SOUNDPEATS Clip1は、2025年8月に発売されたイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン。
LDACに対応しており、無線接続でも高音質で音楽が楽しめるうえに、耳をふさがないながら聴きに適した設計をしているのが特徴です。
イヤーカフ型に関わらず開放型のイヤホンとしては低音に迫力があったり、マルチポイントなど便利な機能を多数搭載していたり、魅力にあふれています。
本記事では、そんなSOUNDPEATS Clip1についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。
本記事はSOUNDPEATSさんから製品提供いただき執筆しています
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SOUNDPEATS Clip1の基本的な仕様

まずは、SOUNDPEATS Clip1の基本的な仕様について、紹介します。SOUNDPEATS Clip1のスペックとデザインを簡単に解説するので、それらについて気になる方はぜひご参照ください。
SOUNDPEATS Clip1のスペック
- タイプ:ワイヤレス
- 形式:イヤーカフ型
- 本体操作:タッチ
- 素材:ソフトシリコン素材/0.6mm超極細ニッケルチタン合金
- ドライバー方式:12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー(チタンPVDコーティング)
- 再生周波数帯域:20Hz~40kHz
- 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
- ハイレゾ認証:有り
- Dolby Audio:対応
- DynamicEQ Proアルゴリズム:対応
- Bluetoothバージョン:5.4
- 最大持続時間(単体):8時間
- 最大持続時間(ケース込み):40時間
- 重量(片側):約5g
- 重量(ケース込み):約55.5g
- サイズ(片側):28.45×22.32×28.03mm
- サイズ(充電ケース):71.5×49×35mm
- 充電時間(イヤホン):1時間
- 充電時間(ケース):2時間
- 充電コネクタ:USB Type-C
- 内蔵マイク:片側1基
- 風切り音低減:対応
- 急速充電:対応
- AutoSense 左右自動識別テクノロジー:対応
- 通話用(ENC)ノイズキャンセリング:対応(AI駆使)
- 装着検出:対応
- イヤホン落下検出:対応予定
- マルチポイント:対応
- ゲームモード:対応
- 専用アプリ:対応
- 防水性能:IPX5
以上が、SOUNDPEATS Clip1のスペックです。
ドライバーは、12mmと大口径のダイナミックドライバーが搭載されています。チタンPVDコーティングもされており、クオリティの高いドライバーです。このドライバーのおかげで、低音の迫力が生まれます。
さらに、ながら聴きイヤホンとして気になる重量が非常に軽量なのが良いところです。片側の重量が5gしかなく、着けていることを忘れられるほど軽いです。
作業用に使ったりながら聴きしたりするのに十分なバッテリー持続時間もあり、ながら聴きがしやすいイヤホンだと言えます。
そして、各種機能も充実。
落下検出に関しては、初期は対応しておらず、ファームウェアアップデートによって提供予定ということになっていますが、それを差し引いても機能が豊富です。
スペックだけでも、高性能かつ高機能なイヤホンだと言えます。
SOUNDPEATS Clip1の外観

SOUNDPEATS Clip1は、イヤーカフ型イヤホンとしては安い部類ですが、外観には一定以上の高級感があります。
まず、ケース。光沢感があるガンメタ仕様で、高級感があります。触った感じの質感などにもチープさは感じられません。

続いて、本体。シンプルかつオシャレで、こちらも安っぽさはありません。ケースと違いマットな質感なのも、良いところです。実際に装着時に外から見える部分なので、質感に違和感がなく光を反射しにくいのは魅力的。
おしゃれとしても取り入れやすい良いデザインです。
SOUNDPEATS Clip1の良いところをレビュー
SOUNDPEATS Clip1のスペックとデザインについて、紹介しました。今度は、SOUNDPEATS Clip1の良いところについて、レビューしていきます。音質や機能性、装着感などが気になる方は、ぜひご参照ください。
オープン型イヤホンでも低音に迫力がある

イヤーカフ型だけに限らず、オープン型イヤホンは低音に不満を抱かれることが多いです。
一般的にオープン型の低音が弱くなる理由として挙げられているのは、音が外部に拡散しやすいという点。カナル型のように耳の内部に閉じ込めて増幅させることができず、音が拡散してしまい、低音の迫力を出すことが難しいです。
ただ、SOUNDPEATS Clip1は低音にしっかりとした迫力を感じます。
本機に採用されているのは、チタンPVDコーティングの12mmダイナミックドライバー。クリアで解像度の高いサウンドや、パワフルで深みのある低音が特徴のドライバーです。
そのうえデュアルマグネット仕様で、パワフルかつ繊細な音にしています。
さらに、PVD技術によってもダイナミックドライバーの性能が向上しているので、イヤーカフ型とは思えないほどの迫力と音質が楽しめるのが良いところです。
ただ、低音偏重の音質傾向ではありません。あくまでも、「イヤーカフ型としては低音に迫力がある」ということであり、低音だけが強く響くということはないので安心です。
全体的な音域のバランスが良く、どちらかと言えば中音寄りの音になっています。
イヤーカフ型でも高音質

