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Anker PowerPort III Nano 20Wレビュー!小型20Wの充電器の実力とは

近年、スマホだけでなく複数ガジェットを持って外出する人が増えてきています。スマホとタブレット、ゲームなどなど…。特にスマホとタブレットは用途が広いため、出先で充電に困りやすいです。

そこで人気なのが、小型の充電アダプター。電源のあるカフェなどでコンセントに接続して使えるので、出先で充電に困りにくくなります。

今回紹介するのは、超小型の20W充電器「Anker PowerPort III Nano 20W」です。

本機の充電性能、コスパなどについて徹底的にレビューしていきます。

目次

Anker PowerPort III Nano 20Wのスペック・基本情報

まずは、Anker PowerPort III Nano 20Wの基本的なスペックとパッケージ内容、デザインについて簡単に紹介していきます。どのようなスペックを持っているのか、何が付属するのか気になる方はぜひご参考ください。

スペック

  • サイズ:約45×27×27mm(プラグ部を含む)
  • 重量:約30g
  • 入力:100-240V 0.6A 50-60Hz
  • 出力:5V=3A/9V=2.22A
  • 端子:Type-C

本機のスペックは、非常にシンプルです。特殊な機能などは特になく、「何かを充電する」ということにのみ重きを置いています。

特徴的なのは、やはりサイズと重量。充電器の小型が進む昨今ですが、本機は他社製品と比べても特に小さく軽いと言えます。

それでいて、20Wの充電に対応しているのが本機最大の特徴です。

また、端子はType-Cになっています。AtoCケーブルではなく、CtoCまたはCtoLightningを使わなければいけません。好むデバイス環境によっては、CtoCケーブルはあまり使わないこともあるので注意が必要です。

ケーブルの使いまわしは、しにくくなる可能性があります。

パッケージ内容

  • 本体
  • 取扱説明書
  • 18か月保証+6か月(Anker会員登録後)
  • カスタマーサポート

本機のパッケージ内容は、非常にシンプルです。本体と取扱説明書、保証書などのみとなっています。保証がデフォルトで1年半と比較的長めなのが、良いところです。Anker会員になれば、2年に延長されます。

ただ、ケーブルが別売りなので注意が必要です。前述の対応ケーブルを持っていない方は、一緒に購入することをおすすめします。

外観

外観も、これまたシンプルです。白いキューブ状の筐体に、ポートが1つ搭載されています。側面にはANKERのロゴが大きく書かれているのみです。

かなり四角いですが、過度は丸みを帯びています。一見無骨のようですが、よく見ればかわいいデザインです。

サイズ感は、実際に見るとApple純正の5W充電器とほぼ同じに感じられます。このサイズで約4倍の出力があるのには、驚かされますね。

Apple純正の5W充電器との比較

縦横のサイズは、500円玉とほとんど同じ。実際には立体的なので500円と同じサイズ感にはなりませんが、手のひらに軽く収まるサイズだということは確かです。

Anker PowerPort III Nano 20Wの良いところをレビュー

Anker PowerPort III Nano 20Wのスペックや外観などについて、簡単に紹介してきました。本機はスペック表に記載される内容が非常に少なく、スペックを見るだけではよくわかりません。

そこで今度は、Anker PowerPort III Nano 20Wの良いところをそれぞれ簡単にレビューしていきます。

超小型で軽量なため持ち運びに便利

Anker PowerPort III Nanoは、超小型で軽量です。サイズ感はこれまで説明してきた通り、Apple純正5W充電器とほとんど同じで、縦横サイズは500円玉相当。

これは、業界最小サイズです。

この超小型軽量な本体は、持ち運びに非常に適しています。コートのポケットに入れても、コートがあまり膨らみません。もちろん他のものを傷つけないようにする必要があるので、スマホと一緒にポケットに入れるのは危険です。

とはいえ、カバンのポケットに入れたりガジェットポーチの隙間に入れたりできるサイズ感なのは、非常に便利だと言えます。

小さいのに20W出力でパワフル

本機は、文句なしに使いやすい超小型軽量充電器でありながら、出力は20Wと比較的パワフルです。本機と同等のサイズ感の製品の代表例は、前述のApple純正5W充電器。この約4倍のパワーがあることになります。

他にも、充電速度が上がるなどのメリットがあります。本機の出力の高さは、主に充電速度の速さに影響しているのが特徴です。外出先では、家と違いあまり長時間は充電出来ないことがあります。

出先でスマホやタブレットを早く充電したい方には、このパワフルさはぴったりです。

スマホを30分で50%程度充電できる

本機の充電スピードは、このサイズ感の充電器としては非常に早いです。具体的には、スマホであれば30分で約50%は充電できる程度。出力が20Wなので、iPhone14でもしっかり素早く充電出来ます。

