JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4レビュー! 23.8インチデュアルモバイルディスプレイ

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4は、23.8インチのモバイルディスプレイです。

最大の特徴が、デュアルモバイルディスプレイであること。大画面のIPSパネルを2枚連結しており、それぞれがフルHD解像度でモバイルモニターとしては比較的高性能なモニターになっています。

本記事では、そんなJAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。

目次

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4の基本仕様

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4をレビューする前に、まずは本機の基本的な仕様について紹介します。JN-DMD-IPS238F-C4のスペックと外観が気になる方は、ぜひご参照ください。

JN-DMD-IPS238F-C4のスペック

  • 最大解像度:フルHD(接続表示モード時:1920×2160)
  • パネル種類:IPS
  • サイズ:23.8インチ
  • 輝度:250cd/m2
  • コントラスト比:1000:1
  • リフレッシュレート:100Hz
  • 表示色:1677万色
  • 色域:sRGB 97%
  • FreeSync:非対応
  • フリッカーフリー:対応
  • ブルーライト軽減モード:対応
  • HDCP:1.4(HDMI/Type-C)
  • HDMI:1.4(1920×1080)@100Hz
  • USB-C:3.2(1920×1080)@100Hz
  • USB-C給電:最大45W(別途100W以上の電源アダプターが必要)
  • スピーカー:2W×2
  • 消費電力:最大45W/通常27W/スタンバイ0.6W/Type-C給電利用時最大90W
  • 製品重量:約5.0kg
  • VESAマウント:100×100mm(M4×7mm)

以上が、JN-DMD-IPS238F-C4のスペックです。

解像度は、デュアルモニターとして使う接続表示モード時は、1920×2160になります。横長の2枚のモニターを縦に連結しているので、このような解像度になるのがポイントです。縦に長いサイトの閲覧、テキストの閲覧はもちろん、それぞれで別のウインドウを割り当てるのにも使いやすいのが魅力的。

さらに、最大45WのUSB-C給電に対応しています。

モバイルモニターとしての利便性が高いです。

ほかにも、ゲーミングモデルではなくとも100HzのリフレッシュレートがあったりVESAマウントがあったり、何かと便利に使える性能だと言えます。

JN-DMD-IPS238F-C4の外観

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4の外観は、非常に特殊です。

23.8インチのモニターが縦に2枚重なっている特殊デザインになります。

パネル自体はそれぞれシンプル。

左右のベゼルが狭いので、画面により集中しやすくなります。

トップ及び左右ベゼル
モニター間のベゼル

連結の都合上、下モニター上部ベゼルとうえモニター下部ベゼルが広めになっていますが、実際に使っているとあまり気になりません。

さらに、23.8インチというモバイルモニターにしては大きいサイズですが、厚みは薄くなっています。

厚み自体は折り畳み時で27mm。一般的な14~15インチのノートPCとさほど変わらない。

折りたたんで持ち運べるので、持ち運び時のサイズ感はそれほど気になりません。

専用ケースに入れて持ち運ぶことが可能

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4の良いところをレビュー

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4のスペックと外観について、それぞれ簡単に解説してきました。今度は、JN-DMD-IPS238F-C4の良いところについて、レビューしていきます。

実際の使用感や機能などで、どこがどのように良いのかが気になる方は、ぜひご参考ください。

モバイルでもマルチディスプレイにできる

Windowsでは3画面表示が可能

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4の最も大きな魅力は、モバイルでもマルチディスプレイ環境を簡単に構築できる点にあります。

ノートパソコン(Windowsの場合)を使えば、内蔵モニターを含めて3枚。これだけの枚数があれば、どのような作業でも非常に快適に行えます。

たとえばテキスト作成作業をしながら配信を見たい場合、参考資料を本機の上モニターに表示させ、下側モニターに配信を表示させ、内蔵モニターにテキストエディタを表示させれば、ながら作業も快適です。

ほかにも、DTMソフトや動画編集ソフトなど大画面かつ複数に分けて見たいようなソフトの使用が快適になります。

モニターを2枚持ち歩くと嵩張りますが、本機は折りたたんで1枚のモニターという感覚で持ち運べるので、モバイル環境でのマルチディスプレイ構築がより簡単です。

なお、Macと接続する際は、3画面表示はできませんので注意が必要です。

MacBookのモニターをDisplay1、本機をDisplay 2として2枚のパネルに同じ内容が表示させるパターンと、
2枚のパネルを1画面に拡張するモードの選択となる

表示モード切り替えが便利

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4には、画面の表示モードが3種類あります。

まずは、マルチディスプレイとして使える拡張モードです。ノートパソコンと合わせて、最大3画面にモニターを拡張できます。最も基本的なモードです。

2つ目は、コピーモード。コピーモードを使うと、全てのモニターに同じ画面を表示させられます。対面で誰かと画面を共有しながら話し合いを行う際などに、非常に便利です。

3つ目は、接続表示モード。本機の2枚のモニターを1枚のモニターとして使うモードです。縦長にできるので、縦に表示が長いソフトウェアを使う際に便利。PDFファイルやテキストファイルの閲覧などにも、適したモードだと言えます。

