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EBLポータブル電源500Wh(MP500)徹底レビュー! コンパクト大容量の高コスパ電源

ポータブル電源は、キャンプや車中泊、災害時など幅広く役に立つ優れモノです。もちろん、家に置いてあっても大容量な充電器などとして活用できます。

一家に一台あれば便利なポータブル電源ですが、高価な製品が多いです。また、容量を大きくすればサイズが大きく重量も嵩むもの。

EBLポータブル電源500Wh(MP500)は、500Whの容量で機能も充実している割には価格が比較的低く、高コスパ。ポータブル電源が欲しいけど、10万円近くするような製品をいきなり買うのは躊躇われるという方にはぴったりです。

また、キャンプや災害対策だけでなく、気軽に持ち歩ける重さのため、趣味活用にもちょうど良いです。

今回は、そんなEBLポータブル電源500Whの基本仕様を解説したうえで、良いところと気になるところをレビューしていきます。

目次

EBLポータブル電源500Whの基本仕様

まずは、EBLポータブル電源500Whの基本仕様について簡単に紹介していきます。スペックや外観について解説するので、EBLポータブル電源500Whがどのような製品か気になる方はぜひご参考ください。

スペック

  • サイズ:292mm×202mm×194mm
  • 重量:約6.8kg
  • バッテリー容量:140,400mAh/519Wh
  • 充電時間:AC電源で約6〜7時間
  • 動作温度:-10℃〜40℃
  • 定格出力:500W(瞬間最大1000W)
  • 出力周波数:60Hz
  • バッテリー:三元系リチウムイオン電池
  • 補償期間:1年間

EBLポータブル電源500Whは、製品名にもある通り519Whという大容量が特徴です。この大容量で、最大出力500Wで給電できます。

スマホとタブレットの充電はもちろん、ノートPCへの給電や500Whを超えない程度の小さめの家電への給電も可能です。

動作温度も、低音は-10℃までと幅が広めにとられています。冬キャンプでも、日本国内なら全く困ることがありません。

家庭でも停電時の電源として重宝するだけでなく、普段から充電などに使用可能です。

外観

EBLポータブル電源500Whの外観は、キャンプギア感が強い印象です。少しのミリタリー感も、あります。無骨なボックス型のようですが、オレンジと黒の配色がかわいらしく、家に置いていても馴染みやすいデザインです。

さらに、前面にはスイッチや液晶などがわかりやすくまとめられています。スイッチに採用されているアイコンも一般的なもので、直感的に操作可能です。

そして、小型なのが特徴的。卓上にも違和感なく置ける大きさで、全く邪魔になりません。

MacBook Pro 14インチモデルとEBLポータブル電源500Wh

なお、EBLポータブル電源500WhのUSBポートはType-Aが3ポート、Type-Cが1ポートになります。

最近では両側Type-C(C to C)のケーブルも増えてきていますので、その場合はUSB-C充電器をAC出力端子に付けてポート数を増やす使い方がお勧めです。

EBLポータブル電源500Whの良いところをレビュー

ここまで、EBLポータブル電源500Whのスペックと外観について紹介してきました。ここからは、実際にEBLポータブル電源500Whの良いところをレビューしていきます。給電方法や性能、使い勝手などについてもっと知りたい方はぜひご参考ください。

性別・場面を問わず扱いやすい

EBLポータブル電源500Whは、性別を問わず使いやすいです。

まず、デザイン。男性にとってはかっこよく、女性にとってはかわいくも映るような中性的な外観をしています。全体的には無骨な箱という印象ですが、配色がかわいいのがいいところです。

続いて、サイズと重量。

本機は、非常にコンパクトです。床に置きっぱなしにするというよりは、卓上に置いておくようなサイズ感になっています。もちろん、床や地面に置いておいても安全。

重量も約6.8kgと、ポータブル電源としては比較的軽いです。女性でも、十分動かせる重量だと言えます。

一人使い、二人使いなら十分な容量

EBLポータブル電源500Whは、一人使いや二人使いなら十分な容量です。

ソロまたはデュオのキャンプで、炊飯器やライト、Switch、スマホ・PCなどを使い倒しても余裕があります。そのうえ電気毛布や扇風機などを就寝時に使ったとしても、まだ残量には余裕がある程度です。