イヤーカフ型のイヤホンは、低音の迫力もそうですが、全体的な音質にも満足できないという人が少なからずいます。
理由はやはり、音の拡散です。
ただSOUNDPEATS Clip1は先述のように低音に迫力があるうえに、歪みをなくす工夫をしっかりと行っています。クリアかつ高解像度な音と、広い音場を取るためのコーティングなどをしているため、比較的高音質です。
さらに、LDACにも対応しています。ワイヤレスでも、ハイレゾ級の音を再現できるので、音質が気になるということはありません。
そして、AACでも有効なDynamicEQ Proアルゴリズムも採用。iPhoneを使っていても、低音を自然にブーストしてくれます。
Dolby Audioの空間の広がりが良い

SOUNDPEATS Clip1は設計上、元から音場が広く取られています。
それをさらに広げてくれるのが、Dolby Audioという機能です。これをオンにすれば、音場が広がって空間の広がりを感じられるようになるのが良いところ。ライブ音源などでは、映像と音源の質感も相まって、本当に現地にいるかのような感覚が楽しめます。
ほかにも、使い方はさまざま。
たとえばASMRなどのバイノーラル音声を聴くときや、環境音を聴くときの没入感を高めるのにも使いやすい機能です。
メガネユーザーでも使いやすい

イヤーカフ型イヤホンなどのながら聴きイヤホンの問題点として、メガネやマスク・ヘルメットなどと干渉しやすいという点がよく挙げられます。メガネやマスクは、日常的に使う人も多く、特に大きな問題です。
ただ、SOUNDPEATS Clip1はメガネユーザーやマスクを頻繁につける方でも問題なく使えます。
その理由となっているのが、設計。
SOUNDPEATS Clip1は、耳の上部や首元を圧迫しない設計になっています。耳の軟骨部分を優しく挟み込むだけで装着できるうえに、線の部分が細くなっているので、メガネやマスクなどとは干渉しにくいです。
ながら聴きに適した快適性と通気性

イヤーカフ型イヤホンのような開放型イヤホンや、ながら聴きイヤホンと銘打っている製品は、長時間使うことを前提としています。
作業用BGMを流すのに使ったり、通勤通学で長い時間音楽や配信を聴いたりするのに便利です。
ただ、製品によっては長時間の使用は耳に負担をかけてしまうことがあります。外耳炎や難聴の経験がある方であれば、特に重大な問題です。そうでなくとも、耳が疲れてしまったり耳の中が湿気てカビが生えてしまったりという問題も起こり得ます。
SOUNDPEATS Clip1は、耳を塞がない構造で通気性が良く、耳への負担が軽いです。少なくとも、蒸れるということはありません。鼓膜とスピーカー部分の距離が遠いので、鼓膜への負担も軽減できます。

さらに、装着感も非常に快適です。
片耳が約5gの軽量設計で、着けていることすら忘れてしまうほど快適。
そのうえ、独自のN-Fllex Arch構造を採用しています。0.6mmの超極細ニッケルチタン合金っで、フィット感が高いです。形状記憶合金なので、安定感も抜群。
また、バッテリー持続時間も十分長く、ながら聴きなどの長時間の使用に適しています。
イコライザーのカスタマイズが便利

SOUNDPEATS Clip1は、イコライザーのカスタマイズが便利です。
DynamicEQ Proは、低音を自然な聴き心地だと言える範囲でブーストしてくれる機能で、これと音質傾向を自由に調整できるイコライザーは別扱いになっています。
イコライザーは、プリセットが非常に豊富。ロックやポップなどジャンルに応じたプリセットはもちろん、「高音域の強調」「低音を強く」「人声強化」など効果がわかりやすい名前のプリセットもたくさんあります。
もちろん、カスタムも可能です。カスタムイコライザーの設定画面はとてもわかりやすく、周波数ごとにゲインを細かく決められます。
初心者はプリセットで簡単にカスタマイズでき、慣れている人は自分好みの音にガッツリと弄ることができるので、とても便利です。
便利な機能が多数搭載されている

