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SONY SRS-XB23レビュー・デザインから想像できない迫力のある重低音を鳴らす高機能Bluetoothスピーカー

SONYから発売されているSRS-XB23ポータブルBluetoothスピーカーをレビューします。

SRS-XB23は2020年7月に発売されたスピーカーで、おしゃれな筒形デザインが特徴的。

デザインからは想像できないパワフルで迫力な音を鳴らすこと、合わせて定価13,200円とコスパも良いことから人気を集めているスピーカーです。

実際にSRS-XB23を聴いてみると、良い部分もありつつ違和感を感じるポイントもありましたので包み隠さず紹介していきましょう。

目次

SONY SRS-XB23のスペックを紹介

  • 総合出力:14W
  • 再生周波数帯域:20Hz – 20,000Hz
  • コーデック:SBC、AAC、LDAC
  • 接続:無線
  • 再生チャネル:モノラル/ステレオ
  • Bluetooth バージョン:5.0
  • 駆動時間:約12時間(STAMINAモード)、約10時間(EXTRABASSモード)
  • 防水・防滴:IP67
  • サイズ・重量:76x218x76 mm、580g
  • Stereo Pair、ハンズフリー通話

SRS-XB23はスマホやPCなどBluetoothに対応したデバイスに接続することで、迫力のある重低音を楽しめるスピーカーです。

音楽配信サービスなど圧縮音源で失われがちな高音域を補完する機能によって、原音に近い広がりのある音で再生します。音質劣化が少なく、聞き疲れしにくい自然な音で楽しめます。

また、一般的にスピーカーは設置向きを固定させる必要がありますが、縦でも横置きでも変わりなく良い音質を楽しめるように設計されている為、利用シーンに応じた自由な置き方で音楽を楽しめます。

音楽データをより早く高品質で通信できるLDAC/AACにも対応し、スマホで再生する楽曲を劣化させず高音質で楽しめますし、アクション映画やFPSなどのゲームでも遅延なしで音を流せます。

SONY SRS-XB23の音質をレビュー

早速ですが、SONY SRS-XB23の音質からレビューしていきます。

低音重視で音がこもりがち・クリアな音を楽しむならイコライジングが必須

SRS-XB23を聞いて感じたのが圧倒的に低音寄りのスピーカーであること。

500mlペットボトルと変わらないコンパクトサイズからは想像できない迫力のある重低音をしっかりと鳴らします。

同価格帯のBluetoothスピーカーの中でも低音の迫力はトップクラスで、重低音を楽しみたいシーンではぴったりなスピーカーだと感じます。

しかし全体にモワッとこもりがちで、透明感はイマイチな印象。

SONYのスピーカーはクリアで洗練された音質といったイメージがありましたが、音全体がモワッとしており透明感は感じられませんでした。

モワッとした音質は、専用アプリ「Music Center」のイコライザーにてある程度の音質は改善できます。

Screenshot

若干Bassを下げてMiddle・Trebleの中高音を上げることで全体的にバランスが取れて高音も鮮明に聞こえるようになります。

ステレオモードによって立体感のある音を楽しめる

一般的にこのクラスの筒型Bluetoothスピーカーはモノラル再生の製品が多いです。

モノラル再生のスピーカーが多い理由は、ステレオ再生で立体感のある音を楽しむには、2つのスピーカーを離して設置し、それぞれのスピーカー(左右)から異なる音を出力する必要があります。

