近年、人気が高まっているオープンイヤー型イヤホン。
Air02 はDriftというイギリスブランドから発売される最新のワイヤレスオープンイヤーイヤホンです。
オープンイヤホンはカナル型など一般的なイヤホンと違い耳穴に入れないため圧迫感がありません。耳への悪影響も少なく、自然で開放感のある音が楽しめるのが魅力。
その中でAir02は液状シリコーンを使用することでオープンイヤー型の中でもより高い装着感を持ち合わせているのが特徴。
本記事では、そんなDrift Air02の基本仕様を紹介し、良いところと気になるところについてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
Drift Air02の基本仕様
まずは、Drift Air02の基本仕様について紹介していきます。製品仕様や外観、付属品などの基本的な部分について気になる方は、ぜひご参考ください。
製品仕様
- 快適な装着感:液状シリコーン素材を採用し、長時間の使用でも快適
- スマート機能:タッチ操作に対応し、ケースの蓋を開けると自動ペアリング
- 長時間再生:イヤホン単体で最大7時間、充電ケース使用で合計35時間。イヤホンは50mAh、ケースは500mAh
- 高音質LHDCコーデック:96kHz/24bitの無損失音声に対応、最大900Kbpsの伝送速度、80msの低遅延で原音に近い音質を提供
- Bluetooth 5.4:安定した接続
- 軽量設計:片耳8g、充電ケース45g
- 防水性能:スポーツに適した防水仕様
- 通話ノイズキャンセリング:ENC搭載でクリアな通話が可能
- 独自ドライバーユニット:15×11mmのスピーカードライバーを採用
以上が、Drift Air02の基本的な製品仕様です。
最大の特徴は液状シリコーン素材を使用した耳へのフィット感。伸縮性のある素材で耳にフィットするとともに圧迫も少ないため長時間の使用でも快適です。
Bluetoothのバージョンは最新の5.4が採用されており通信の安定性も最高クラス。
音質としては15x11mmのスピーカードライバーを搭載し、コーデックはLHDCに対応することでハイレゾクラスの音を低遅延で楽しむことが可能です。
イヤホン単体で7時間、ケース併用で35時間の再生時間。近年のイヤホンでは長時間とは言えませんが片耳8gという軽さから考えると頑張った数値を出しています。
またIPX4相当の防水性能があります。IPX4というのは防水に関する保護等級のことで、一般的な汗や雨水などでは問題ありません。ランニングなど屋外のスポーツ時に汗はもちろん多少の雨が降ってきても問題なく使用することができます。
全体的に、使い勝手の良いイヤホンです。
外観
ケースは、平べったい楕円形を採用しています。ポケットなどに入れてもあまりかさばらず、デスク上に置いても安定するのが楽なのがよいところ。
デザイン面では、比較的シンプルなケースだと言えます。
ブラックのケースにホワイトに近いグレー色でDRIFTのロゴ。メーカーロゴは少し大きめの印字で色も目立つため、気になる人には気になるかもしれません。
ケースを開けるとAir02本体が登場します。
ケース内はAir02本体の形状に彫り込まれており、掘り込みにフィットさせて収納させます。
こちらイヤホン本体。
オールブラックに光沢のある素材がところどころに使用されており洗練された印象を受けます。
以下は背面のデザイン。耳裏の重り部分にLRの表記。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色が用意されています。
Drift Air02の良いところをレビュー
ここまで、Drift Air02のスペックや外観などについて、紹介してきました。ここからは、実際にDrift Air02の良いところについてレビューしていいきます。
シリコーン素材による形状が自由に変形できるイヤーフックが快適
イヤーフックにはシリコン素材が使用されており、形状を変えることが可能。小さい耳や大きな耳、どのような形状の方でもフィットするように設計されています。
また装着時のフィット感も高く、動いている最中の揺れが少ないのが特徴。ジョギング程度のスポーツ時でも揺れて落ちてしまうことはほぼ無いはずです。
散歩やランニング、家族生活など音を遮断できないシーンでのながら聞きに最適
Drift Air02はオープンイヤー型ならではの快適な使い心地があります。
耳を完全にふさがないので、周囲の音が自然と聞こえてきます。環境音を耳に入れながら、音楽などを楽しめます。
