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HIDIZS SD2 Type-C to 3.5mm DACレビュー! 高性能・高機能なDAC内蔵変換アダプタ

近年、スマホには3.5mmジャックが無いのが一般的になっています。有線イヤホンを使う際には、Type-CやLightningの変換器を使う人が多いです。よりマニアになってくると、ポータブルアンプを使う場合もあります。

HIDIZS SD2 Type-C to 3.5mm DACは、そんな3.5mmプラグのType-C変換器。デジタル信号をアナログ信号に変換するDACを内蔵しており、高音質で音楽を楽しめます。

本記事では、そんなHIDIZS SD2 Type-C to 3.5mm DACの良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

公式サイトHIDIZS SD2 紹介ページ

目次

HIDIZS SD2の基本仕様

まずは、HIDIZS SD2 Type-C to 3.5mm DACの基本的な仕様について簡単に紹介していきます。基本スペックや外観など、本機の仕様がきになる方はぜひご参考ください。

基本スペック

  • DACチップ(ES9270)搭載
  • PCM 32Bit/384kHzまで対応
  • DSD128まで対応
  • iPhone 15 Type-Cポート対応
  • ハイレゾ対応
  • 新世代アルミ合金採用
  • HDマイク対応
  • サンプリングレートインジケーターライト搭載
  • 対応再生周波数:20Hz~40kHz

以上が、HIDIZS SD2の基本的な仕様です。

まず、ES9270というDACチップを内蔵しているのが特徴的。高性能DACチップのローコスト版で、比較的低価格向けのものではあるものの、音質がいいのが特徴です。変換の安定性も高くなっています。

さらに、PCM音源とDSD音源の両方に対応。

PCM音源は、デジタル音楽では最も一般的な形式です。ストリーミングサービス、CDなどに多く採用されています。

DSDは一般的には広く使われていないものの、アナログからデジタルに変換する際の工程数が少ないのがいいところです。工程が少ないため、PCMよりも原音に近い音が出やすくなります。

ただ、この両方に対応している変換器は決して多くありません。本機はそのうえ、どちらも非常に高精細な音源に対応しているのが魅力的です。

外観

HIDIZS SD2は、変換器としては少し珍しいデザインが特徴です。

変換器の多くは、延長ケーブルのような外観をしています。チップが搭載されている部分が膨らんでいるものの、細長いのが一般的です。

一方本機には、ケーブルがありません。そのうえメカメカしいデザインをしているのが、特徴です。ケーブルがないため延長ケーブル的な用途では使えないものの、有線イヤホンのケーブルに十分な長さがある場合、本機のほうが邪魔になりにくいのが大きなメリット。

そのうえ、このようなメカチックなデザインが好きな方には、所有欲を満たせるというメリットもあります。

HIDIZS SD2の良いところをレビュー

ここまで、HIDIZS SD2 Type-C to 3.5mm DACのスペックと外観について、紹介してきました。仕様を見るだけでも特徴がわかりますが、本機にはそれ以上にさまざまなメリットがあります。

そこで今度は、HIDIZS SD2の良いところについてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

高性能DACチップを搭載

HIDIZS SD2には、高性能DACチップが搭載されています。

DACというのは、デジタル信号をアナログ信号に変換する機器のことです。CDプレイヤーなどにはもちろん、スマホにも搭載されています。

ただ、スマホに内蔵されているDACは必要最低限の性能であることが多いです。オーディオ好きな人がDAC搭載の外付けアンプを使ったり、DAC内蔵の変換器を使ったりすることが多いのは、そのため。

一方本機に搭載されているのは、ローコスト版とはいえ高性能なDACチップです。いいイヤホンの音質を損なうことなく、アナログ変換できます。

高性能なマイク機能も使える

HIDIZS SD2は、イヤホンに内蔵されているマイクの機能を使用することができます。

また、イヤホンとしての音楽再生はできるものの、内蔵マイクは使えないという変換器も多いです。変換器を使うと、スマホ内蔵のマイクも使えなくなるというケースも少なからずあります。

有線イヤホンでも、通話ができるのがいいところです。

たとえば、音楽再生中に通話がかかってきた場合にすぐ対応できます。ボイスチャット機能のあるスマホゲームを遊んだり、ゲームをプレイしながら通話アプリで通話したり便利に使えるのが魅力的です。

また、Hidizs SD2 のマイク機能はとても高解像度です。

接続すると、SD2 が音声を 24 ビット、48 kHz に変換し、クリアな音声伝送を行います。

極限まで遅延が抑えられている

変換アダプタを使うと、音声が少し遅延することがあります。

無線イヤホンと比べると、有線イヤホンの遅延はゼロに等しいです。少なくとも、体感できるレベルの遅延は基本的には発生しません。

ただ、変換アダプタを使うと遅延が発生するケースがあります。DAC内蔵のアダプタは特に、DACによる再変換があるため遅延が発生しやすいです。

一方HIDIZS SD2は、遅延が極限まで抑えられています。少なくとも、映像コンテンツを見ていて体感できるほどの遅延はありません。

インジケーターでわかりやすい

HIDIZS SD2には、インジケーターライトが搭載されています。

本機に搭載されているインジケーターは、現在のサンプリングレートを表すものです。サンプリングレートが直感的にわかるため、再生アプリなどで確認する必要がありません。確認するタイミングはそう多くはないものの、便利な機能です。

