビナは好みが分かれる
  • 太いポールは通しにくいが細すぎると遊びが生まれる
  • 自立しない
  • 平置きすると低音がこもる
  • アプリに対応していない

CLIP4のカラビナは、融通がききにくいです。一般的なカラビナタイプなので、長さの調整などができません。ポールがあまり太いと通らず、細いと遊びが生まれてブランブランとしてしまうところがデメリットです。

さらに、自立しません。

ただ平置きすると、低音がモコモコと篭って聴こえてしまいます。どこかに引っ掛けて使うことしかできないので、部屋で使うときは注意が必要です。

JBL GO3のメリット・デメリット

JBL CLIP4のメリットとデメリットを紹介しました。今度は、JBL GO3のメリットとデメリットをそれぞれ簡単に紹介していきます。CLIP4と比べた相対評価と絶対評価の両面から紹介するので、ぜひご参考ください。

JBL GO3のメリット

  • 低音が、価格とサイズにしては強い
  • 小型ながらにしっかりとした音圧を感じる
  • ぶら下げたときの遊びは比較的少なめ
  • 自立する
  • 風呂場やアウトドアなどさまざまなシーンで使える
  • 2ヵ所の滑り止めがしっかりきいている
  • 温かみのあるデザイン

CLIP4と比べたときのGO3の大きなメリットは、音です。低価格・小型にしては、しっかりと迫力のある低音が鳴ります。低音を重視したい方や、映画の音響の迫力を重視したい方にはGO3のほうがおすすめです。

さらに、ぶら下げたときの遊びも比較的少なめになります。これは、単純にCLIP4よりも穴が小さめなためです。同じ場所にかけたときは、GO3のほうが密着感があります。

そして、自立するのも非常に大きなメリットです。平置きするとスピーカーに影響を与えてしまいますが、自立するので置いたときに音が悪くなる心配もありません。

滑り止めも背面と底面の両方についているので、自立でも平置きでも安定します。

JBL GO3のデメリット

  • 中高音域はCLIP4より弱め
  • バッテリー持ちが悪い
  • ループタイプなのでぶら下げる場所を選ぶ
  • 起動音が消せない
  • アプリに対応していない

GO3最大のデメリットは、バッテリー持ちが悪い点です。5時間というバッテリー持続時間は、Bluetoothスピーカーの中でも特に短い部類になります。できれば8時間は持ってほしいところです。

ただ、バッテリーを犠牲にしている分なのか音圧は強めになっています。コストを抑えながら音を良くした結果と捉えるしかないでしょう。

さらに、GO3はカラビナタイプではなく、ループタイプです。CLIP4と違って、挟み込むように通すことができません。

場所によっては通すのに苦労したり、通せなかったりする可能性があるので注意しましょう。

JBL CLIP4とGO3の比較レビューまとめ

今回は、JBL CLIP4とGO3を比較しながら両者の魅力と欠点についてレビューしてきました。

どちらも似た部分は多いですが、しっかりと差別化されています。

全体的な音のバランスの良さやバッテリー持ちは、CLIP4のほうが良いです。値段もGO3より高いので、音の良さとバッテリー持ちとを両立できるようになっています。

GO3はバッテリー持ちは悪いですが、CLIP4より低価格・小型でありながら音圧が強く低音がハッキリしているのが特徴です。

利便性は、「引っ掛けるのが得意なCLIP4」と「置きやすいGO3」とで差別化されていますが、どちらも高評価。

結局のところ、予算や音・バッテリー持ちで選ぶのがおすすめです。自分に適したスピーカーを選び、音楽をあらゆる場所で楽しみましょう。

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