三人以上の家族となると足りない場面も出てくる可能性がありますが、一人や二人ならどれだけ使い倒しても不足しません。

家庭での充電ボックスとして使う場合も、本体への充電頻度が少なくて済むので使いやすいです。

遊びの相棒として最高に使える

私の場合、ドローンやカメラ・録音など趣味や遊びの相棒としてEBLポータブル電源500Whを活用しています。

ドローンなどはバッテリーを複数本持っていたとしてもすぐにバッテリー切れを起こしてしまうので、ドローンを飛ばしながらその横でバッテリーを充電していくというサイクルが必要になります。

撮影や録音なども給電しながらの使用が可能になるため、1日中使い放題な環境を作ることができます。

重たいポータブル電源でこのような使い方は難しいですが、EBLポータブル電源500Whは約6.8kgと軽量なので気楽に持ち歩けるのが良いですね。

液晶表示が見やすい

EBLポータブル電源500Whには、前面の中央に液晶が付いています。ここに入力値や出力値、バッテリー残量などが表示される仕組みです。

この表示が、非常にシンプル。バッテリー残量が大き目に表示されており、出力値は右下あたりに表示されます。それぞれの表示が少し離されているので、見やすいです。目が滑ることもなく、見たい情報をパッと瞬時に把握できます。

さらに、夜間でも見やすいよう点灯機能も搭載。

ポータブル電源を使ったことがない方でも、安心して使えます。

最大10台給電可能

EBLポータブル電源500Whは、最大10台まで給電可能です。

出力方法も、豊富。

  • ACコンセント出力
  • DC出力
  • USB-A
  • USB-C
  • シガーソケット

出力端子は、以上の5種類です。Type-C出力は、PD60W。急速充電にも使えます。性能によってはノートPCにも十分使える出力ですが、ACコンセントがあるのでAC出力で使うのがおすすめ。

さらに、スマホなどのワイヤレス充電にも対応しています。

本体天板にワイヤレス充電対応機器を置くと、充電される仕組みです。

パススルー充電に対応していて便利

EBLポータブル電源500Whは、パススルー充電に対応しています。

本体を充電しながら、接続している機器に電力を供給可能です。供給する電力量が大きすぎると充電がされにくくなりますが、スマホやゲームに使う分には問題ありません。

これが非常に便利です。

ただ、パススルーを多用するとバッテリーの劣化を早めます。特に出力が大きくなると、より劣化しやすいのでどうしても必要なとき以外は使わないのがおすすめです。

あくまでも、今使いたいのに充電がないときの保険の手段として考えておきましょう。

3種類の充電方法に対応していて便利

EBLポータブル電源500Whは、3種類の充電方法に対応しています。

  • ACコンセント充電
  • ソーラーパネル充電
  • シガーソケット充電

ACコンセント充電が最も安定するので基本になりますが、車内で充電したいときや屋外で充電したいときにも対応できるのがいいところです。折りたたみができるソーラーパネルも持っておくと、晴天時のキャンプの電源供給がより便利になります。

安全性が高いから安心して使える

EBLポータブル電源500Whには、しっかりとした安全機能が搭載されています。

まず、バッテリーマネジメントシステム。これは、過充電、過放電、過電流などを防止するための機能です。過充電などは発煙・発火の原因になります。

過充電されないようになっているので、寝ているときに本体を充電したい場合も安心です。

さらに、安全性基準をクリアしている電化製品という証のPSEマークも付いています。

そして、AC出力ポートには純正弦波を採用しています。

そのため、パソコンなどの精密機器にも安心して給電可能です。

安いポータブル電源の場合、純正弦波ではないこともあるのですが、EBLポータブル電源500Whは安いうえにしっかりと純正弦波なので安心。

また、EBLは1998年に設立された老舗です。長年、バッテリーや充電器などに特化して製品づくりをしています。安くても、信頼性は高い企業です。

EBLポータブル電源500Whの押さえておくべき点をレビュー

ここまで、EBLポータブル電源500Whの良いところについてレビューしてきました。本機は価格を考えれば、悪いところがあまりありません。とはいえ、押さえておくポイントや人によっては気になる点があるのも事実。

