CIO SMARTCOBY Pro PLUG 30Wは、充電器とモバイルバッテリーを兼ねた2-in-1バッテリーです。
ハイブリッドタイプの機器は近年増えていますが、外出先でも自宅でも使えるのが魅力的。そのうえ本機は、ほとんどのスマホとタブレット機器を急速充電できるスペックがあります。
2-in-1デバイスで、30Wの充電に対応しているのが特徴。
本記事では、そんなSMARTCOBY Pro PLUG 30Wのスペックや外観、良いところと気になる点をレビューしていきます。
CIO SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの基本情報
SMARTCOBY Pro PLUG 30Wのスペックや付属品、外観について簡単に紹介していきます。本機はスペックが特徴的なので、基本的な性能を知ることは非常に重要です。どのような性能があるのかかみ砕いて解説していくので、ぜひご参考ください。
スペック
- バッテリー容量:10000mAh
- 搭載ポート:USB-C×1、USB-A×1
- USB-C出力:9V=3A/12V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W)
- USB-C/PPS出力:3.3-11.0V=3A
- USB-A出力:5V=3A/9V=2A/12V=1.5A(最大18W)
- 合計:最大42W(30+12W)
- 充電時間:約2時間30分
- サイズ:約79×79×26mm
- 重量:約265g
- カラー:ブラック/ホワイト
スペックでポイントとなるのは、まずバッテリー容量です。10000mAhと、モバイルバッテリーとしては比較的大き目の容量になっています。そのため本体を満充電するのは時間がかかりますが、一度充電すれば長く使えるのが良いところです。
さらに、ポートが二種類搭載されています。2ポート搭載するモバイルバッテリー・充電器は多いですが、二種類のポートを搭載する機器は少し珍しいです。出力は変わりますが、ポートが統一ではない分、汎用性が高くなっています。
付属品
- 本体
- 取扱説明書
- 注意事項、CIOの案内紙
SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの付属品は、本体と取り扱い説明書のみです。非常にシンプルなパッケージになっています。
説明書に注意書きが書かれた紙と、CIOの商品紹介・セール情報などが書かれたページへのリンクが付いた紙が付いている程度です。ケーブルなどは、一切付属しません。
シンプルですが、過不足が無いと言えます。
外観
デザインも、非常にシンプルです。形は正方形タイプで、色は単色。カラーバリエーションは、白と黒の二種類のみです。
ただ、シンプルですが工夫が見られます。
本体表面は滑りにくい素材を採用し、さらにシボ加工がされているのが特徴です。
手触りにはあまり影響しませんが、シボがあることで皮脂汚れや傷がつきにくくなります。キーボードのキートップのように、長時間触り続ける機器ならシボが取れますが、充電器のような機器ではシボが取れることもなかなかありません。
CIO SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの良いところをレビュー
SMARTCOBY Pro PLUG 30Wのスペックなどについて紹介しましたが、スペックだけでは充電性能など良いところがわかりにくいものです。そこで今度は、SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの良いところについて、それぞれ簡単にレビューしていきます。
2-in-1で外出先でも自宅でも使える
本機は、モバイルバッテリーとしても備え付けの充電器としても使える2-in-1デバイスです。プラグが搭載されており、自宅や宿泊先などのコンセントに接続してさまざまな機器を充電できます。
さらに、外出先ではモバイルバッテリーとして充電可能です。
この2-in-1が、非常に使いやすく魅力的。外出先でも自宅でも同じ機器で充電したいという方には、非常におすすめです。
ほとんどのスマホとタブレットを急速充電できる
SMARTCOBY Pro PLUG 30Wは、ほとんどのスマホとタブレットを急速充電できる性能があります。
Type-Cに接続すると、出力は最大30Wです。30Wもあれば、スマホであれば対応できない機器がありません。タブレット機器でも、ノートPCとしても利用できるハイスペックなタブレットでない限り問題がなく、便利に使えます。
そのようなタブレットでも、使える機器は多いです。
MacBook AirなどのノートPCでも、約2時間でバッテリー残量ゼロの状態からフル充電になります。
バッテリー残量がLEDライトでわかる
本機は、バッテリー残量がLEDライトでわかります。モバイルバッテリーのなかには、バッテリー残量を知らせる機能がない機器も意外と多いです。
そんな中、本機はライト表示が細かく切り替わります。
