JAPANNEXT JN-ML-S400Rは、コスパが非常に高いモニターライトです。
ディスプレイの上部に取り付けることで、スペースを減らせる設計になっています。デスクに設置するデスクライトと比べて、手元を照らすのに特化しているのが特徴の製品です。
そのうえ、モニターの反射や映り込みも抑えられます。目の負担軽減にもなるので、モニターライトの導入はおすすめ。
本記事では、そんな便利なモニターライトのJAPANNEXT JN-ML-S400Rについてレビューしていきます。
JAPANNEXT JN-ML-S400Rの基本的な仕様

まずは、JAPANNEXT JN-ML-S400Rの基本的な仕様について紹介していきます。JN-ML-S400Rのスペックと外観、そして同社のモニターライトJN-ML-S425Rとの違いについても紹介するので、ぜひご参考ください。
JN-ML-S400Rのスペック
- 輝度:255lm
- 色温度:3000K-4000K-5000K-6500K
- 演色評価数(CRI):RA>97
- 自動調光:対応(オンオフ可能)
- バックライト:非搭載
- チルト機能:非搭載
- リモートコントロール:対応(電池なし)
- 消費電力:通常5W
- 給電方式:USB-C
- 外形寸法:高105mm×幅390mm×奥行80mm
- 最大クランプ幅:7cm
- 製品重量:0.3kg
- 使用温度条件:0℃~40℃
- 使用湿度条件:35%~70%
以上が、JN-ML-S400Rの簡単なスペックです。
輝度は、255ルーメン。一般的なライトの明るさとしては、十分な程度です。懐中電灯などでは、50メートル程度先までは照らせる程度だと言われています。
モニターライトに距離は重要ではないものの、それだけの明るさを保てるというのは良いところです。そのうえ自動調光機能があるので、適切な輝度に自動で維持されます。
さらに、色温度は3000Kから6500Kまで対応。寒色にも暖色にもできるので、自分にとって使いやすい色温度に設定できます。

そして、リモートコントロールに対応。手元にリモコンを置いておけば、モニターライト本体まで手を伸ばさなくてもオンオフなどの操作が可能です。
JN-ML-S400Rの外観

JN-ML-S400Rの外観は、非常にシンプル。
デザインとしては、よくあるモニターライトといった印象です。JAPENNEXTのロゴが記載されていますが、左下に小さく記載されているので、それほど気にはなりません。
ほかの印字は、ボタンの説明アイコンのみです。アイコンもわかりやすく、迷うことがありません。

さらに、上部にはボタン類を搭載。

電源のオンオフはリモコンからでも行えますが、もちろん本体からでも電源のオンオフや各種調整機能などが使えるようになっています。
JN-ML-S425Rとの違い

JN-ML-S425R | JN-ML-S400R | |
輝度 | 275lm | 255lm |
色温度 | 3000K-3800K-4500K-5500K-6500K | 3000K-4000K-5000K-6500K |
演色評価数(CRI) | RA>95 | RA>97 |
バックライト | 対応(暖色一色のみ) | なし |
リモートコントロール | 対応(電池付き) | 対応(電池なし) |
JN-ML-S425Rのスペックにおいて、JN-ML-S400Rとの違いがある部分を抜粋しました。

輝度はJN-ML-S425Rのほうが20ルーメン高く、色温度も5段階のプリセットが用意されています。最低と最大は変わらないので、中間が追加されたようなイメージです。
さらに、バックライトに対応。

主ライトはオフにしてバックライトのみを照らしておくことも可能なため、就寝時に少し明かりが欲しい時にも重宝します。
リモコンの性能も大きく異なります。

JN-ML-S425Rのリモコンはタッチ式になっているのが特徴です。タッチ&スライド操作で、直感的に各種調整機能などを使えるのがJN-ML-S425Rの良いところだと言えます。
ただ、JN-ML-S400Rは本体側でも操作が可能であるため、リモコンが見つからないといったケースでも操作が可能なのは利点になります。
演色評価数はJN-ML-S400Rのほうが高いです。
演色評価数というのは、照明の光が物体の色をどれだけ自然に見せられるかを数値化したもの。太陽光の下で見たときと色合いが近いほど、演色評価数が高くなります。
JN-ML-S400Rは、JN-ML-S425Rよりも物体が自然な色合いで見えるということです。
クランプの安定性はJN-ML-S425Rに軍配が上がります。

