BLUETTI AORA 30 V2+120Wソーラーパネルレビュー!UPS用途も可能な小型軽量ポータブル電源が便利過ぎる

AORA 30 V2は、BLUETTIの小型ポータブル電源です。防災目的や車中泊・キャンプ、日々のサブ電源として幅広く使える電源。

そんなポータブル電源のAORA 30 V2は、単品販売はもちろん、同社製のソーラーパネルとの単品販売も行っています。

本記事では、BLUETTI AORA 30 V2と120Wソーラーパネルのセットについてレビューしていくので、ぜひご参照ください。

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目次

BLUETTI AORA 30 V2+120Wソーラーパネルの基本仕様

まずは、BLUETTI AORA 30 V2と120Wソーラーパネルのそれぞれの仕様について紹介していきます。スペックが気になる方は、ぜひご参照ください。

BLUETTI AORA 30 V2のスペック

  • 容量:288Wh
  • 定格出力:600W(純正弦波)
  • 電力リフトモード:1500W
  • サイズ/重量:250×178×167.5mm/4.3kg
  • バッテリー種類:リン酸鉄リチウムイオン電池
  • AC出力:4口
  • USB-C出力:2口(100W×1,140W×1)
  • USB-A出力(15W):2口
  • DC5521:2口
  • シガーソケット:1口
  • AC入力:1口
  • FC/PV入力:1口

以上が、BLUETTI AORA 30 V2のスペックと入出力ポートの種類です。

定格出力は、600W。ポータブル電源としてはそれほど高い部類ではないものの、本機のサイズ感と重量感を考えれば、十分な出力があると言えます。

さらに、電力リフトで最大1500Wまで耐えられるので、定格出力以上に使い勝手が良いです。

そして、コンパクトサイズ。ポータブル電源は大きく床以外には置きにくいものもありますが、本機は結構小さいので、置き場所に困りません。

常に部屋の一角を占領したとしても、邪魔にならないサイズ感です。

また、出力ポートも十分な数揃っています。AC出力が4口あり、USB-CとUSB-Aもあるので、USBで電源供給を行うタイプの機器も使えるのが良いところです。

そのうえ、シガーソケットも備えています。

BLUETTI 120Wソーラーパネルのスペック

  • 最大出力:120W
  • 太陽電池積層方式:ETFE
  • セール変換効率:最大23.4%
  • 出力電圧(Max):20.8V
  • 出力電流(Max):6A
  • 回路電圧(Voc):24.6%
  • 短絡電圧(Isc):6.6A
  • 作業環境温度:-10℃~+65℃
  • 推奨作業環境温度:+25℃
  • 折りたたみ枚数:4枚
  • サイズ(展開時):500×1760mm
  • サイズ(収納時):500×500×45mm
  • 重量:5.36kg
  • 認証:FCC、CE、ROHS
  • 防水防塵:IP65
  • 保証期間:12ヶ月
  • ソーラーパネル本体PV120D:1枚
  • MC4ケーブル:1本
  • ユーザーズマニュアル:1本
  • 保証書:1本

以上が、BLUETTI 120Wソーラーパネルのスペックです。

最大出力は名前の通り120Wで、変換効率が最大23.4%と高いのが特徴。素材はETFEという耐久性が高いものが使われており、安心して使えます。

屋外利用が前提のものなので、防水防塵性能も当然高いです。雨が降ったとしても、問題ありません。

さらに、4枚に折りたたみが可能です。重量もそれほど重くないので、AORA 30 V2と一緒に持ち運んだとしても、負担になりにくいと言えます。

BLUETTI AORA 30 V2をレビュー!

BLUETTI AORA 30 V2と120Wソーラーパネルのスペックについて解説してきましたが、スペックだけではわからない部分も多いです。そこで今度は、BLUETTI AORA 30 V2の機能や使い勝手などについて、紹介していきます。

