OBSBOT MEET2は、オンライン会議やテレワークなどで使える高性能なWebカメラです。
ノートPCにも内蔵されていることが多いですが、用途によっては内蔵カメラでは性能が足りないことがあります。たとえばホワイトボードを映しながら話す場合や、オンライン講座などで教える場合などです。
ほかにも、配信などに使うのにも外付けWebカメラは欲しいところ。
OBSBOT MEET2は、そんな仕事や配信をより快適にするWebカメラです。
本記事では、そんなOBSBOT MEET2の良いところと気になる点について、レビューしていきます。
OBSBOT MEET2の基本的な仕様

まずは、OBSBOT MEET2の基本的な仕様について紹介していきます。OBSBOT MEET2のスペックやデザイン・カラバリ、付属品などを簡単に解説するので、それらについて気になる方はぜひご参照ください。
OBSBOT MEET2のスペック
- センサー:1/2 COMS
- 有効画素数:48M
- 絞り:f/1.8
- ビデオ解像度:最大4K@30fps/1080@60fpsまで
- ズーム:デジタルズーム、4倍
- 視野角:79.4°
- フォーカス方式:AF(PDAF)/MF
- フォーカス日距離:10cm
- HDR:対応
- 露出補正:±3 EV
- IOS:100~6400
- シャッター1/6400~1/30s
- ホワイトバランス:2000~10000K
- 内蔵オーディオ入力:双方向マイク内蔵
- 電源インターフェイス:USB Type-Cコネクション
- データポート:USB2.0/USB Type-C
- サイズ(マウントなし):45×36×22.2mm/1.78×1.4×0.87in
- サイズ(マウント付き):45×36×36.7mm/1.78×1.4×1.45in
- 重量(マウントなし):40.5g/1.43oz
- 重量(マウント付き):67.5g/2.38oz
以上が、OBSBOT MEET2の簡単なスペックです。
センサーは、1/2CMOSセンサー。光を電気信号に変換する半導体センサーの一種であり、センサーの対角線長が8mmであることを示しています。

センサーのサイズが小さいので、本体の小型化や軽量化に繋がるのが良いところです。その特徴から、モバイルデバイスによく使われます。
ほかにも低コストだったり低消費電力だったりと、メリットが多いセンサーです。
このセンサーの性能も申し分なく、映りも抜群。解像度は最大4K@30fpsまでです。Webカメラとしては、高水準だと言えます。フルHDであれば、60fpsで動きの滑らかさを重視することも可能。
さらに、マイクを内蔵していたりType-C端子があったり、使いやすい仕様になっています。
OBSBOT MEET2のデザイン・カラバリ

OBSBOT MEET2には、3つのカラーバリエーションがあります。
- スペースグレー
- クラウドホワイト
- オーロラグリーン
ブラックがないのが少し珍しいところです。ブラック系のカラーのノートパソコンやモニターを使っている場合は、グレーがおすすめ。良いグラデーションになります。
白モニターや白PCであれば、クラウドホワイト。
見た目の可愛さやポップさが気に入るのなら、オーロラグリーンもおすすめです。

また、全体的なデザインは非常にシンプル。レンズ以外に目に付くところは一切なく、本体が小さいことも相まって全く目立ちません。
良い意味で地味で、質の高い仕事道具というような質実剛健とした雰囲気があります。
OBSBOT MEET2の付属品

- 本体×1
- USB-C to USB-Aアダプター×1
- USB-C to Cケーブル×1
- プライバシーカバー×1
- マグネットマウント×1
以上が、OBSBOT MEET2の内容物です。
付属品として、USB-C to Cケーブルがあります。USB-Aで使いたい場合は、付属の変換アダプターを使えば良いので、どのような環境でも接続しやすいです。WindowsのデスクトップPCでも、Mac Boockでも問題なく使えます。

さらに、マウントと本体はマグネットで着脱可能です。収納する際は外しておけば、よりスッキリと収まります。
OBSBOT MEET2の良いところをレビュー
ここまで、OBSBOT MEET2のスペックやデザインなどについて紹介してきました。
ただ、カメラはスペックだけでは良し悪しがわかりにくいです。そこで今度は、OBSBOT MEET2の良いところをレビューしていきます。映像の綺麗さや利便性などについて気になる方は、ぜひご参照ください。
設置の自由度が高く取り付けが楽

OBSBOT MEET2のマウントは、引っ掛けるタイプです。マグネットは便利ですが、金属製でないと取り付けられません。
引っ掛けるタイプであれば、不安定な場所以外にはどこでも取り付けられます。
さらに、底面に1/4インチの三脚穴があるのが便利です。

卓上三脚、照明スタンドなどさまざまな場所に設置できます。三脚に取り付けられるのは、特に便利です。モニターを高い位置に置いている場合、モニターの上では画角が上からになりすぎてしまいます。
そういうときに、卓上三脚に取り付けて使えば、ちょうどいい画角にしやすいです。

さらに、カメラとマウントが物理的に切り離されているのも使いやすいポイント。角度調整が簡単にできます。
高解像度に対応しているうえに画面が明るい
OBSBOT MEET2は、最大4Kの高解像度に対応しています。

基本的にはフルHDの60fpsですが、動きの滑らかさを少し犠牲にすれば4Kという高解像度で自分の姿を映せるのが良いところです。30fpsでも、動きの少ない被写体の撮影であれば全く違和感がありません。
高解像度で、肌の質感や背景のボケ感までしっかりと表現できるのが魅力的です。
さらに、画面が明るく見えます。
これは、Webカメラとしては若干大きいサイズのセンサーを使っていることと、絞り値がF/1.8になっているのが理由です。