- 赤:25%以下
- 青:26%~50%
- 緑:51%~75%
- 紫:76%~100%
これだけ細かく知らせてくれるのであれば、液晶表示でなくても全く問題がありません。液晶が付くことによって耐久性が落ちたりするよりも、こちらのほうが人によっては便利です。
2ポート時に最大30W+12Wの合計42Wで充電可能
SMARTCOBY Pro PLUG 30Wは、2ポート利用時に最大30W+12Wの合計42Wで充電出来ます。スマホを充電するのであれば、12Wでも十分です。急速充電とまではいかずとも、しっかりと充電出来ます。
電子タバコの場合は、スマホよりも早く充電可能です。
タブレットを30Wで充電しながら、スマホや電子タバコなどを12Wで充電するという使い方ができます。
長時間使っても熱を持ちにくい
CIO SMARTCOBY PRO PLUGは、長時間使っても熱を持ちにくいです。冷却性能が高いのか、2台同時充電を2時間程度しても温度は30度前後に保たれています。心配になるほどの熱を持つことは、全くと言っていいほどありません。
バッテリー容量が大きい
本機のモバイルバッテリー容量は、10,000mAhです。充電する機器や使い方によって充電回数は異なりますが、一般的なスペックのスマホであれば1度満充電にすれば2~3回は充電が可能。
さらに、MacBook AirなどのノートPCのフル充電もできます。バッテリー容量が大きいと、それだけで汎用性が高くなるので、嬉しいポイントです。
CIO SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの気になる点をレビュー
SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの良いところについて、ここまでレビューしてきました。ただ、本機には気になる点もいくつかあります。そこで今度は、SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの気になる点について簡単にレビューしていくので、ぜひご参考ください。
ノートPCなど一部機器には使えない
本機は、ノートPCなど一部機器に使うには少し非力です。MacBook Air程度のスペックであれば充電可能ですが、MacBook ProやゲーミングノートPCなどスペックの高いノートPCだと出力が足りません。
ほかにも、高出力を要するハイスペックな機器には使えないので注意が必要です。
自宅で使うのがメインな方には向かない
SMARTCOBY Pro PLUGは、自宅でも出先でも使える2-in-1バッテリーです。サイズと比べて合計出力が低めになっていますが、これはバッテリーを搭載しているため。値段もその分、少し高くなっています。
自宅で使うのがメインで、出先ではあまり使わないという方には向いていません。
軽くて小さな充電器が欲しい方には向かない
本機は、バッテリーを搭載しているため、充電器としてはサイズが大きいです。当然、重量もそれなりになります。決して重くはないものの、軽いとも言い切れないので注意が必要です。
軽くて小さな充電器が欲しい方には、あまり向きません。
また、プラグを搭載している分、似た性能のモバイルバッテリーと比べてもサイズは大きく重量も重いです。モバイルバッテリーは少しでも軽いものを使いたいという方にも、あまり向いていません。
USBポートの差し込み口の作りが気になる
SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの気になる点について解説してきましたが、これまでは「こういう人には向いていない」という点でした。本機のデメリットというよりも、向き不向きの問題です。
ただ、唯一向き不向き関係なく気になることがあります。
USBポートの差し込み口の作りが、少し粗く感じられることです。
多くの機器では、差し込んだときにカクッという「今ささった」とわかる確かな感触があります。それが本機にはほとんど感じられず、きちんと差し込めたかがわかりにくいです。
個体差はありそうですが、少なくとも差し込み口の作りにクセがあるということは事実です。
モバイルバッテリーを使用しているときはケーブルが揺れたり、ケーブルと手が当たったりすることも多いです。そのときに抜けてしまったりすると、不便に感じられます。
CIO SMARTCOBY Pro PLUG 30Wのバランス型の充電器!
ここまで、SMARTCOBY Pro PLUG 30Wの充電性能や使い勝手などについてレビューしてきました。
本機最大の魅力は、2-in-1で出先でも自宅でも充電できるうえに、2ポート同時使用で30W+12W充電ができるところにあります。この部分に少しも魅力を感じない方には、向いていないガジェットです。
ただ、少しでも魅力を感じるのであれば、本機は非常に向いています。出先でも自宅でも便利に充電したいという方、性能のバランスがいい充電器・モバイルバッテリーが欲しいかたはぜひ購入を検討してみてください。