表示色とサンプリングレートの関係は、以下のようになっています。

  • 赤:PCM 44.1~48kHz
  • 青:PCM 88.2~384kHz&DSD128

イコライザーと互換性がある

イヤホンの変換アダプタを使う際の悩みとして、音楽アプリのイコライザー機能との互換性がよく挙げられます。変換アダプタを使うと、互換性がないためにイコライザー機能が使えないというケースがあるのがネックです。

一方、HIDIZS SD2には、主流の音楽アプリのイコライザー機能との互換性があります。

各音楽アプリで設定した好みのイコライザーがそのまま使えるので、便利です。有線イヤホンでも、無線イヤホンと変わらずイコライザーで音質傾向の調整が楽しめます。

iPhoneで有線イヤホン・有線ヘッドホンが使えて便利

HIDIZS SD2の大きなメリットとして、iPhoneで有線イヤホンや有線ヘッドホンが使えるという点があります。

本機は3.5mmをType-Cに変換するアダプタですが、Type-C to Lightningアダプタが付属するため、iPhoneでも使用可能です。iPhone 15のType-C端子も、もちろん使えます。どちらにも対応しているため、さまざまなiPhoneで使えるのが魅力です。

HIDIZS SD2の付属品。USB C→Aへの変換コネクタとライトニングへの変換ケーブルが付属している

iPhoneにはLightningという独自端子しかなかったために、変換アダプタを使いにくいという欠点がありました。海外製の変換アダプタは特に、Type-Cを使っていることが多いので、選べる変換器の種類もAndroidと比べると少ない傾向があります。

ただ、本機はiPhoneでの使用を公式でサポートしているうえに、Type-CをLightningで使えるようにするアダプタも付属。iPhone、Android、PCなどさまざまな機器で使えます。

HIDIZS SD2の気になる点をレビュー

ここまで、HIDIZS SD2の良いところについてレビューしてきました。機能性が豊かで、高性能。イコライザーまで使えるのが、いいところです。魅力が豊富ですが、一部には気になる点もあります。

そこで今度は、HIDIZS SD2の気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

メカメカしいデザインは好みが分かれる

HIDIZS SD2は、デザインが特徴的です。近未来的なメカメカしいデザインになっています。ガジェットらしいと言えばらしいですが、このようなデザインは好みが分かれるところです。

たとえば、ミニマルなデザインが好きな方には合わない可能性があります。モールドが細かく入っており、少しゴツゴツとしているデザインはミニマルとは言えません。ロゴも少し目立つ色で書かれているので、メーカーロゴがあまり好みではない方にも合わない可能性が高いです。

ただ、無骨なメカのようなデザインが好きな方には、ぴったりだと言えます。

アルミ合金が使われていることもあり、全体的に高級感があり、かっこいいデザインです。

HIDIZS SD2はこんな方におすすめ!

  • 高音質なイヤホン変換器がほしい方
  • 変換器を使ってもマイクやイコライザーは使いたい方
  • さまざまな機器で有線イヤホンを使いたい方

HIDIZS SD2は、以上のような方々におすすめです。

まず、本機はイヤホン変換器としてはクオリティが高い部類に入ります。高性能DACチップを搭載し、再生周波数・サンプリングレート共に対応幅が広いのがいいところです。これらの特徴のため、音質が損なわれることがありません。

それどころか、下手な変換器を使うより高音質で音楽が楽しめます。

さらに、マイクに対応していたりイコライザーとの互換性があったりと、機能性も豊かです。これらの機能に惹かれる方も、購入して損はありません。

そして、さまざまな機器で有線イヤホンが使えるというメリットが非常に大きいです。イヤホンそのものの音質を損なわず、むしろ底上げしながらノートPCやスマホなどさまざまな機器で使えるのが便利なところ。

さまざまな機器で有線イヤホンが使いたい方には、特におすすめです。

まとめ|高性能かつ高機能な高コスパDAC

HIDIZS SD2 Type-C to 3.5mm DACの良いところと、気になる点についてレビューしてきました。

本機は、高性能かつ高機能なのが魅力のDACです。有線イヤホンの3.5mm端子をType-CやLightningに変換しつつ、DACチップによるアナログ変換ができます。スマホでも有線イヤホンを高音質で使えるのが魅力的。

そのうえ、機能性が豊かです。

ただ変換するだけじゃないのが、本機の大きな魅力だと言えます。

高性能で高機能な高コスパDACが欲しい方には、非常におすすめですよ。

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