モニターを挟み込む部分がJN-ML-S425Rのほうが大きくしっかりしているため、触れた際の安定性は高く感じました。
もちろんJN-ML-S400Rのクランプでもグラつくことはないので、さほど心配する必要はない部分かもしれません。
また、価格も異なります。
JN-ML-S400RはAmazonで約9000円、JN-ML-S425RはAmazonで約1万900円です。2000円近く価格差があります。
JN-ML-S400R
JN-ML-S425R
JAPANNEXT JN-ML-S400Rの良いところをレビュー
ここまで、JAPANNEXT JN-ML-S400Rの基本的な仕様について紹介してきました。今度は、JAPANNEXT JN-ML-S400Rの良いところについて、レビューしていきます。実際の使用感や機能などについて知りたい方は、ぜひご参考ください。
自動調光機能が便利

JAPANNEXT JN-ML-S400Rには、自動調光機能が備わっています。
これは、周囲の明るさに応じて最適な明るさになるよう自動で調整する機能のことです。周囲が明るいのに対しモニターライトも明るすぎたり、逆に周囲が暗いのにモニターライトの輝度が不十分だったりすると、目が疲れてしまいます。
そのうえ、単純にモニターの視認性も悪くなるのが難点。
JN-ML-S400Rは、自動で周囲の明るさに合わせてくれるため、眼精疲労の軽減およびモニターの視認性の向上効果が期待できます。
手元で明るさを調整する手間もなく、快適です。
演色評価数97で色合いが自然

JAPANNEXT JN-ML-S400Rは、演色評価数が97と高いです。
先述の通り、演色評価数はライトが照らす光がどれだけ物体の色を自然に見せられるかという評価指標のこと。
ライティングは、周囲の物体の色の見え方に影響を与えます。演色評価数が低いライトを使うと、物体の色が本来見えるはずの色から大きくかけ離れて見えてしまうので、キーボードやマウスなど周辺機器のカラーやデザインにまで気を配っている方にとっては、演色評価数が高いほうが良いです。
見え方に違和感がないので、視覚からはいる違和感やストレスを減らせます。
単純にデスクに置いてある物の見え方が自然になるだけでなく、ストレスを減らすことで作業効率を保つ効果も期待できるのが良いところです。
クランプだからズレない

JAPANNEXT JN-ML-S400Rは、クランプ式です。
モニターライトの中には、モニター上部に引っ掛けるだけという設置方法を採用している製品もあります。そうした設置方法には、モニターへの負担を減らせるというメリットがあるものの、デメリットも大きいです。
タイピング中のデスクの揺れなどで揺れてしまったり、激しく揺らせば落ちてしまったりします。
一方クランプ式は、デスクが揺れてもライトがズレたり落ちたりしにくいのが良いところです。
より安定します。
ワイヤレスリモコンが便利

JAPANNEXT JN-ML-S400Rには、ワイヤレスリモコンが付属します。
デスクに設置しておけば、自動調光機能のオンオフや電源のオンオフなどができるので、便利です。いちいちモニターライト上部のボタンにまで手を伸ばさなくても良くなるので、使用にストレスがかかりにくくなります。
本機のリモコンの機能は、以下の通りです。
- 電源オンオフ
- 色温度のプリセット切り替え
- 明るさ無段階調整
- 自動調光機能のオンオフ
主に、各機能のオンオフや調整に使います。明るさの無段階調整は、ボタンを長押しすると可能です。押している間、明るさが変わっていきます。
オートスリープタイマー搭載
JAPANNEXT JN-ML-S400Rには、オートスリープタイマーが搭載されています。
設定しておけば一定時間経過後、自動でスリープされるので、便利です。作業中に寝落ちしてしまうことがある人でも、安心して使えます。
無くても特に困らない機能ではありますが、あるとありがたい機能のひとつです。
色温度を無段階調整できる
JAPANNEXT JN-ML-S400Rは、色温度を無段階調整できます。
色温度というのは、光の色合いのこと。単位はケルビン(K)です。色温度が高いほど、白っぽい光になります。
青みがかった色から白になっていく、というイメージです。寒色系の色温度と呼ばれることもあります。
一方色温度が低くなると、赤みがかった暖色系の色になるのが特徴です。色温度が低くなっていくと、電球の色のようなオレンジっぽい色になっていきます。
色温度を変えることでライティングの演出を変えることができるだけでなく、集中力向上効果やリラックス効果などが得られるのが良いところです。
たとえば、集中したいときには6000K程度の寒色系を使うと良いと言われています。リラックスしたいときは、3000K程度の暖色系です。
長時間作業をするようなときは、自然な白色光である4000K~5000K程度が良いと言われています。
このように使い分けたり、単純に自分の環境に合わせた色にしたりするのにプリセットだけでは微調整ができず不便です。
ただ、本機は無段階調整ができるので、微調整もできます。自分に合った色になるまで、リモコンのボタンを長押ししましょう。
圧倒的なコスパの高さ
JAPANNEXT JN-ML-S400Rは、コスパが圧倒的に高いモニターライトです。
もっと安いモニターライトはありますが、大事なのは性能・機能と価格のバランス。
本機と同等の輝度・色温度を備えて、自動調光機能や色温度無段階調整機能なども備えたライトとなると、1万円を超える製品が多いです。1万円程度でもまだ安いほうで、1万5000円以上の製品もあります。
そのなかで、JN-ML-S400Rの価格はAmazonで約9000円と安いです。
単に安いモニターライトが欲しい方というよりも、コスパが高いモニターライトが欲しいという方にこそおすすめの製品だと言えます。
JAPANNEXT JN-ML-S400Rの気になる点をレビュー
ここまで、JAPANNEXT JN-ML-S400Rの良いところについて、レビューしてきました。価格に対して性能が高めで、機能も豊富なのが本機の大きなメリットです。
ただ、一部に気になる点もあります。
そこで今度は、JAPANNEXT JN-ML-S400Rの気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
リモコンが単一ボタン

