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SONY SRS-XE200レビュー・クリアな音を広く届ける技術は本物?個人的には微妙

SONYから2022年に発売された防水・防じん・防錆に対応したBluetoothスピーカーSRS-XE200です。

スマホから流れる音楽を高音質化する様々な機能が搭載されるとともに、新技術であるLine-Shape Diffuserにより、幅広いリスニングエリアにて音量・音圧の減衰が少ないクリアなサウンドが楽しめる事が特徴。

またSONYのコーデック技術LDACにも対応しているので、Bluetooth接続でも高品質な音源データを劣化なくリスニングする事が可能です。

SRS-XE200をレビューしますので、ぜひ読み進めてください。

目次

SRS-XE200の概要

  • 再生周波数帯域:20 Hz – 20,000 Hz(44.1kHzサンプリング時)
  • 再生チャンネル:ステレオ(横置き時)
  • コーデック:SBC・AAC・LDAC
  • 接続:無線
  • Bluetooth バージョン:5.2
  • 駆動時間:最大16時間
  • 防水・防滴:IP67
  • サイズ・重量:90x208x94mm、800g

「広く遠く、音を届ける」をコンセプトに登場したBluetoothスピーカーSRS-XE200。

ソニーの新技術、Line-Shape Diffuserで広いリスニングエリアを実現し、幅広い範囲で音量・音圧の減衰が少ないクリアなサウンドが楽しめるスピーカーです。

縦置き・横置きどちらも対応可能で、縦置きではLine-Shape Diffuserによる幅広いリスニングエリアを実現、横置き時はステレオ再生が可能です。

野外や広い部屋で複数人で楽しむときは縦置きでLine-Shape Diffuserを活用、がっつり音楽を堪能するときは横置きでステレオサウンドを楽しむという使い方ができます。

また、同じSRS-XE200をもう一台用意することで、本格的なステレオサウンドを味わうことも可能です。

同梱品・外観の紹介

同梱品と外観の紹介をしていきます。

同梱品は本体とUSBケーブル(Type-C)のシンプルな構成、その他、説明書・保証書・サポート登録の案内などが3点ほどの書類が同梱されています
SRS-XE200は縦置き・横置きのどちらにも対応・縦置き時はLine-Shape Diffuser機能が発動し、幅広い位置からSRS-XE200ならではの音を楽しめる
横置きの場合はステレオサウンドで聴く事が可能
正五角形ではなく、少し歪感のある五角形形状になっている
真上からの構図。形状の歪さが面白い
ボタン類

ボタン類を簡単に解説すると、上から

  • 電源ボタン
  • Bluetoothボタン:長押しでペアリングモード
  • 再生ボタン:1回押しで再生/一時停止
  • 再生ボタンを2回連続で押せば「次の曲へ移動」
  • 再生ボタンを3回連続で押せば「曲の頭出し」
  • 「+」「-」:音量調整
  • BATT:バッテリー残量を教えてくれる
  • マイクオフ:マイクをミュートさせる

バッテリー残量を教えてくれるのはありがたいです。

SRS-XE200を使用した感想

SRS-XE200のスペックを紹介しました。さまざまな特徴があるスピーカーですが、実際の使用感を紹介していきます。

シリーズ最少モデルだが大きくて重く持ち運びには不向き

SRS-XEシリーズには、「SRS-XE200」「SRS-XE300」の2種類が発売されており、XE200はコンパクトサイズのモデルです。

しかし、このクラスのBluetoothスピーカーとしては大きく、また800gと重めで気軽に持ち歩くには不向きです。

店頭でサイズ感を確認するのがベストですが、ネット情報のみで購入を検討する際は注意が必要です。

趣味柄同クラスのBluetoothスピーカーを複数持っていますので、サイズ感の比較をしてみました。

一番左がSRS-XE200。高さも厚みもトップクラス

参考にしてください。

音質はこもりがちでクリアな印象はない

SRS-XE200はクリアなサウンドをアピールしていますが、クリアな印象は全く持てませんでした。

一言でまとめると「低音寄りの迫力のあるサウンド」となりますが、正直なところ、

  • 低音から高音までこもりがちでモゴモゴとした印象
  • 安価なスピーカーにありがちな乾いた音
  • 高域の抜けも悪く、音の奥行きや音作りも乏しく安っぽい

良い印象は得られませんでした。

個人的にはSONYの旧モデル「SRS-XB23」の方がクリアでメリハリがあって、迫力のある音が楽しめると感じました。値段も安いです。

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音質に関してネガティブなコメントをしましたが、これまでスマホのスピーカーで音楽を聴いていた方が、スマホ+SRS-XE200に乗り換えた場合は、圧倒的に迫力のある良い音を体験できます。

今回の評価は、私自身の趣味柄、複数のBluetoothスピーカーを保有して聴き比べていますが、他のスピーカーと比較して自分の耳で感じた評価であることをお伝えしておきます。

保有するBluetoothスピーカーです。各社同コンセプト・同クラスの製品と比較すると音質的に良い印象を持てませんでした。

広い範囲をカバーするLine-Shape Diffuserは室内ではあまり意味をなさず

SRS-XE200の特徴であるクリアなサウンドを広く届ける「Line-Shape Diffuser」技術。

スピーカーの正面にいなくても、離れた場所であっても音量・音圧の減衰が少ないクリアなサウンドが楽しめる技術ですが、家の中で聞く分にはあまり恩恵は得られませんでした。

他のユーザーが書いたレビュー記事を読むと、この機能に対して高い評価をされているので、自分の耳を疑ったのですが、他のBluetoothスピーカーと比較してもそこまで差を見出せない印象です。

実際私が試したのは7畳程度の部屋の中です。屋外やもっと広い室内であれば、全く違う印象を持ったのかもしれません。試せる機会があれば再度確認をしてみます。

IP67の防水・防じん耐性と防錆(ぼうせい)は便利

SRS-XE200は、IP67の防水・防塵と合わせ、防錆(ぼうせい)もアピールされているスピーカーです。

水に落としてもOK、砂埃にも強く、錆びることもありませんので、お風呂や野外で安心して使用することができます。

広い部屋や屋外で音楽を楽しめるなら有りなスピーカー

SONYのBluetoothスピーカー、SRS-XE200をレビューしてきました。

音質的にはイマイチで良い印象が持てませんでした。

また、私自身が7畳程度の室内で聴いていることもあり、SRS-XE200の本来の魅力は引き出すことができませんでした。

広い部屋や屋外でこそ本領を発揮するスピーカーだと感じますが、屋外に持ち出すにもサイズが大きく重たいため、持ち歩きしづらいというデメリットもあります。

サイズ感はあまり気にしない、広めの屋外で仲間と音を聴きたいんだという方は検討して良いでしょう。

しかし室内メインで音楽を聴きたい方は他のスピーカーを選んだ方が幸せになれると感じたスピーカーでした。

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