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SOUNDPEATS Breezyレビュー!無段階調整で快適な完全ワイヤレスオープンイヤーイヤホン

近年、人気が高まっているオープンイヤー型イヤホン。

SOUNDPEATS Breezyは、2024年10月発売の最新の完全ワイヤレスオープンイヤーイヤホンです。カナル型と違い耳穴に入れないため圧迫感がなく、耳への悪影響も比較的弱く、開放感のある音が楽しめるのがオープンイヤーの魅力。

そのうえ、SOUNDPEATS Breezyは日常使いしやすいという特徴があります。

本記事では、そんなSOUNDPEATS Breezyの基本仕様を紹介し、良いところと気になるところについてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

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SOUNDPEATS様から商品を提供していただきレビューしています。

目次

SOUNDPEATS Breezyの基本仕様

まずは、SOUNDPEATS Breezyの基本仕様について紹介していきます。製品仕様や外観、付属品などの基本的な部分について気になる方は、ぜひご参考ください。

製品仕様

  • サイズ:L82.62×W54.06×H27.43mm(ケース込み)
  • 重量:約8.5g(イヤホン片側)/約62g(充電ケース+イヤホン両側)
  • 防水規格:IPX4
  • Bluetoothバージョン:5.4
  • 対応プロファイル:A2DP 1.4/AVRCP 1.6.2/HFP1.8/SPP1.2.4
  • 対応コーデック:AAC/SBC
  • 通信範囲:10m
  • バッテリー容量:500mAh(ケース)/54mAh×2(イヤホン)
  • 最大再生時間:約10時間(イヤホン単体)/約40時間(ケース併用)
  • 充電時間:約1.5時間(イヤホン)/約2時間(ケース)
  • 充電ポート:Type-C

以上が、SOUNDPEATS Breezyの基本的な製品仕様です。

IPX4の防水性能があり、普段使いがしやすいのが特徴。IPX4というのは、防水に関する保護等級のことです。あらゆる方向からの飛沫による害がない、ということがIPX4の基準になっています。

つまり、雨水などでは問題ないということです。雨の日でも問題なく、外出時に使えます。

さらに、再生時間はケースを併用すると約40時間。完全ワイヤレスイヤホン全体と比べても、長めの時間です。

全体的に、利便性にこだわったイヤホンであることがわかります。

外観

ケースは、楕円形を採用しています。カナル型によく見られる縦長の楕円形ケースではなく、平べったい楕円形ケースなのが特徴です。ポケットなどに入れてもあまりかさばらず、デスク上に置いておくのも楽なのがよいところ。

デザイン面では、比較的シンプルなケースだと言えます。

ロゴも「S」のみがおしゃれに配されているため、気になりにくいのがよいところです。

さらに、イヤホン本体もデザインはシンプル。少し迷彩柄のようになっていますが、遠目で見ればあまりわからない程度の柄です。

なお、カラーバリエーションはブラックのみとなっています。ホワイトモデルなどはないので、注意しましょう。

付属品

・SOUNDPEATS Breezy本体
・充電ケース×1
・Type-充電ケーブル×1
・取扱説明書×1
・アプリガイド×1
・PEATS君ステッカー×1

以上が、SOUNDPEATS Breezyのパッケージ内容です。

必要最低限のケーブル類に、SOUNDPEATSのキャラクターのステッカーを1枚付属させたような内容になっています。PEATSくんは2022年に登場したキャラクターで、SOUNDPEATS製品にはステッカーなどが付くことがあるのが特徴。

おまけ程度ですが、かわいいステッカーが付くのは嬉しいところです。

さらに、説明書だけでなくアプリの案内も付属します。SOUNDPEATS Breezyはアプリを使うことで利便性が拡張されるため、アプリガイドが付属するのも嬉しいところです。

SOUNDPEATS Breezyの良いところをレビュー

SOUNDPEATS Breezyの基本的な仕様などについて、紹介してきました。今度は、SOUNDPEATS Breezyのよいところについて、それぞれ簡単にレビューしていきます。利便性や音質などについて気になる方は、ぜひご参考ください。

角度調整ができるイヤーフックが快適

左右の写真でスピーカー部分の角度が変わっていることが確認できる

SOUNDPEATS Breezyの大きな特徴は、角度調整ができるイヤーフックを採用している点です。

よくあるイヤーフックは、固定式になっています。柔軟に動くものもありますが、素材が柔らかいため動いているだけに過ぎず、固定されているのが多くの製品に共通するイヤーフックの特徴です。

オープンイヤー型は、フィット感が重要。耳に入れない分、聞き取りやすい位置にスピーカー部分が来ないと快適性が損なわれます。

一方、SOUNDPEATS Breezyは無段階に角度調整が可能です。

そのため、自分に最適な装着感と聞こえ方に調整できます。クリップ型のイヤホンは圧迫感があったりつけ心地が硬く軟骨が痛くなったりしがちですが、SOUNDPEATS Breezyはその心配を比較的減らせているのがよいところです。