JAPANNEXT JN-ML-S400Rのリモコンは、単一ボタン式です。
ボタン一つで、クリック回数や短押し・長押しなどによって機能を使い分ける必要があります。
- 1回押し:電源と色温度切り替え
- 2回押し:電源オフ
- 3秒以上長押し:明るさ無段階調整
- 3回連続押し:明るさ自動調整のオンオフ
自動調整のオンオフが3回連続押しなのが、人によっては面倒に感じる点です。誤爆しづらいという利点はあるものの、自動調整を頻繁に切り替える場合はやや面倒になります。
ただ、一般的には頻繁に切り替えるような機能ではないので、実際の使用では問題ないと感じる可能性が高いです。
とはいえ、4つある機能を覚えて1つのボタンで使い分けるのは少々面倒だと言えます。リモコンにはガイドのようなものはないので、最初は逐一説明書を見ながら操作し、覚えていかなければなりません。
リモコンで全部の操作はできない
JAPANNEXT JN-ML-S400Rのリモコンの機能は、JN-ML-S400Rに搭載されている機能の全てには対応していません。
対応しているのは、電源のオンオフと色温度のプリセット切り替え、自動調光機能のオンオフ、輝度の無段階調整です。
色温度の無段階調整には、対応していません。
色温度を無段階調整したい場合には、モニターライト本体の調整ボタンを長押しする必要があります。
また、無段階調整関連の操作が長押しに限定されるのも、人によっては不便さを感じる点です。
JN-ML-S425Rではスライド操作で調整ができるのに対し、本機は長押し。止めるところを間違えると、また長押しして好みの明るさや色温度になるのを待たなければなりません。
素早く操作できるわけではないという点には、注意が必要です。
JAPANNEXT JN-ML-S400Rはこんな方におすすめ!

- コスパが高いモニターライトが欲しい方
- 予算1万円まででモニターライトを探している方
- バックライトは不要という方
JAPANNEXT JN-ML-S400Rは、以上のような方々におすすめです。
JN-ML-S400Rは、S425Rと比べるとバックライトが無かったりリモコンの機能が限定的だったりと機能が抑えられています。
その分、価格が低いのが魅力です。バックライトが不要という方であれば、2000円という価格差で似た性能のモニターライトが手に入るというのは大きなメリットだと言えます。
そのうえ、演色評価数に関してはS400Rのほうが高いです。
単純な廉価版ではないのも、JN-ML-S400Rの魅力だと言えます。
まとめ

本記事では、JAPANNEXT JN-ML-S400Rについてレビューしてきました。
一部に人によっては気になるだろう点もあるものの、全体的に高性能かつ高機能で扱いやすいモニターライトです。リモコンの操作にやや難があるというくらいで、バックライト不要で高性能・高機能なモニターライトを探している方には、最適なライトだと言えます。
もちろん、純粋にコスパが高いモニターライトを探している方や、予算1万円以内で探している方にもおすすめですよ。
JN-ML-S425Rもレビューしてますのであわせてご覧ください