これら3つのモードをボタンを押すだけで簡単に切り替えられるのが、非常に便利です。

オートフリップ機能を搭載

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4は、一人で使うだけでなく、誰かと対面で画面を共有する使い方も想定されて作られています。

その際に便利なのが、オートフリップ機能です。液晶表示画面の向きを自動で回転してくれるので、モニターをぐるっと裏側に回すだけでスムーズに画面を相手に見せられます。

さらに、拡張モードにすれば自分と相手で違う画面を見せることができ、コピーモードにすれば同じ画面を見せることができるというのも便利なところです。

対面でのコミュニケーションをより円滑にしてくれます。

最大45WのUSB-C同時給電に対応

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4は、最大45WのUSB-C同時給電に対応しています。

100W以上の電源アダプターを別途用意すれば、本機と接続したほかの機器への給電も可能です。45Wあればスマホやタブレット、ゲーム機、一般的なノートパソコン程度であれば問題なく給電できます。

電源アダプターが1つで済むので、モバイルモニターとしてはあれば嬉しい機能です。

さらに、USB-Cで接続してもHDMIで接続しても、最大リフレッシュレートが変わらないのも良いところ。常に最大100Hzの状態で使えます。

色性能が比較的高め

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4は、色性能がモバイルモニターとしては比較的高めです。

sRGB 97%の色域カバー率があります。

色域というのは、ある規格で定められている色の範囲のことです。sRGBという規格で定められた色の範囲のうち、97%を再現できるということになります。

IPSパネルのモバイルモニターでは、色域が90%台前半ということも少なくありません。色の再現性が比較的高いので、他のモニターを使って作業をした際と色の感じ方が大きく変わらないのが良いところです。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4の気になる点をレビュー

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4の良いところについて、レビューしてきました。モバイルモニターとして使いやすい機能が豊富にあり、とても便利なモニターです。

ただ、人によっては気になってしまう部分もあります。そこで今度は、JN-DMD-IPS238F-C4の気になる点についてレビューしていくので、良し悪しの両方を知りたい方はぜひご参照ください。

外出先で使うには大きい

上に置いたのが15.3インチのノートPC

JN-DMD-IPS238F-C4は、モバイルモニターとしてはサイズが大きいです。

モバイルモニターは、15インチなどノートパソコンの画面の大きさと変わらないサイズの製品が多い傾向があります。

一方本機は23.8インチと、大きいです。自宅などで据え置きで使うようなサイズ感で、そのうえ2枚連結されています。

折りたたんで持ち運べるとはいえ、この大きさだと外出先で使うのは難しいです。歩きだと重さ的にも筋トレレベルです。

ただし、滞在先のホテルなどで使うのには向いています。

普段は自宅のデスクやリビングなどで使い、出張時などにホテルで作業をするのに使うという使い方がおすすめです。

45Wの同時給電は使い道が限られる

JN-DMD-IPS238F-C4は、最大45Wの同時給電に対応しています。

ただ、45Wというのはあまり高いほうではありません。一般的なノートパソコンであれば使える製品が多いものの、MacBook Proなど性能が高いノートパソコンでは使えない程度のワット数だと言えます。

クリエイティブな作業で非常に便利なモニターですが、クリエイティブな作業でよく使われるような高性能PCのType-C給電は厳しいのがネック。

意外と使い道が限られるので、注意が必要です。

そのうえ、付属の電源アダプターではType-C45W同時給電には対応していません。

ただ、PCとモニター両方とも電源アダプターで給電すれば普通に使えます。ノートパソコンの場合はバッテリー駆動もあるので、実際はそれほど不便に感じません。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4はこんな方におすすめ!

  • 出張先などでマルチディスプレイ環境を構築したい方
  • 取引先に画面で資料を見せながら操作したい方
  • 普段は自宅デスクなどで使いたい方

JN-DMD-IPS238F-C4は、以上のような方々におすすめです。

本機はサイズが大きいので、完全に持ち運び用とするのにはあまり向きません。普段は自宅デスクや事務所などで使いながら、必要に応じて持ち運んだり場所を移動させたりするのに最適です。

たとえば出張先でマルチディスプレイ環境を構築したり、取引先に資料を画面で見せながら操作をしたりする場面では非常に重宝します。

まとめ

本記事では、JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4についてレビューしてきました。

JN-DMD-IPS238F-C4は、デュアルモバイルモニターとして便利な機能を豊富に搭載しています。自動フリップ機能や、3モードの表示切替機能などモバイルモニターを快適に使える工夫が多いです。

ただし、とにかく大きいのでモバイルはし辛いです。

それらの機能に魅力を感じる方で、デュアルモバイルモニターということ自体に大きな価値を感じる方には、とてもおすすめのモニターですよ。

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