Anker Soundcore MINI3というコンパクトなBluetoothスピーカーです。
このスピーカーはIPX7の防水性能を誇り、雨にぬれるだけじゃなく水に浸かってしまっても平気。
1回の充電で最大15時間の音楽再生が可能でありつつ、実売4000円以下と安価で購入できるので、ラフに使いまわすことが出来ます。
我が家ではお風呂スピーカーとして愛用していますが、非常に重宝しています。
実際に使用した感想を紹介していきますので、気になる方はぜひ読み進めてください。
音質や使い勝手などの感想を赤裸々にレビュー
Soundcore MINI3を実際使用してみて感じたことを、そのまま忖度無しでお伝えいたします。
コンパクトでストラップの付いた筐体は〇!
まず最初に良いなと感じたのがとてもコンパクトな筐体である事。
350ml缶と同じくらいの太さで、高さは350ml缶の3/5程度。片手でラフに持てますしカバンに潜ませておくにも
さほど場所を取りません。
またこれくらいのコンパクトサイズだと、デスクでもキッチンでもお風呂でも、配置場所を考えることなく自由に置けるのも良いです。
本体にはストラップも付いています。
フックなどどこか高いところに引っ掛けて使用する使い方も可能です。
音質はいまいち・4000円の防水Bluetoothならこの程度か
さて、肝心の音質ですが期待するレベルの音質はありません。
4000円の価格帯で音質だけ追及したら、Soundcore Mini3よりも良いものは他にもあると思いますし、逆にあって欲しいです。
ただ、4000円で買える防水がしっかりしたBluetoothスピーカーと考えればこの程度が限界なのかもしれません。
全般的にこもった音で、高音は何も抜けず透明感はありません。
低音はアンカーならではのBassUpテクノロジーによりと公式にはありますが、正直中途半端でゴムまりを跳ねさせているようなダムダムとした感覚。
いかにも人工的に作ったなと言える低音です。
中音に関しても何かをアピールするような印象も無くボーカルを楽めるものでもありません。
定位・臨場感などは皆無で、 Soundcore Mini3 を置いた場所から音が流れてくるなという感覚。
ちなみにPartyCastモードにて2台の Soundcore Mini3 を繋ぐことで、深みと広がりのあるサウンドを作れるようですが2台分のお金(約8000円)を払うのであれば別の選択肢を考えても良いのではと感じます。
スマホから直接音を出すのと比較すれば、 Soundcore Mini3 の方が割れづらく安定した音を出すので、その程度と考えておいた方が良いでしょう。
ノイズが目立つ
Soundcore MINI3は、ノイズも大きいです。
サーっというノイズ音が曲の後ろにずっと付きまといますし、曲の切り替え時にはピピブブと言ったノイズも発生します。
この価格帯のスピーカーにそこまで求めるべきではないのかもしれませんが、気になる方は気になるでしょう。
コーデックはSBC・動画再生などでは遅延が感じる
Soundcore MINI3のコーデックはSBCです。
SBC、AAC、aptX、LDAC などのコーデックの中で、SBCはBluetoothの標準的な音声圧縮技術ですが、最も遅延の大きいコーデックでもあります。
音楽再生時はさほど気になりませんが、YouTubeで動画を閲覧する際などは映像に対して音の遅延が気になるケースもありますので、あくまでも音楽再生用として利用するのが良いでしょう。
お風呂での使用に大活躍
ネガティブなデメリットばかりを先に上げちゃいましたが、我が家ではSoundcore Mini3 が大活躍するシーンがあり、そのシーンがお風呂。
Soundcore Mini3 は防水性能IPX7に対応しているため、水にぬれても安心して音楽を楽しめます。
IPX7クラスの防水だと、水にぬれるだけでなく湯舟の中に落としてしまっても一定時間なら耐えうるレベルの防水性能です。
お風呂スピーカーとして、シャワーをぶっかけられても湯舟に落としてしまっても気にせずに音を楽しめるって素晴らしいです。
それと合わせて、一般的な環境でのリスニングスピーカーとしては心もとない性能ですが、お風呂など音が反響する場所ではそれなりに楽しめします。
湯舟に浸かりながら音楽鑑賞をしたり、子供とお風呂コンサートするには申し分ありません。
最悪壊れてしまっても、4000円のスピーカーと考えればお財布にもやさしいです。
娘もお風呂スピーカーとして気に入ったようで、欠かさずに使用しています。
マルチペアリング非対応で複数デバイスとの接続の切り替えに苦労
Soundcore MINI3を使用していて気になった事もお伝えします。
スマホなどの接続デバイスが1台であればBluetooth5.0による接続でスムーズにワイヤレス接続が可能です。
一度ペアリングしてしまえば、2回目以降は電源を入れるだけで自動ペアリングしてくれるので楽です。
ただし、マルチデバイスでの接続切り替えが必要な際はちょっと面倒で、Soundcore MINI3はマルチペアリングに非対応です。
電源を入れると、まず直近最後に接続していたデバイスに繋ぎに行ってしまうため、別のデバイスで接続するには、直近接続していたデバイスからSoundcore MINI3を解除してからでないと新しいデバイスへの接続が出来ません。
家族で交互に使用したいといったときには上記のような切り替えが必要ですし、意識せずに電源を入れると娘が2階で聴いている音楽がSoundcore MINI3から流れ出すなんてこともあります。
まとめ
Soundcore MINI3について使用して感じたことをそのままレビューさせていただきました。
改めてSoundcore MINI3の特徴を並べますと、以下のような特徴をもったコンパクトで防水機能の付いたBluetoothスピーカーです。
商品特徴(メーカーの推しポイント)
- コンパクトボディでどこにでも持ち運べる利便性
- ストラップ付きで引っ掛けて使えるのも良い
- 外付けスピーカーならではのサウンド
- Soundcoreアプリに対応し、イコライザーをカスタマイズすることが可能
- 1回の充電で最大15時間の音楽再生が可能
- IPX7の防水性能により、浴室、キッチンなどでも水濡れを心配することなく使える
- スマートフォンやノートPCなどで広く採用されているUSB-Cポート
- Bluetooth 5を採用し、より安定した接続を実現
- PartyCastモードにて複数台のSoundcore MINI3を繋ぐことが可能
- 3,990円という安価な価格設定
実際に使って感じたポイント
- Bluetooth5.0だけあって接続は安定して早い
- 気軽に持ち運べるサイズ感はグッド
- お風呂で濡れてもOKなのは素晴らしい!(お風呂で歌いたい娘が大喜び)
- 音質はイマイチ
- 低音はダムダム感がありいかにも作られたサウンド
- マルチペアリング非対応の為、デバイス間の行き来に苦戦する
- ノイズが多い
音質はそれなりで接続の切り替えなどの使いづらさなどはありますが、3,990円で気軽に楽しめるスピーカーと割り切れば十分に楽しめます。
実際にお風呂スピーカーとしては大活躍しており、我が家では大変重宝するアイテムとなりました。
なお、他のレビュー記事を読むと、良い音質・迫力のある音質と過剰評価されている記事を多く見かけますが、実際はそこまででもありません。
せいぜい3,990円で購入できるBluetooth対応の防水スピーカーとしては、こんなものという程度でしょう。
感じたことをそのまま記載させていただきましたが、理解の上で購入されることを強くお勧めします。
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