筒型1本タイプのスピーカーでステレオ再生をするにはそもそも無理があるというのが理由です。

そういった中、SRS-XB23は横置きにした際にステレオモードで音を出すことが可能です。

ステレオモードにすると、SONYのロゴがある方が「左」となり、左右それぞれが別の音を出すため、音に立体感が生まれます。

モノラルとステレオを切り替えて音を聞き分けると、ステレオモードでは左右から異なる音が出ていることが伝わってきますし、音全体に立体感が生まれます。

とは言いつつ、2つのスピーカーでステレオを実現するのとは比較できないレベルなので、おまけ程度と考ておきましょう。

SBC以外にAAC、LDACのコーデックに対応

SRS-XB23の大きな特徴として、Bluetoothの一般コーデックであるSBC以外にAACやLDACにも対応していることです。

コーデックというのは音楽データの圧縮方式のことを指しますが、SBCはどんなBluetooth端末にも接続できるものの通信遅延が大きく音質も悪くなります。

SRS-XB23はiPhoneとの相性のよいAAC、より高品質なLDACに対応しているため音楽データを遅延なく届けてくれます。

ちなみにLDACはSONYが開発した圧縮伝送方法であり、ハイレゾ相当(SBCの最大3倍)の情報量を伝送できる規格です。

SRS-XB23は高品質の音楽データを劣化なくスムーズに転送できるスピーカーと言えるでしょう。

とは言いつつ、多くの情報量を遅延なく伝送できる=良い音質と考えた場合、良い音質と良い音が聞こえることは別物です。

SRS-XB23の特徴・使い勝手をレビュー

続いてはSONY SRS-XB23の特徴や使い勝手をレビューしていきます。

500mlペットボトルと同じ太さの筒型で持ち歩きに便利

SONY SRS-XB23のサイズ感は500mlのペットボトルよりも一回り大きくした程度のサイズ感。重さも580gと軽いため、持ち運びしやすいです。

リュックのサイドポケットにもちょうど挿さるサイズですので、気軽に持ち出せます。

IP67相当の防塵・防水耐性と防錆耐性

SRS-XB23はIP67相当の防塵・防水耐性を兼ね備えています。

IP67というのは、砂やホコリなどの粉塵が本製品内部に入らないように保護されているとともに、水深1mの水中にスピーカーを最大30分間入れても浸水しないことを指します。

海や川に落としてしまっても安心ですし、合わせてサビにも強い仕様です。

基本操作はシンプルかつ本体でも様々な操作が可能

SRS-XB23の基本的な使い方は、「電源ボタン」→「Bluetoothボタン」を押してスマホなどのデバイスと接続するだけなので、一般的なBluetooth製品を使ったことのある方なら迷わずに使うことが出来るはずです。

本体にあるボタン類は上から

  • 電源ボタン
  • Bluetoothボタン
  • 再生・ストップボタン/(通話)ボタン
  • +/-(音量)ボタン
  • BATT(バッテリー)ボタン/STAMINAボタン・ランプ
  • PARTY(Party Connect)ボタン・ランプ
  • ST PAIR(Stereo Pair)ボタン・ランプ

となっています。

最近のBluetoothスピーカーはボタン類が少なくシンプルなものが多い中、SRS-XB23はその反対。

本体でさまざまな操作が出来るようになっている印象です。

複数のスピーカーと繋げるParty ConnectやStereo Pairボタンが本体に付いているため、複数台保有の場合は扱いやすいです。

バッテリーは通常モードで12時間・EXTRABASSモード時には10時間の再生が可能

Screenshot

SRS-XB23のバッテリーは、通常モードで12時間の再生、EXTRABASSモードでは10時間の再生が可能です。

ただ実際に使い始めてみると、EXTRABASSモードの方が圧倒的に迫力のある音が楽しめるため10時間再生が基本として考えた方が良いかもしれません。

なお、バッテリーはアプリの「Power Option」欄で細かな設定が可能です。

外出時など電源を供給しない状態で使う際は、スピーカーの未使用状態が15分以上続くと自動的に電源が切れる「Auto Standby」はONにしておくと良いでしょう。

応用の効くストラップが便利

SRS-XB23にはフックのついたストラップがついており、フックで引っ掛けたり、ストラップ全体で縛り付けたりとシーンによってさまざまな固定ができます。

また、横置き時にはストラップが本体固定の役割も持っており、筒型の形状であっても転がっていくことがありません。

なお、ストラップ以外にも充電ポートを収納するゴム部分にも転がり止めは付いてます。

ストラップがなくともこのゴムの出っ張りで転がり辛くはなっていますが、ちょっと勢いがついてしまうと転がってしまうので、ストラップが転がり止めの主役でしょう。

SRS-XB23でおしゃれに音楽を持ち歩こう!

SONYのBluetoothスピーカーSRS-XB23をレビューしてきました。

SRS-XB23は500mlペットボトルとさほど変わらないコンパクトスピーカー。おしゃれな見た目からは想像できない迫力のある重低音を鳴らします。

低音が強く高音はこもりがちですが、ステレオモードで立体的な音を楽しめたり、2台以上のSRS-XB23を用意してパーティーモードや、より本格的なステレオ再生を楽しむことが可能。

IP67相当の防塵・防水+防錆耐性によりどんなシーンでも音楽を楽しめるスピーカーです。

定価13,200円、実売ではさらに安く買えますので、スマホより高品質な音を楽しみたい方、野外にもスピーカーを持ち歩きたい方はぜひ検討してみてください。

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