絞り値は、レンズを通る光の量を表す数値のこと。これが小さいほどレンズの絞りが大きく開き、多くの光を取り込んで背景ボケが大きくなります。
一方、数値が大きくなるほど絞りが閉じるようになり光量が少なくなるので、暗くなる一方で被写界深度が深くなるのが良いところです。被写界深度は、ピントが合う範囲のことを指します。
本機の数値は小さい部類で、明るく撮れるのがメリット。そのうえ、自然かつ大きなボケ感が出ます。
背景をぼかし、メインの被写体である自分の姿をハッキリと明るく映せるのが良いところです。
AIによる自動フレーミング機能が便利

OBSBOT MEET2には、AIによる自動フレーミング機能が搭載されています。これは、AIによって人数や動きに合わせ、最適な構図に自動的に調整する機能のことです。人数が増えれば画角が広くなり、減れば画角が狭くなります。
一人で映る際は、常に自分が中央に来るように画角を調整してくれるので、画角調整の手間がかかりません。
立ち上がったときも自動的に調整してくれます。ホワイトボードを見せたいときや、座りっぱなしだったため一度立ち上がって喋りたくなったときなど、いちいち調整しなくて良いので快適です。
画角調整のストレスがかかりません。
ジェスチャーコントロールが便利
OBSBOT MEET2には、ジェスチャーコントロール機能が搭載されています。
手を動かっすことで、操作が可能という機能です。2~3秒ほど静止させれば、自動で反応します。別途操作してモードを切り替えるというような操作もないので、便利です。
操作には、たとえば以下のようなものがあります。
- 手のひらをカメラに向ける:フレーミングのターゲットロック/アンロック
- 手でL字を作る:ズームイン/アウト
カメラにジェスチャーを映すだけでいいので、非常に便利です。いちいち制御ソフトなどを操作する手間がかからないので、ストレスフリーで使えます。
小型かつ軽量で持ち運びやすい

OBSBOT MEET2は、小型かつ軽量です。
重量は、マウント付きで67.5g。非常に軽く、サイズ感も手のひらに余裕で収まる程度です。
これだけ小型かつ軽量であれば、常時取り付けておいても全く気になりません。デザインもシンプルなので、視覚的に作業を阻害するようなこともなく、とても使いやすいです。
さらに、持ち運びにも便利。小さなガジェットポーチにでも、全く問題なく入れられます。
比較的質が高めの内蔵マイク
OBSBOT MEET2には、デュアル全指向性ノイズキャンセリングマイクが搭載されています。
Webカメラの内蔵マイクとしては、非常に性能が高いです。音質も特に気になるところはなく、外付けマイクほどでないにしても、十分クリアな音を届けられます。
さらに、ノイズキャンセリングの性能も十分高いです。クーラーやゲーミングPCなどの動作音を抑えることができるので、よりクリアな音を届けられます。
映像も音声もクリアなので、日常使いから配信やビデオ会議など幅広い用途で使いやすいです。
OBSBOT MEET2の気になる点をレビュー
ここまで、OBSBOT MEET2の良いところについて、レビューしてきました。クリアな高解像度の映像と、オートフレーミングの利便性など、魅力的な部分が多いです。
ただ、一部には人によっては気になる点もあります。そこで今度は、OBSBOT MEET2の気になる点についてもレビューしていくので、ぜひご参照ください。
そこそこ熱を持ちやすい

短時間では問題ありませんが、OBSBOT MEET2を長時間使うとそれなりに熱を持ちます。1時間ほど使えば熱暴走して使えなくなるということはないものの、心配になる程度には発熱があるのが、気になるところです。
本体がコンパクトな分、排熱性能はそれほど高くありません。
涼しい場所で使うなど、工夫が必要です。
マグネットが本体側にない

同ブランドのOBSBOT Tiny 及び Tiny2には、本体側にもマグネットが内蔵されています。
一方本機は、マウント側のみです。

本体側にもマグネットがあれば、マウントをつけなくとも金属面に張り付けられるので、非常に便利。OBSBOT MEET2にはこれがないので、設置の自由度が一段階下がってしまっています。
OBSBOT MEET2はこんな方におすすめ!

- 高画質の映像を届けたい方
- オンラインプレゼンや配信、動画撮影などを行う機会のある方
- 単独撮影だけでなくグループ撮影もしたい方
- 持ち運んで使う機会がある方
OBSBOT MEET2は、以上のような方々におすすめです。
本機は、高画質を求める方に向いています。4Kだとフレームレートが30fpsにまで下がってしまうので、滑らかさと高画質を両立したい方には不向きです。それよりも、高画質を重視して見栄えのする映像を相手に届けたいという方には向いています。
さらに、オートフレーミングを活かせるような動きのある映像にしたい方、プレゼンをする機会のある方、グループで映る機会のある方にもおすすめです。
まとめ

OBSBOT MEET2は、最大4Kの高画質とオートフレーミング機能が特徴の高性能Webカメラです。
オートフレーミングがあるおかげで、歩きながら喋るような場面やホワイトボードなど自分以外も映したい場面などで便利に使えます。自分で調整せずに自動で調整されるのは、思いの外便利でストレスフリーです。
この機能と高解像度という点に魅力を感じる方には、特におすすめですよ。