軽量かつコンパクトで扱いやすい

BLUETTI AORA 30 V2は、軽くコンパクトです。

従来のモデルと比べて、サイズは約11.3%減少しています。重量も約6.5%軽量化しており、同社製のほかのモデルと比べても軽量かつコンパクトなのが魅力的。

サイズは机上に置いてもそれほど邪魔にならない程度で、重量は女性でも片手で持ち運べる程度です。たったの4.3kgしかないので、男女共に扱いやすいと言えます。

ポータブル電源の重さと大きさを理由に、導入を見送っている方には、特におすすめの製品です。

定格出力600Wで汎用性が高い

BLUETTI AORA 30 V2は、定格出力が600Wで汎用性が高いです。

たとえば、以下のような家電の電源供給に使えます。

  • LEDライト
  • 扇風機
  • 電気毛布
  • 液晶テレビ
  • ノートパソコン
  • 車載冷蔵庫
  • プロジェクター
  • ブレンダー/ミキサー
  • 小型ヒーター
  • 冷蔵庫
  • コーヒーメーカー
  • 小型炊飯器

冷蔵庫は500W程度の電力消費の製品が多いですが、定格出力600Wなので対応可能です。稼働時間もそれほど短くなく、非常用電源として使いやすいと言えます。

ほかにも、コーヒーメーカーや小型炊飯器など、キャンプや車中泊で便利な家電に使えるのが良いところです。

大型の製品と比べると出力が低いものの、それでも十分な汎用性があると言えます。

ドライヤーも強にしなければ600W程度の出力になるため、普通に使えました。

電力リフト機能で最大1500Wまで耐えられる

BLUETTI AORA 30 V2は、電力リフト機能を使えば、最大1500Wまで対応できます。

電力リフト機能というのは、定格出力以上の家電を一時的に出力を下げることで使えるようにする機能のことです。600Wの定格出力では扱えない家電でも、使えるようになります。

たとえば、炊飯器やドライヤーなどの出力が高い家電も使えるので便利です。キャンプや車中泊でも、便利に過ごせます。

ただ、電力リフトはポータブル電源に大きな負荷がかかるため、常時利用するのはおすすめしません。出力の高い家電を使いたいときだけ、少し利用するという程度の使い方がおすすめです。

停電時の高速UPS切替機能が便利

AORA 30 V2には、停電時の高速UPS切り替え機能が付いています。

UPS切り替え機能は、停電など電源トラブルが発生した際、自動的にポータブル電源に電力供給源を切り替える機能のことです。これを使うことで、電源が長時間落ちたままだと困る家電をある程度の時間稼働し続けられます。

冷蔵庫に使えば、食材の心配をしなくても良いので安心です。

もちろん、照明などに使うこともできます。

今回、試験的にAORA 30 V2にPCを接続し、負荷の高い状況に耐えうるか、および電源を抜いた時も自動でバッテリー使用に切り替わるかをテストしました。

PCスペックはCore Ultra7 265K + RTX5070Ti でそれなりに消費電力の高いPCですが、実際の消費電力は下記のようなイメージで定格出力の600Wまで上がることはありませんでした。

  • Adobe Premiere Pro 4K動画の書き出し時:180~190W程度
  • Fortnight(ゲーム時):350~450W程度

合わせてAORA 30 V2側のコンセントを抜いたところ、AORA 30 V2側のバッテリーを使い正常に動き続けていました。

UPS専用のソフトウェアで停電時に自動的にシャットダウンしてくれるわけではありませんが、PC使用時に停電になるケースでは重宝しそうです。

最大出力が600Wを超えてしまうようなPCでは、ポータブル電源側に負荷をかけ続けてしまうことによるシャットダウンのリスクも生じるため、一つ上のAORA 100 V2を検討するのも良いかもしれません。

スマート操作に対応している

AORA 30 V2は、スマート操作に対応しています。

BluetoothとWi-Fiの両方に対応しているため、使い勝手が良いです。Wi-Fiが使えるときはWi-Fiで接続し、使えないときはBluetoothで接続するなど、場面を選ばずに使えるのが良いところ。

さらに、スマホから運転状況の確認や電源の操作などができます。

便利かつ安心な機能です。

超急速充電に対応

AORA 30 V2は、超急速充電に対応しています。

充電完了までが速いのは、小型のポータブル電源の大きなメリットの一つです。

本機は、29分で50%の充電ができます。70分もあれば、フル充電になるので非常に速いです。起床してから出発前の短時間でも、ガッツリと充電できます。

充電が速いのはキャンプや車中泊で使いやすいだけでなく、非常時でも使えない時間が短くなるのが良いところです。

本機が災害対応や非常時にも使いやすい理由の一つだと言えます。

動作音が静かで夜間でも使いやすい

AORA 30 V2は、動作音が非常に静かです。

動作音は、たったの30dB。

30dBは、具体的に言えばささやき声や鉛筆で文字を書く音、木の葉が触れ合う音くらいの騒音レベルです。睡眠を妨げることがなく、少し離れれば聞こえなくなる程度の音なので、キャンプや家庭内での夜間利用でも安心です。