出先で少しバッテリー残量に不安が出たとき、電源カフェに入ってコーヒーを飲んでいる間に充電できると考えると非常に便利です。機種にもよりますが、1時間30分もあれば満充電も可能。

出張先のホテルでの充電、家庭での充電にも便利です。

コスパが高い

Anker PowePort III Nano 20Wは、超小型軽量かつ20Wというスペックにしては安価なのが魅力です。小型軽量化をしたうえに出力を高めるとなると、どうしても技術力が必要になります。技術を詰め込めば、その技術の対価として値段も高くなりやすいです。

本機は充電速度を高めるために、独自技術のPower IQ 3.0(Gen2)を搭載しています。ほかにも多重保護システムを採用するなど、Ankerの技術を盛り込んでいる製品です。

Ankerのさまざまな充電器と比較しても、手頃な値段です。これだけの性能と魅力を詰め込んで、2000円以下に抑えているのはコスパが高いと言えます。

Anker PowerPort III Nano 20Wの注意点をレビュー

Anker PowerPort III Nano 20Wの良いところについて、レビューしてきました。もちろん、良いところもあれば注意しなければならない点もあります。そこで今度は、本機の注意点について簡単にレビューしていくので、ぜひご参考ください。

プラグ部分が折り畳めない

Anker PowerPort III Nanoは、プラグ部分が折り畳めません。折り畳み機構を付けるとサイズをもう少し大きくしなければならなくなるとはいえ、ここが少し不便です。

小型軽量で持ち運びやすいものの、プラグがむき出しなので他の機器と一緒にはしておけません。液晶や筐体を傷つけてしまう恐れがあります。カバンの中で少し隔離しておかなければならないのが、少々不便に感じられます。

ノートPCには使えない

Anker PowerPort III Nano 20Wは、このサイズ感の充電器としては高出力です。

とはいえ、ノートPCに使うには少し足りません。たとえば30W程度であればノートPCにも使えるようになりますが、本機では厳しいです。スマホやタブレットと一緒にノートPCを持ち運び、出先で作業がしたい方には不向き。

ただ、ノートPC以外なら持ち運ぶような機器にはたいてい使えます。用途などと照らし合わせて、自分にとって使えるかどうかを見極めることが大切です。

単一ポート

Anker PowerPort III Nanoは、充電ポートが一つしかありません。同じサイズ感のApple純正5W充電器も単一ポートなので、これほどの小型充電器に2つ以上のポートを付けるのは難しいのだろうということはわかります。

ただ、複数デバイスを同時に充電したいという方には不便です。

Anker PowerPort III Nano 20Wに関するよくある質問

ここまで、Anker PowerPort III Nano 20Wについてレビューしてきました。魅力的な部分とそうでない部分とが、ハッキリしている製品という印象です。最後に、そんな本機に関するよくある質問の答えを簡単に紹介していきます。

Anker PowerPort III Nano 20Wはコイル鳴きする?

Anker PowerPort III Nano 20Wは、環境によってはコイル鳴きすることがあります。

コイル鳴きとは、「キュルキュル」「キーン」のような音です。USB充電器のスイッチング方式である「AC/DC変換方式」は、どうしてもノイズが発生しやすいという弱点があります。各社機器側に工夫することでノイズを減らしているものの、場合によってはコイル鳴きが発生してしまうということです。

本機は、コイル鳴きが発生したというレビューが見受けられます。

ただ、一方で全くしないというレビューもあるため、個体差または環境による違いによる可能性が高いです。

Anker PowerPort III Nano 20Wで充電できないときは?

Anker PowerPort III Nano 20Wで充電出来ないときは、まず対応している機器かどうか確認しましょう。

たとえばノートPCなどの高出力を要する機器には、使えないことがあります。本機は主にスマホとタブレット用です。電子タバコやゲーム機などにも、一部対応できます。

問題ない機器のはずなのに充電出来ないときは、ケーブルの破損を疑いましょう。

Anker PowerPort III Nano 20WはSwitchに対応してる?

Anker PowerPort III Nano 20Wは、Switch本体への充電に対応しています。

ただし、ドックを使用したTVモードに使用することはできません。あくまでも充電用であり、TVモードの電源にはならないので注意しましょう。

出先でSwitchを携帯モードで遊び、充電がしたいときなどのは非常におすすめです。家庭でも、充電用と割り切れば十分使えます。

スマホとSwitchを出先で充電したい方におすすめ!

Anker PowerPort III Nanoは、持ち運びに便利な小型・軽量が売りの製品です。それでいて、スマホなどを充電するには十分な出力を備えています。出力が高くAnker独自技術も搭載しており、充電速度は早いです。

スマホだけでなく、タブレットや電子タバコ、Switchの充電など幅広く使えます。

出先でさまざまなガジェットを持ち運び、充電したい方におすすめの充電器です。

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