SOUNDPEATS Clip1には、便利な機能が多数搭載されています。
まずは、マルチポイント接続です。これは、複数機器と同時にペアリングしておける機能のこと。接続先を瞬時に切り替えられるので、タブレットとスマホ、スマホとPCなど複数機器を使っている方に便利です。
続いて、装着検出機能と左右自動識別。装着を検出して自動で電源がオンになるうえに、左右の耳を自動で検出してくれます。どちらが左か右かを確認せずに着けても、全く問題がないのが便利なところです。
ほかにも、以下のような機能に対応しています。
- DynamicEQ Pro
- アプリによるイコライザー
- Aero Voice風切り音低減テクノロジー
- 急速充電
- Dolby Audio
- イヤホンを探す
- ムービーモード
さらに、ファームウェアアップデートによる機能追加も予定されています。
1万円以下の価格帯で、これだけの便利な機能を揃えているイヤホンは少ないです。
コスパが非常に高い

イヤーカフ型のイヤホンで、なおかつDolby Audioやハイレゾに対応しているモデルは価格が高い製品が多いです。
SOUNDPEATS Clip1は、通常価格が税込み9980円と比較的安価。イヤーカフ型イヤホンを安く試したいという方には、最適です。
さらに、この価格帯では考えられないほどに高音質かつ高機能。コスパが非常に高いので、コスパ重視の方にもおすすめです。
SOUNDPEATS Clip1の気になる点をレビュー
ここまで、SOUNDPEATS Clip1の良いところをレビューしてきました。高音質で高機能、装着感も快適で魅力が豊富なイヤホンです。
ただ、一部には気になる点もあります。そこで今度は、SOUNDPEATS Clip1の気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。
髪の毛や汗に干渉して反応してしまうことがある

スポーツ時にも装着でき、ながら聞きできるのがSOUNDPEATS Clip1の良いところですが、夏場のランニング中などで大量の汗をかくシーンでは、汗や髪が本体の操作と干渉して、反応してしまうケースが生じます。
私の場合は勝手に再生している音楽が次に進んでしまったりなどが繰り返されたケースがありました。
そのようなケースが生じた場合はアプリにて「タッチコントロールを無効にする」に設定することで解消可能です。
LDACだとマルチポイントは使えない
SOUNDPEATS Clip1は、LDAC接続時はマルチポイント機能が使えなくなります。
LDACは、AACやSBCといった一般的なコーデックとは異なる点が多いです。LDACは高音質コーデックであり、処理に負担がかかります。安定性と処理能力の関係上、LDACを使う際に機能をある程度制限するというのは、よくあることです。
この価格帯なら併用ができなくとも仕方がない部分がありますが、せっかくの高音質かつ高機能なイヤホンなので、両立できればなと感じてしまいます。
共存できない機能がある
LDAC接続とマルチポイントは併用できないと説明しましたが、SOUNDPEATS Clip1にはほかにも共存できない機能があります。
- DynamicEQ Pro
- Dolby Audio
- LDAC
これらは、併用不可です。
いずれかの機能をオンにすれば、それ以外の機能はオフになります。LDACはLDACだけで使い、Dolby AudioやDynamicEQ Proの恩恵は得られません。ほかの機能についても、同様です。
好みに応じて、どれを優先するか決めることになります。
接続安定性と高音質の両立がしたい場合は、DynamicEQ Proがおすすめです。
Dolby Audioは、音の空間表現が重要な音源を聴く場合におすすめ。たとえばASMRや環境音、ライブ音源などです。
それ以外で、高音質を重視したい場合にはLDACを使うのがおすすめです。
SOUNDPEATS Clip1はこんな方におすすめ!

- ながら聴きでも高音質で楽しみたい
- イヤーカフ型でも低音をしっかり感じたい
- メガネなどと干渉しない製品が欲しい
- 高機能なオープンイヤホンが欲しい
- コスパの高いイヤーカフ型イヤホンが欲しい
SOUNDPEATS Clip1は、以上のような方々におすすめです。
本機は、ながら聴きがしやすい快適な装着感と、低価格帯のイヤーカフ型イヤホンとしては破格の音質および機能性に魅力があります。装着感という面では、耳に負担がかからないこととメガネなどと干渉しにくいことが魅力的。
それらの部分に魅力を感じる方には、手放しでおすすめしたい製品です。
もちろん、単純にコスパが高いイヤーカフ型イヤホンが欲しいという方にもおすすめですよ。
まとめ

本記事では、SOUNDPEATS Clip1についてレビューしてきました。
本機はメガネや待っすくと干渉しにくく、長時間装着していても快適な軽いつけ心地が魅力的です。そのうえ、イヤーカフ型としては低音が比較的しっかりと出ている部類であり、低音をブーストする機能もあります。
LDACに対応していたり、Dolby Audioに対応していたり、同価格帯の他社製品と比べて優位性が多いです。
1万円以内でイヤーカフ型イヤホンを探している方には、とてもおすすめの製品ですよ。
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SOUNDPEATSのイヤーカフイヤホン Clip1、UU、CCの比較記事もご覧ください