自分にあわせられるので、長時間装着しても快適。万が一痛くなってきても、少しフィット感を弱くすれば痛みを取り除きながら音が聞けます。

重厚な低音が心地よい音質

SOUNDPEATS Breezyの音は、低音寄りです。

SOUNDPEATS Breezyには、12mmデュアル磁気回路ダイナミックドライバーが搭載されています。ダイナミックドライバーは、迫力の大きさが魅力のドライバー形式です。低音に強い、しっかりとした音圧を確保できるなどのメリットもあります。

加えて、12mmとイヤホンのなかでは比較的大口径のドライバーなのが魅力的です。大きなドライバーは、低音再生に有利で高音も特段苦手ではないというのが魅力。

さらに、磁気回路を使っているのも本機の大きな特徴です。2つの磁石が強力な磁場を作ることで、ダイナミックレンジが広くなり繊細な音表現を可能にしています。

結果的に、パワフルなだけでなく重厚な低音が心地よい音になっている印象です。迫力のある低音域に豊かな中音域が加わり、全体的に透明感があります。

低音重視ですが、ほかの音域も疎かになっていません。6000円台後半という価格帯としては、非常に良好な音質です。

締めつけ感がないオープンイヤーの開放感

SOUNDPEATS Breezyは、オープンイヤーイヤホンです。

オープンイヤーのメリットは、耳を塞がないこと。カナル型よりも圧迫感がありません。周囲の状況に気を配りながら、音の世界に没頭できます。外出時に音楽や配信を聴きながら歩きたい方には、最適です。

さらに、装着したまま会話もできます。イヤホンを外さなくとも、店員の言葉を聞き逃しにくいのがよいところです。

そして、骨伝導と比べて締めつけ感がありません。骨伝導イヤホンも耳を塞がないものの、その独特な音の伝達方式のせいか、締めつけ感がある製品が多いです。

一方、SOUNDPEATS Breezyはあくまでも「耳の近くに小型スピーカーを置いたようなイヤホン」なので、締めつけ感はありません。

重さも片耳で約8.5gと非常に軽量で、オープンイヤーイヤホンの開放感をしっかりと楽しめます。

ダイナミックEQで音質傾向の調整ができる

SOUNDPEATS Breezyは、PeatsAudioアプリでの設定に対応しています。スマホに接続してアプリを開いて登録すれば、ダイナミックEQなどの各種機能を使用可能です。

本機は中音もクリアではあるものの、低音重視であることに変わりはありません。低音が強すぎて気になるという場合には、アプリのダイナミックEQで調整できます。

ダイナミックEQは、指定した音域を自動的に最適化処理するのが特徴です。精度が高く、大味な調整になりにくいのもよいところ。音質傾向の調整をして、より快適な状態で音楽を楽しめます。

2台のマルチポイントに対応

SOUNDPEATS Breezyは、2台までのマルチポイントに対応しています。

マルチポイントというのは、複数台のデバイスにひとつのガジェットを同時接続する機能のことです。たとえばスマホとPCにSOUNDPEATS Breezyを同時に接続しておいて、瞬時に切り替えられます。PCで配信を見ながら、スマホに着信があれば本機を装着したまま通話が可能です。

スマホを2台持っている方や、スマホとタブレット、スマホとPCなど複数のデバイスを同時に使う機会が多い方には非常に便利な機能だと言えます。

最大40時間の連続再生で長時間使いやすい

SOUNDPEATS Breezyは、ケース込みで最大40時間の連続再生に対応しています。同価格帯の完全ワイヤレスイヤホン全体と比較しても、バッテリー持ちが良好です。

イヤホン単体でも、最大10時間持続します。10時間もあれば、1日中使うような方でも特に問題ありません。10時間以上使う場合も、シャワーを浴びている最中などにケースに入れれば十分持ちます。

頻繁に充電する手間がなく、非常に楽です。

さらに、2時間程度で素早く満充電ができます。2時間の充電で40時間使えるので、タイパも良好です。

SOUNDPEATS Breezyの気になる点をレビュー

SOUNDPEATS Breezyの良いところについて、レビューしてきました。音質が良好で、利便性も非常に高いのが本機の魅力です。

もちろん、気になる点もいくつかあります。今度は、そんなSOUNDPEATS Breezyの気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

角度によって音が変わる

SOUNDPEATS Breezyは、調整角度によって音が変わります。

たとえば、耳への固定を甘めにして耳にちょうどスピーカーが当たるようにすると、低音が効いた太く重厚な音が鳴るのが特徴です。耳への固定を甘くしたほうが、いい音が鳴るということ。