そこで今度は、EBLポータブル電源500Whの気になる点をレビューしていきます。

電力量の高い電化製品は使えない事は事前に押さえておきたい

EBLポータブル電源500Whは定格電力500Wのポータブル電源です。瞬間で最大1000Wまで出すことはできますが、あくまで瞬間であって継続的に500W以上を出すことはできません。

その為、500W以上の電力が必要な電化製品を使用することはできませんので、注意が必要です。

例えばコーヒーメーカーやドライヤー、電子レンジ・ホットプレートなど高い電力が必要な電化製品を使用することはできません。

あくまでもスマホやPC、カメラ、扇風機などへの電力供給がメイン。

大きな電力を必要とする電化製品を使用したい場合には、EBL ポータブル電源の1000Wタイプを購入することをお勧めします。

充電に少し時間がかかる

EBLポータブル電源500Whは、0%からの満充電には7時間前後かかります。残り50%付近からでも、3時間程度かかるので充電に時間がかかる部類の製品です。

充電時の入力電力は、150W。

充電が速いポータブル電源を使ったことがある方は、少し気になる可能性があります。

とはいえ、満充電までの時間もスペック通りです。スペックに記載されているよりも時間がかかるわけではないので、その点は安心。

充電は、寝ている間など長時間使わないときにしておくのがおすすめです。

60Hzの周波数に限定される

EBLポータブル電源500Whは、周波数が60Hz限定です。

近年は、50Hzと60Hzの両方に対応する機器も増えています。そのなかで60Hz限定なのが、少し残念なところです。

電力会社から送られる電気の周波数は、基本的には地域により変わります。富士山と糸魚川を境目に、東側は50Hz、西側が60Hzです。

そのため、西側だと60Hzに対応した家電がほとんど。東側だと、50Hz対応が基本です。

近年はヘルツフリーの家電も増えているものの、どちらか一方の周波数でしか使えない家電も多数あります。

西側の方なら、特に問題はありません。

ただ、東側に住んでいる方は、購入前によく使う電化製品の対応周波数を確認しておくことが大切です。

EBLポータブル電源500Whはこんな方におすすめ!

  • 60Hzの周波数に対応した電化製品を使っている方
  • ソロ/デュオキャンプで使えるポータブル電源が欲しい方
  • 大容量かつコンパクトなポータブル電源が欲しい方
  • 電気を使う道具で一日中遊んでいたい方
  • はじめてのポータブル電源が欲しい方
  • コスパが高いポータブル電源が欲しい方

EBLポータブル電源500Whは、以上のような方々におすすめです。

まず、大前提として普段使う家電が60Hzに対応している必要があります。60Hz周波数帯に住んでいる方は問題ないものの、50Hz周波数帯に住んでいる方はヘルツフリーかどうか、「50/60Hz」の記載があるかどうかチェックしましょう。

続いて、本機はソロキャンプとデュオキャンプ向きです。使い方によりますが二人までなら、どのような使い方をしても容量に困ることは基本的にはありません。三人以上だと不足感が出る可能性がありますす。

一人用か二人用として使えるポータブル電源として、非常におすすめ。

さらに、大容量かつコンパクトなのもいいところ。

全体的に扱いやすくコスパが高いので、はじめてのポータブル電源が欲しい方やコスパが亜t買いポータブル電源が欲しい方にも、おすすめです。

まとめ|ソロキャンプのお供に最適な高コスパ電源!

本記事では、EBLポータブル電源500Whについてレビューしていきました。周波数など気になる部分はあるものの、価格と性能を考えれば十分過ぎるほど満足のいく製品です。同価格帯でこれほど容量、対応出力方法、最大出力数が充実している製品はなかなかありません。

メーカーの信頼性も高く、安全機能も充実。

ソロキャンプなどで、非常に扱いやすいポータブル電源です。

キャンプにも日常にも最適なお供として、コスパの高いポータブル電源を探している方には特におすすめですよ。

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