BLUETTI 120Wソーラーパネルをレビュー

ここまで、BLUETTI AORA 30 V2についてレビューしてきました。今度は、BLUETTI 120Wソーラーパネルについて、レビューしていきます。AORA 30 V2との組み合わせについても触れるので、セットでの購入を検討している方は、ぜひご参照ください。

転換効率が高く節電効果が高い

BLUETTI AORA 30 V2は、電力変換効率が高いです。

電力変換効率は、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する割合のこと。本機の電力変換効率は、最大23.4%です。

変換効率は年々向上していて、近年は20%程度が相場になっています。相場よりもわずかに変換効率が高いです。

変換効率が高ければ高いほど、より高い節電効果が期待できます。

この程度の効率があれば、AORA 30 V2などのポータブル電源にも使いやすいです。小型ポータブル電源のAORA 30 V2は充電時間も短く、相性がとても良いと言えます。

最新型ETFE素材採用で安全性が高い

BLUETTI 120Wソーラーパネルは、最新型のETFE素材を採用しています。

ETFEは、エチレンテトラフルオロエチレンの略です。最強のフッ素プラスチックとも呼ばれています。ソーラーパネルでは、保護最上層のフィルムとして使われる素材。

この素材の特徴は、耐久性と耐候性、耐薬品性が高いことです。そのうえ光透過率が高いため、ソーラーパネルの最上層に使うことでエネルギー吸収の効率を保ちながら、耐久性を上げられるということ。

さらに、セットのAORA 30 V2のバッテリーは高性能リン酸鉄リチウムバッテリーです。

これは安全性が高いうえに、サイクル寿命が3000回以上もあります。従来の三元系リチウムバッテリーの2倍程度の寿命があるので、毎日1回の充放電をしたとしても10年以上使えます。

ソーラーパネル自体の耐久性が高く、セットのポータブル電源の耐久性も高いです。

高耐久同士、長い間買い替える必要なくセットで使い続けられます。

折りたたみ可能でAORA 30 V2と一緒に運びやすい

BLUETTI 120Wソーラーパネルは、折り畳みが可能です。

そもそものサイズがそれほど大きくはないうえに4枚の折り畳みができるので、場所を取りません。使わないときはちょっとした場所に収納しておけます。

キャンプなどで持ち運ぶ際も、AORA 30 V2と一緒に持ち運びやすいです。両方ともポータブル電源とソーラーパネルとしては比較的小さく軽いので、セットで持ち運んでも負担になりません。

互換性・汎用性が高い

BLUETTI 120Wソーラーパネルは、互換性と汎用性が高いです。

まず、ケーブルがMC4になっています。これは汎用性が高い規格で、他社製のポータブル電源でも使える製品が多いです。

利用する際は、ソーラーパネルを広げてケーブル一本で接続するだけ。プラグアンドプレイで使えるのが、良いところです。

BLUETTI AORA 30 V2+120Wソーラーパネルはこんな方におすすめ!

  • キャンプや車中泊で使いたい方
  • 大型のポータブル電源を置く場所がない方
  • 片手でも持ち運べるポータブル電源が欲しい方
  • 節電がしたい方
  • コスパの高いポータブル電源/ソーラーパネルが欲しい方

BLUETTI AORA 30 V2と120Wソーラーパネルのセットは、以上のような方々におすすめです。

本機は小型なので、持ち運びに便利なのが魅力的。大型のポータブル電源と比べると出力が低いため、家庭で常時利用するというよりはキャンプ・車中泊などで持ち運んで使うのに向いています。

もちろん、サブ電源として常時利用も可能です。

さらに、ソーラーパネルとセットで節電できるのが良いところ。変換効率が高いソーラーパネルなので、節電効果も高いです。

まとめ

本記事では、BLUETTI AORA 30 V2と120Wソーラーパネルについて紹介してきました。

セットで購入しても、定価で5万4800円と比較的安いです。セール時であれば、2万円程度安くなることもあります。

ポータブル電源単体では、定価で3万9800円。セール時には1万9800円になることもあり、非常にコスパが高いです。

小型のポータブル電源の導入を考えている方には、とてもおすすめの製品だと言えます。

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