逆に耳にしっかり固定すると、低音が弱くなります。これは、スピーカーが耳の穴から離れるためです。カナル型イヤホンでも、大音量にした状態でイヤホンを少し耳から離すと、しゃりしゃりした音になります。

本機も、耳にガッツリ固定すると少ししゃりしゃりした音になるのがネックです。

ただ、ガッチリ固定しすぎると軟骨が痛くなるという場合には、かえって良い仕様だと言えます。耳に固定しすぎないほうが音がいいので、耳への負担を軽減しながら音が楽しめるという点は魅力的。

また、運動時以外はスピーカーを耳に近づけてよい音を楽しんで、運動時には保持力を優先するように調整すれば使いやすくなります。

ランニングでは揺れが気になる場合がある

SOUNDPEATS Breezyは、歩いている分には揺れは特に気になりません。耳への固定を若干緩めにしていても、それほど揺れないので歩いている分には特に問題ないのがよいところです。

ジョギング程度でも、しっかりめに固定していれば揺れにくくなっています。

ただ、スピードを出したランニングでは揺れやすいです。軽いジョギングではなく、しっかりとしたランニングで使いたいという場合には、注意しましょう。

SOUNDPEATS GoFree2との比較

左がSOUNDPEATS GoFree2、右がSOUNDPEATS Breezy

SOUNDPEATSから発売されているワイヤレスオープンイヤーイヤホンは、Breezy以外にもGoFree2という製品があります。

GoFree2Breezy
Bluetooth5.35.4
対応コーデックAAC、SBC、LDACAAC、SBC
最大再生時間約9時間/約35時間(ケース併用)約10時間/約40時間(ケース併用)
充電時間1.5時間約1.5時間/約2時間(ケース)
防水規格IPX5IPX4
重量約9g:イヤホン片側
約73.5g:ケース+イヤホン両側
約8.5g:イヤホン片側
約62g:ケース+イヤホン両側
通常価格7,880円6,680円

GoFree2とBreezyとの大きな違いは、

  • Breezyは角度調整が出来る
  • Breezyは重低音が強くドンシャリ傾向、GoFree2の方がバランスの整った音質と音の傾向が異なる
  • Breezyの方がGoFree2と比較して音場が広い
  • 高級感はGoFree2の方が上で価格も1000円以上高い
  • GoFree2はLDACに対応しているが、BreezyはAACとSBCのみの対応コーデック
  • 防水耐性はGoFree2がIPX5と上で、スポーツや雨の日に使うならGoFree2に軍配が上がる

といったところ。

バッテリーの持ちもBreezyの方が高いのでラフに音楽を持ち歩きたい時におすすめですね。逆にGoFree2はより丁寧な音を楽しみたい時に重宝します。

GoFree2のレビューについては下記記事をご覧ください。

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SOUNDPEATS Breezyはこんな方におすすめ!

  • 耳が痛くなりにくいオープンイヤーが欲しい方
  • 低音重視のサウンドが好きな方
  • 通勤通学や作業用がメインの方
  • 1日にイヤホンを着けている時間が長い方
  • コスパが高いイヤホンが欲しい方

SOUNDPEATS Breezyは、以上のような方々におすすめです。

まず、調整機能について。これがあるため耳への固定を甘めに装着するという選択肢があり、耳への負担を軽減しやすいのがよいところです。過去にガッチリ固定するタイプのオープンイヤーを使って、すぐに耳が痛くなってしまったという方にはおすすめ。

さらに、音質が良好なのがSOUNDPEATS Breezyの大きな魅力です。低音重視の方なら、満足のいく重厚感と迫力が感じられます。低音重視のサウンドが好きな方、音質重視の方におすすめです。

そして、6000円台という価格帯で音質を高めながらバッテリー持続時間を長くし、便利な機能を搭載しているのが最大の魅力。コスパが非常に高いイヤホンなので、単純にコスパが高いオープンイヤー型イヤホンが欲しい方にも非常におすすめです。

まとめ|音質にこだわったイヤホン

本記事では、SOUNDPEATS Breezyについてレビューしてきました。

全体的に、よく出来たイヤホンです。調整機能のおかげでオープンイヤーとしては悪くはないつけ心地に、長時間バッテリー、マルチポイントなどさまざまな魅力があります。

そして、音質にこだわっているのがポイントです。この価格帯で利便性の高い機能を詰め込むと、音質面は少し疎かになる傾向があります。安く抑えるにはこだわる点を絞らなければならず、安価なオープンイヤーの多くは利便性にこだわっているのが特徴です。

一方本機は、利便性を高めながら音質にしっかりとこだわっています。

音質にこだわった利便性の高いオープンイヤーイヤホンが欲しい方には特に、おすすめの製品です。

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