私の場合だと、以下のようなシーンで重宝しています。
- 自宅で音楽を聴きつつも家族からの声掛けに反応する。
- 音楽を聴きながらでも宅急便に気づける。
- ランニングや散歩中、車や自転車などの外部音を聞き取る。
- 寝ホンとしての活用。
こういった周りの音を遮断したくない状況の中で、自然なBGMを付け足すような使い方ができます。
また最後に挙げた寝ホンとしての使い方も便利。フィット感が良いので寝ながらの音楽鑑賞にも最適ですよ。
外音を取り込みたい場合、Drift Air02の音量を上げ過ぎれば外音は聞こえませんので、必要な音量まで音を絞る必要はあります。
繊細でバランスよい音質
Drift Air02には、独自の15×11mmのスピーカードライバーが搭載されており、音質は綺麗にまとまった原音に忠実な繊細な音質です。
この手のイヤホンはインパクトを出すためにドンシャリ傾向のものが多いですが、Drift Air02はバランス重視な音質。
低音迫力には欠けますが、中音域から高音域まで繊細な表現力を感じさせられました。
音場コンパクトにまとまっている印象。
大人数で奏でるオーケストラサウンドなどよりも、小さなライブハウスサウンドやピアノの独奏、ボーカル中心の音楽に向いていると感じました。
Drift Air02の気になるところをレビュー
ここまで、Drift Air02の良いところについてレビューしてきました。今度は、気になる点をレビューしていきます。本機が自分に合うか確かめたい方は、ぜひご参考ください。
スマホアプリはなく、全ての操作をイヤホン本体で対応
Drift Air02には専用のスマホアプリはなく、再生/ストップ・音量調整・早送り・戻し・電話操作など全ての操作をイヤホン側でおこなう仕様になっています。
最初は操作に戸惑うかもしれませんが、一度慣れてしまえばストレスなく操作はできるはずです。
よく使う操作を下記に記載します。
- 音楽の再生/一時停止:任意の側をダブルタップ
- 音量調整:左耳シングルタップで音量ダウン、右耳シングルタップで音量アップ
- 前の曲/次の曲:左耳をトリプルタップで前の曲、右耳をトリプルタップで次の曲
- 電話の応答/終了:任意の側をシングルタップ
- 電話の拒否:任意の側を2秒長押し
なお、アプリが無いことで、イコライザーで細かな音質調整を行いたい方は物足りなく感じるはず。
Drift Air02はデフォルト状態でも音質はかなり良好であるため、そのままでも十分に音質を楽しめますが、より低音を強調したいなどのこだわりがある方は注意しましょう。
音漏れはどうしてもしてしまう
Drift Air02は音漏れが目立ちます。
これはDrift Air02だけでなく、オープンイヤー型イヤホン全体に言える問題ですが、音漏れはどうしてもあります。それなりの音量にすると、音漏れするので音量を絞らないといけません。
電車の中や静かなカフェなどでは使いにくいです。
そういった場所で音漏れを気にせずに聞く際は音量をかなり絞る必要があり、小さなBGM程度の音量でしか聴けません。
合わせて遮音性もない為、外部の環境音に負けてしまうので注意しておきましょう。
ただ、これは本機だけの問題ではなくオープンイヤー型イヤホンでは避けられないこと。場面に応じて、カナル型と使い分けるのがおすすめです。
Drift Air02はこんな方におすすめ
- 外部の音を気にしつつ音楽を聴きたい方
- これまでのイヤホンだとフィット感にストレスを感じていた方
- カナル型イヤホンが苦手な方
- 長時間使えるイヤホンが欲しい方
Drift Air02は、以上のような方々におすすめです。
ランニングや散歩中、周囲に家族がいる中で外部音を遮断せずにBGMを流すのに最適。テレワークをしながらでも、来客や家族の呼びかけなどにしっかりと対応できます。
また、これまでのイヤホンでは耳に合わなかったという方は一度使ってみることをおすすめしたいイヤホンです。
シリコーン素材によって耳の形状に合わせてフィットさせられますので、快適な装着感を味わえます。
そして、長時間使っていて苦にならないところも魅力的です。
まとめ|散歩や作業用に最適な高コスパイヤホン
本記事では、Drift Air02の良いところと気になる点についてレビューしてきました。
本機は、シリコーン素材によって耳の形状に合わせてフィットさせられるオープンイヤー型イヤホンです。
バランスの取れた聴き疲れしない音に、長時間使えるバッテリー。そして、オープンイヤー型の開放感と、日常生活で使うのに適した性能になっています。
これらの用途で使えるイヤホンを探している方にはおすすめのイヤホンですよ。